藤田嗣治、全所蔵作品展 -MOMAT-

“ＭＯＭＡＴ”東京国立近代美術館でＭＯＭＡＴコレクション特集として

「藤田嗣治　全所蔵作品展示」がおこなわれています。

　　

この美術館の「ＭＯＭＡＴコレクション」で初めて出会った戦時下の大型絵画から

その写実的な大作を目の前に感動すら覚えた事がある「藤田嗣治」の全所蔵展示ですから

予告されてからは、“行かなきゃ行かなきゃ”と、今日は期待を込めて訪問と相成りました。

もうおなじみの自画像（おかっぱ髪に丸メガネ、猫がかならず寄り添う）から始まり、戦時下の迫力ある大型絵画１４点が一挙展示されていて、

あらためてその迫力と繊細さに敬服いたします。

フランスでの修業時代、旧日本海軍の嘱託での戦争画、ふたたびフランスへ向かい洗礼をうけての生涯をこの作品群は一気に見させてくれます。

藤田嗣治はとっても写実的で、わかりやすく、メッセージ性をともなっても絵画をより身近なものにしていただいた画家のひとりです。