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独り居の充実ライフを求めて!

ご訪問を頂きまして有り難うございます

歌友の著書他、素敵なプレゼントを頂きました

2015年06月13日 15時16分29秒 | 短歌

                       刊行によせてより(転載)

               優しいカメラマンによる、穏やかな植物写真とエッセイ集

福田洋さんは、千葉県の野山を車で足繁く訪ねられ、季節の折々の植物の姿を写真に収められると共に、新聞の連載などで好評を博しているお方です。
その写真は、円満な福田さんの人柄を反映して穏やかで明るくかつ正確で、「千葉県植物誌」にいくつもの写真をお借りしました。
千葉県は意外に広く、房総丘陵の谷は急峻かつ地形が複雑で、植物相は豊かです。
今後も元気に、房総の植物をカメラに収め続け、千葉県の希少植物の保護に役立てるとともに、われわれの眼を更に楽しませて下さることを期待します。
以上、元千葉県立博物館副館長様のお言葉をご紹介させて頂きました。
 



写真集より私の好きなお花の一部ご紹介(お写真の下に詳しい説明がありますが省略させて頂きます)

      ハンカチノキ(オオギリ科)   2013.5.4撮影 5.12掲載                ハナイカダ(ミズキ科) 


富山県の旅から帰宅しましたら子供たちがリビングのテーブルに新聞や手紙をおいてありました中にゆうーパックが届いておりました。
歌友の 岩津様からでした。
2週間にわたる日本丸クルーズからお帰りになったばかりですのに、沢山のお土産に、ご友人がまとめられた「散歩道の植物」の著書の  も頂きました。
「短歌を詠むときの参考になれば・・・」とご丁寧にお手紙も添えていただきました。
身近な植物に親しみやすく説明を頂いております著書ですのでここにご紹介させて頂きました。 

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平成26年度 NHK 全国短歌大会開催される (TV放映よりご紹介)

2015年02月09日 00時00分07秒 | 短歌

                      平成26年度 NHK 全 国 短 歌 大 会 開 催
                       日 時 
平成27年1月24日(土) 午後1時から 気温

                       会 場  NHKホール 
                   NHKEテレ放映日 2月7日 (土) 午後3時 ~ 4時 による記録です。 


                会場NHKホール受付風景
 
                 字幕より                        壇上に勢揃いされた審査員の先生方と入賞者の皆様
 
        応募者21,517首の結果、入選は4,712首

平成26年度 NHK全国短歌大会受賞作品決定
http://www.n-gaku.jp/taikai/tanka/h26/index.html  より転載させて頂きました。

平成27年1月24日(土)に東京・渋谷のNHKホールで行われた大会には短歌愛好者が多数来場し、新春にふさわしい華やかな大会となりました。
舞台では15名の選者と特選者が一堂に会し、加賀美幸子さんの作品朗読、選評、特選者の感想などが披露されました。

今年は、戦後70年にあたる節目の年。
また、昨年は和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、平和への願いと、日本の文化や伝統をあらためて振り返る気持ちを込めて、題詠を「和」としました。

ご応募いただいた作品は、題詠、自由題とあわせて、21,517首。
今回が2回目となる「近藤芳美賞」(新作15首部門)には、435組の作品が寄せられ、ジュニアの部には、幼児・小学生・中学生をあわせて20,888首のご投稿をいただきました。
ジュニアの部では、「NHK短歌de胸キュン」に出演の、えりちょす・寿るい・鈴木あやさんと選者の古谷智子さんの進行で、大会大賞作品が発表されました。
大会のハイライトとして、終盤に「大会大賞」の発表がありました。

選考について(入選作品集より転載)
ご応募いただいた作品は、題詠、自由題とあわせて、21,517首。
その結果、4,712首を入選といたしました。
この入選の中から15名の本選選者により、それぞれ特選3首、秀作25首、佳作55首が選ばれました。
以上の選の結果をもとに、選の重なりなどを考慮し、今年度の大会大賞、年輪大賞、などを決定いたします。
特選、秀作作品につきましては賞状をお贈りいたします。
なお、佳作、入選作品は『入選作品集』への掲載をもって、賞状にかえさせていただきます。

