現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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面背胸腹

2013-02-24 | 本を読みます
言志四緑にあった。そのうちの、一冊、言志録の第19条、タイトルが、面背胸腹である。最初の頭脳は、訳文に顔面とあり、訳文がまた、頭脳と言い換えている。それには、頭脳が冷静になれば、正確な判断がなされる、背中が暖かであれば、人を感じ動かすことができる。胸中何のわだかまりも無ければ、人を寛大に受け入れることができる、腹が充実してしっかりしておれば、泰然として物に動じない、と見える。 背中が暖かいとは、言いえて妙だ。 . . . 本文を読む

立ち腐れすることはあった?

2013-02-24 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 651 は 首相が立ち腐れする を、例題にしている。立ち腐れ を、立ち枯れ と、ともに用語としてみて、立ち腐れする という言葉はない、と解説するのは、やはり、おかしい。立ち枯れすると言ってもいいのなら、立ち腐れすると言ってもいい。立ち枯れる に対して、立ち腐る が、あっても不思議はないのに、それがないと説明するのも、立ち腐れる という語があるのだから、枯ると枯れる、腐ると腐れると見れば、立ち腐る、が、ないとしても、立ち枯るがなくて立ち枯れるがあり、立ち腐れる、が、あり、立ち腐れスルということができる、と解釈してもよいのである。日本語の動詞の組み合わせを不可解と言い切るのも、コラムの解説としては、いかがなものか。  . . . 本文を読む

ここから始まった?

2013-02-24 | 本を買いました
戦争と文学 全20巻 集英社 創業85周年記念企画 別巻1 全巻を買った。  第6巻は、日清日露の戦争。第4回配本で、2011年10月発行。攻の字をつけている。近代篇、5冊のうちの1冊目。通巻のシリーズが変わる。明治の戦争に文学が挑みかかった、とあるが。はたして、どうか。原田重吉の夢、から始まる。文学作品はフィクションであるし、戦争はノンフィクションであるし、日清日露はフィクションもノンフィクションもない、極めて重い事実であるから、そこにどのように挑んでいたのかとなる。巻頭の作品が、先の、日清戦争異聞、萩原朔太郎である。 . . . 本文を読む