お話しを伺っていると、この建物は「キリスト友会」の教会堂の建物であることが判明。
お話ししてくださったのは、日曜日だけここを開いているAさん親子。
ずっとここの管理をされている。お父様はなんと99歳だそうで、この建物は大正12年(1923年)の築だと言います。
総覧やヴォーリズ事務所のリストとは1年違っているけれど、ほぼ合っています。
そして古いアルバムの中から興味深い宝が溢れ出してきました。
この建物の竣工当時の写真がこれです。
不鮮明なので、今の建物とちょっと壁が違ってる風に見えますが、
どこかで見たような雰囲気です。
そうです。近江八幡にあった明治20年築の旧YMCA会館(下の写真)
に似ています。
そして、ヴォーリズさんの写真もありました。
近江八幡の吉田邸の前で写したものです。一緒に写っているのは、
吉田悦蔵さんです。
それから吉田悦蔵さんの奥さんの吉田清野さんの写真もあります。
エリザベス・ビンフォルドさんと吉田清野さんと交友も見えてきました。
Aさん99歳は凄い記憶力。
Aさん自身がまとめたアルバムを見るとこの教会堂の設計はヴォーリズと書いて
らっしゃる。直接聞いたお話しでは、宣教師のビンフォルド夫妻が設計したと
おっしゃる。
何しろ古い話なので仕方なし。
アルバムには近江八幡以外にも軽井沢の写真もあります。
最新の画像[もっと見る]
- 「まちかどの近代建築写真展in大阪XIV」(通算第78回) 6年前
- 世田谷の洋館 8年前
- 「静坐社」訪問 8年前
- 並河靖之七宝記念館の敷瓦 8年前
- 山崎のねじりまんぽ 8年前
- 4月がスタートしました。 8年前
- オーライタローさんとコラボします。 9年前
- 常滑INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館企画展 9年前
- 常滑INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館企画展 9年前
- 「まちかどの近代建築写真展in 郡山」(通算第44回) 9年前
貴重なお写真を資料に使わせていただいてよろしいでしょうか。
素人の仲間内の研究に、ヴォーリズをテーマに発表します。
ビンフォード夫妻の下で、育てられた清野さんのことは、「蒔かれた西洋の種」という川崎衿子さんの本で知りました。大変興味のある内容ですので、後ほど記事も読ませていただきます。
今更でごめんなさい。
写真、使ってください。