 

ジュニアの部には、20,888名の幼児、小・中学生からひとり1首ずつの応募をいただきました。(入選作品集より転載)


ジュニアの部の発表の字幕に 20,888首 と放映されておりますが不鮮明です




    大会が終了して入賞者の皆様と27年度のお題の発表

最後に、わが結社 『軽雪』 のお仲間の入選者のご紹介をさせて頂きます。

秀 作
  CTのドームに入りし我が体機器は我より我を知るなり              立野様 男性
  少しづつ亡母(はは)に似てきし実家(さと)の姉胡麻和えの味手の甲でみる    岩津様 女性

入 選

  転がる子橇(そり)ですべる子泣きだす子江戸川土手の冬陽温とし         岩津様  女性 (秀作に続いて2首めは入選)
  ふる里の山の小道の木洩れ日を両手にすくい持ち帰りたし               O様  女性
  十六夜を仰ぎ吹かるる自が髪の僅かに女の名残り匂ふも                K様 女性

  鎮魂と思慕を詠みたるわが歌の百首となりぬ南海の父よ               私の歌です

私は、2回目の投稿でしたが、応募者数21,517首の中から入選4,712首の1首に選歌を頂き、『平成26年度NHK全国短歌大会入選作品集』 の千葉県入選者のページに名を連ねて頂きました。
おかげ様で戦後70年の節目に父を偲ぶことが出来ましたことに選者の先生方に感謝を申し上げておりますところでございます。                                           
私事も含めて最後までご覧頂きまして誠にありがとうございました。
 

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『月見草』短歌通信のご紹介

2014年12月20日 21時28分03秒 | 短歌

                      
いつもお世話になっております岐阜県にお住まいの大切な友人matsubara様から短歌通信『月見草』第26号を拝受致しました。
巻頭のお言葉「万葉集のこと」よりmatsubara様のご熱心なご指導振りをご紹介させて頂きます。

「万葉集のこと」
地元の町公民館でここ10年ほど毎月短歌講座を開いています。
日本最後の文人と言われる早川幾忠先生の著書を参考にして話しを進めて来たのですが、ついに最後の大伴家持の歌にたどり着きました。

文法的なものより、主に万葉集を鑑賞をしてきました。
4500首全部著書には取り上げておられません。ここまで鑑賞してきたのだから、今度は本格的に原語から取り組もうということになり、第1番歌から入ることにしました。
資料はネットで発表している人の大学院論文からです。本人にも了解を得ています。定年後大学院に学ばれ学位を取得されました。この態度も学びたいものです。

早川先生は故人ですので、そのご子息の国際日本文化センター教授の早川多聞先生に了解を得ていました。
幾忠先生は、和歌の他に枇杷も演奏され、篆刻もされ、その注文主の中には、小林秀雄や白洲正子さんもおられました。

以上にご紹介の『月見草』の素敵な題字はmatsubara様、平成元年が創刊と伺いましたので、平成26年は26年目。A5版、50ページの作品集です。
表紙絵についてmatsubara様は、テーマの白い花は、タカサゴユリ。表紙絵作者の谷さんは、考案するにも、白い花を選ぶ楽しみもあり、アイディアも湧くそうで安心しました。
と、語って居られます。


又、matsubara様は12月19日(金)公民館短歌会 104回目 今年最後の短歌会を催しました。ゆっくりしたペースで万葉集を読みすすめています。
4番歌だけでも資料は1ページ半。詳しい解説を読むと、漢字だけの原典の歌を見てもさほど驚くこともなく読めそうです。

以上はブログよりご紹介させて頂きました。

ご紹介のmatsubara様にご指導を頂き、『月見草』の貴重な紙面に未熟な歌を加えて頂けます幸せに感謝を申し上げましてご紹介とさせて頂きます。

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平成26年7月6日~7日 『輕雪』短歌教室「洸の会」吟行会

2014年07月09日 22時11分02秒 | 短歌

       
              
短歌雑誌 「輕雪」 隔月刊

「輕雪」千葉歌会(洸の会)= 「煌めく水の流れのように光り輝く歌を詠みましょう」は現在12名の会員で編集発行人 鶴岡美代子先生 のご指導を頂いております。
7月度の「洸の会」は 国民宿舎「サンライズ九十九里」の会議室に会場を移して下記日程にて開催致しました。

