哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

酸ヶ湯温泉に浸かる -十和田・八幡平への旅2022③-

2022-06-13 20:18:00 | 銭湯・温泉
北東北を巡る旅、初日は盛岡散策から雨模様でちょっぴり残念だった十和田湖・奥入瀬渓流を経て、今日の宿泊地「酸ヶ湯温泉」へ向かいました。

なんと・・・十和田・奥入瀬がどんより曇天だったのに、酸ヶ湯温泉に着くころには晴れちゃっいました。(なんという…気まぐれな天気!!)

酸ヶ湯の建物の上には、夕日を浴びる明日行く八甲田山の大岳が見え隠れしています。

八甲田山ろく標高900メートルのところにある酸ヶ湯温泉は、泉質が硫黄泉の湯治場として古くから知られ、また「ヒバ千人風呂」とよばれる大きな混浴施設があり、老若男女想い想いに湯を楽しむことができる名湯です。

泉質は公式には「酸性含む二酸化炭素・鉄・硫黄・アルミニウム硫酸塩塩化物泉」とまぁ複雑なもので、これ見ただけでも効能たっぷりの温泉です。

奥深い湯治場の雰囲気と、良質な湯がもたらす様々な効能が人々の心をカラダを癒し、古くからの湯治場として数日滞在していく人もいて宿泊施設が併設されています。

  

酸ヶ湯に到着し今日一日の疲れを癒す意味で、早速その名物である「ヒバ千人風呂」に入湯します。

総ヒバ造りの広さ160畳、4つの湯船で構成された混浴風呂です。(混浴はもちろん初めて)

白濁していて、ほんのり硫黄の香り、湯温は43度くらいでしょうか、薄暗い室内で湯治客が想い想いに湯を楽しみ、雰囲気に癒され、カラダを湯にゆだねて時の経つのを感じます。

混浴ですが衝立があったり、入浴時間を指定したりして、混浴というスタイルに配慮が施された形での入浴となっています。(女性向けには入浴専用衣類も用意されていました)

ちょっとシーズンを外した時期ですので、湯治客は少なく独り占め状態で、時の経つのを忘れて湯に浸かり、瞑想にふける面持ちでヒバ千人風呂を思う存分楽しみました。

普段は街中の銭湯を巡っていますが、混浴といい、湯治場の雰囲気といい、日常では味わえない貴重な体験を酸ヶ湯で楽しみ、すっかり癒されました。

 



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十和田湖・奥入瀬渓流へ -十和田・八幡平への旅2022②-

2022-06-13 18:02:08 | 行ってきました
今回の旅は梅雨の時期ですので多少の雨は覚悟の上ですが、最初の訪れた盛岡の街が晴れ模様であり「これは…」と思ったんですが

やはり所変われば・・・で次に向かったメインスポットの一つ「十和田湖」周辺はどんよりとした風景となりました。

盛岡からはクルマで移動します、高速に乗って北上しぐんぐん高度を上げて青森と秋田にまたがるカルデラ湖「十和田湖」に向かいます。

天候が晴れ模様であった盛岡からだんだんと十和田に近づくにつれ雲行きが悪くなり、十和田への山道に差し掛かると雨が落ちてきました。

 

けっこう登りに登ったころ前方が開けて十和田湖が一望できる展望台に到着。休みがてら展望してみると「湖面の青とどこまでも続くみどり一面の山並み・・・」ではなく

雲と霧がたたずむモノトーンの湖がそこに広がっていました。(言葉替えれば幻想的な・・・って感じ)

でもどこまでも続く雄大で広々とした十和田湖は言葉もなく見入ってしまうくらい魅力あるものでした。

湖畔に到着しても遠方の眺望はなく、静かな湖面を眺めるだけなので続けての奥入瀬渓流に向かいます。

 

十和田湖から流れ出した奥入瀬川が渓流となって流れゆくもので、随所に滝が存在し遊歩道・車道から眺められる景勝地になっています。

ここも事前の持ち合わせたイメージだと、奥入瀬のせせらぎと木々の新緑・紅葉がまるで絵画のごとく魅了するものでありましたが、十和田湖とどうように曇天の曇り空の下

しかも「なんか、水多くない?」…雨のおかげで水量が多くなっており、せせらぎというよりは緑の中をとうとうと流れ落ちる川となっています。

渓流のイメージは水の流れと岩・石が織りなす調和ある渓谷美というものがありますが、そういうのも飲み込むような勢いある渓流です。

 

途中にある有名な「銚子大滝」も見ごたえある迫力で、脳裏に焼き付く魅力あるものですが・・・やはり事前のイメージとはちがう奥入瀬の姿とはなんか違います。

うっそうとした木々の緑と川の流れを見るだけででも充分癒されるものではありますが・・・車からの眺めでじゅうぶん奥入瀬を満喫して、この先にある1日目の宿泊地「酸ヶ湯温泉」に向かいます。
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プロローグから盛岡へ -十和田・八幡平への旅2022①-

2022-06-13 17:06:23 | 行ってきました
いつもなら列車を乗り継いでの旅を計画を立てて年一回行っていますが、列車だとどうしても行動範囲も限られます。

日本国内は結構制覇している中で、そんな各地への旅の空白地帯を穴埋めする意味で、2022年今年の旅は東北地方の北部「十和田八幡平国立公園」周辺へ新幹線とクルマを利用しての2泊3日の旅を計画しました。

国立公園内の観光スポットとしては、十和田湖・奥入瀬渓流・八甲田山・八幡平・・・そして周辺には岩手山・岩木山といった独立峰のシンボリックな山々と点在する秘湯温泉(今回は酸ヶ湯温泉)などがあり

東北地方も広いですからね、2泊3日の旅としても結構盛りだくさんな内容で計画を立てて巡る事となりました。

 

朝一番の新幹線で東京を出発、まずは今回の起点となる“みちのくの小京都”盛岡まで一気に・・・「東北新幹線はやぶさ」はぐいぐいと北へ北へと・・・速いですね、わずか2時間ちょっとであっという間に到着しちゃいました。

いままでの東北のイメージは「♬みちのく~♬」って感じで、ちょっと遠いイメージがありましたが、こんな短時間で着いてしまうと「はるばる来たぞぉ…」と旅行気分の雰囲気もなしに一気に着いちゃった感じです。

新幹線がなかった頃を想うと、いやはや便利になったなぁ・・・でも旅行気分はなんかピンときませんもの・・・。

  

東北地方では仙台に次ぐ都市である盛岡は、旧南部藩のおひざ元で古くから繁栄を横臥した街でもあります。

したがって街中には古くからの街並みや、歴史的建造物が数多く点在して残っており、旅の始まりとして盛岡の街を散策することからスタートです。

旧南部藩盛岡城が昔の街の中心地に鎮座しており、その周辺を散策すると国の重要文化財「岩手銀行(旧盛岡銀行)の本店本館(赤レンガ館)」がありました。

1911年の落成で100年以上前の建造物が朽ちることなく現役の構造物として存在しており(銀行業務は廃止)、無料で内部見学ができます。

   

ルネサンス風のレンガ造りの建物は威厳際立つものですが、内部も「これぞ銀行」と言わんばかりに重厚で、また装飾もその当時の繁栄を表すかの如く一品一品が見る価値あるものになっています。

市内には江戸の武家屋敷・町屋風景を残す地域があり、また明治大正の近代的なデコレーションが施された建物群がいたるところにあり、栄華・繁栄をきわめた街、盛岡の魅力に触れる事ができました。




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