戦争と文学 全20巻 集英社 創業85周年記念企画 別巻1 全巻を買った。 第3 巻は、冷戦の時代。第16回配本で、2012年10月発行。謀の字をつけている。冷戦の時代に育った思いからすれば、それはやはり戦争であったのかという思いだ。それがいつから始まった戦争であるかと記憶にはない。ベルリンの壁の崩壊をその終わりのことと、とらえれば、ベルリン封鎖ということがあった、それはしかし、知らない。ものごころつこうにも、その事実はすでに封鎖された東西ドイツであった。戦争が終わってまた戦争が続いたと理解するには、日本の敗戦がもたらしたものは、なおそれから、3年を経て、翌年の1952年に条約発効となる4月28日、実質、日本の占領時代が終わりを告げる、それはまた進駐軍から連合軍の支配へと勝者の基地支配を受け入れて新生した日本国が始まることなのだが、その状況下に冷戦時代を受けとることになる。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 754 は 運命のドラフト会議 を、例題にしている。いかにも日本語らしい。一見して見出し語か何かであるが、これを文脈に戻すとどうなるか、タイトルなどの見出しにはその意味するところを凝縮して表現するから、運命の と聞けばそこにすでに、の を介した日本語表現を読み取る。運命の出会い、運命のチャンス とでもなって、それはなんのことだろうかと、日本語を手繰り寄せるのである。命運を決めるとでも読むのが通常だ。ただ、ドラフト会議 というのもわかるようでわかりにくいが、このネーミングが由来する徴兵とか選抜とかになると、それはまさに運命なのであるから、運命が決まるとか、運命を決めるとか、それで徴兵されたなどというのはもってのほかだが、野球選手の、チームからの選抜くじと思えば、運命のドラフト会議 のほうがすわりがよい。 . . . 本文を読む