     日   程  平成26年7月6日(日)  ~ 7日(月) 時々小 1泊2日
     宿  泊   地  国民宿舎 「サンライズ九十九里」
     集   合     千葉駅前集合 10:30 出発 10:50(小湊バス4番より)
           乗車時間 約50分
     参 加 者   7名
     歌   会  14:00 ~ 16:30 (事前に2首提出作品について)

宿泊先=国民宿舎 「サンライズ九十九里」 のご紹介(HPより)

 

千葉県房総半島東岸、九十九里浜に舟の帆のようにゆったりとカーブを描いて建つ個性ある外観が、九十九里浜のシンボル的な存在となっているホテルです。
太平洋を眼下に望む全室オーシャンビューの客室、展望大浴場から眺める「日の出」は最高です。

歌会前に浜辺の散策 「智恵子抄詩碑」の見学

 
石碑は国民宿舎「サンライズ九十九里」の裏手にあります。
高村光太郎の妻智恵子は昭和9年半年ほど九十九里で病をいやしました。碑には高村光太郎の「智恵子抄」の中の 「千鳥と遊ぶ智恵子」 が刻まれています。

九十九里海岸の散策
 
              どこまでも続く美しい砂浜と雄大な太平洋を一人占め!魅力的な九十九里浜を散策
海辺の植物
「コウボウムギ(弘法麦)」(HPより)
単子葉植物カヤツリグサ科スゲ属の多年草。砂浜に群生する海浜植物のひとつ。
かつて茎の基部の分解した繊維でを作った。また、果実が食用にされた例もある。
名前の由来は、弘法麦で、筆を作るのに使われた事から、筆ならば弘法大師様だ、というようなことであるらしい。
別名としてフデクサというのもある。 

「はまゆう」(HPより)
ヒガンバナ科ハマオモト属 常緑多年草。生育環境は海辺  花期は7~9月
ハマユウ(浜木綿)は関東以西の本州~四国、九州、沖縄に分布し、海辺の砂地に生える常緑多年草です。
花は夕方に開き始めますが、夜中が最も美しく、強い芳香を放ちます。
これに誘われて大形のスズメガ科のガ(蛾)が、蜜を求めて訪れ花粉を媒介します。
受粉して果実が成熟すると中から種子が出ます。
種子は海流に乗り、別の海岸へ漂着して発芽することもあります。

  
            コウボウムギ(弘法麦)                 智恵子抄詩碑の近くに咲くはまゆう

はまなすの花と実(HPより)
東アジア温帯から冷帯
にかけて分布する。

日本では北海道に多く、南は茨城県島根県まで分布する。主に海岸の砂地に自生する。1m~1.5mに成長する低木。
5月~8月に開花し、8月~10月に結実する。
現在では浜に自生する野生のものは少なくなり、園芸用に品種改良されたものが育てられている。
果実は、親指ほどの大きさで赤く、弱い甘みと酸味がある。芳香は乏しい。
ビタミンCが豊富に含まれることから、健康茶などの健康食品として市販される。
のど飴など菓子に配合されることも多いが、どういう理由によるものかその場合、緑色の色付けがされることが多い。
中国茶には、花のつぼみを乾燥させてお茶として飲む玫瑰茶もある。
玫瑰茶の読み方は?(HPより)
玫瑰をマイエまたはマイカイと読み、中国で採れる紫色の美石で、この石の様子をローズヒップティの茶葉の見た目に当てはめたようです。

                     
 
             
は ま な す の 花                      は ま な す の 実

宿泊先の「サンライズ九十九里」の裏庭に花と実を見つけましたのでご紹介をさせて頂きました。

HPの説明に結実は8月~10月とありましたが、温暖な地方ですので早々に実らしきものを発見  でした。

歌会 14:00 ~ 16:30

  
    歌会開始前の一休み、全室オーシャンフロントにて              歌会を前に先生を囲んで             

歌会では、最初に鶴岡美代子先生の講話「詠み手と読み手」を拝聴しました。
その後、定例会となりました。事前に提出されました18首の作品について1首ずつ、皆様が活発に感想、意見等を述べ合い、最後に先生のご指導を頂きました。
楽しく、充実したひとときでした。途中、幹事の宮原様のご配慮を頂きました タイムがありました。

本日の高得点歌    人住まぬ生家に遺れる仕立台篦(へら)うつ母の姿思ほゆ      KI様
次   点   歌
  雷鳴に背を押されつつ林間をひたすら歩む九輪草尋(と)めて    A 様
           ウエディングの行列続き教会の清らな鐘の音その列包む       MI様
                                シベニク 聖ヤコブ教会
楽しい懇親会 18:30 ~
 

       懇親会は初夏グルメ 海鮮鉄板焼きコース」              楽しい懇親会開始に乾杯

 
            お世話を下さるMI様                 美味しいお料理を頂きながら会話も弾んで

出席者全員に鶴岡美代子先生ご揮毫の  を頂きました

     「地中より呼ばるるここち縄文の代の貝片が靴裏をつく」

の書をいただきました。
このお歌は、全国的にも有名な千葉市加曽利貝塚遺跡を題材とされ、何度もここを訪れて14首を制作され、
平成4年度の千葉県短歌賞を受賞されました作品の1首と伺いました。
先生に直接ご指導を賜り、思い出に残ります吟行会となりました。
幹事役をお引き受け下さいましたMIさま、ご配慮の程に心から御礼を申し上げます。
先生、幹事役のMIさま、そしてご一緒させて頂きました皆様、有り難うございました。
御礼を申し上げます。

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有難い「とげぬき地蔵尊の御守り」を頂きました

2012年07月02日 07時00分00秒 | 短歌

                  
短歌教室の先輩が私の体調を気遣ってとげぬき地蔵尊の御守りを頂いてくださいました。
「お手紙の一部より」
とげぬき地蔵尊の御守りを同封致します。このお地蔵さんは諸病に霊験があると評判です。
枕の下などに入れてお休みなさっても良いと思いますし、御身につけて持ち歩かれても良いと思います。
どうぞお大事にね。
少々お節介なことをしてしまいましたが、oko様のご快復を心こめてお身ぬぐいして参りましたのでお収め下さい。
上記の温かいお言葉を添えてお届け頂きましたことに、とても有難く心から感謝を申し上げております。
お教室は何ヶ月も欠席して御心配をおかけしておりますが、詠草の印刷は今まで通りさせて頂きますので皆様によろしくお伝え下さいませね。
私自身の作品も欠詠せずに提出出来ますように指を折っております。
この度はご心配をおかけしておりますのにわざわざお出かけ頂き、ご厚意を頂きまして心から御礼を申し上げます。

誠に有り難うございました。

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平成23年度 NHK全国短歌大会開催される (TV放映による)

2012年02月05日 22時22分30秒 | 短歌

         

                   日 時 平成24年1月21日 (土) 午後1時から 
                     会 場 NHKホール
                 NHKEテレ放映日 2月5日 (日) 午後3時 ~ 4時

 
                       壇上に並ぶ選者の先生(赤いリボン)方及び入賞者の皆様

1月21日に行われました短歌大会には残念ながら参加することができませんでしたが、友人から  いただきました
「入選作品集」 を拝見しながら、入賞作品の講評を学ぶことが出来ました事に幸せに感謝を致しました。鶴岡様
、ご厚意の程に本当に嬉しゅう御座いました。
心から御礼申し上げます。
NHK松本会長ご挨拶より (転載)
(前略) 今回お寄せいただいた作品は、題詠 「立」 は 6,249首、自由題 17,590首あわせて 23,839首にのぼりました。
今回の題詠である 「立」 では、世代や環境の違いを越えて、暮らしあるいは人生を見つめ直し、自らの心と言葉のあり方を模索した作品がとりわけ目につきました。
また今年は、東日本大震災からの復興への願いや家族の絆、ふれあいをテーマとする作品が多く寄せられました。(後略)

              

題詠 「立」 大賞作品2首 のご紹介

     

題詠 「立」 特選作品の一部をご紹介

  
       
                                           100歳のばばちゃまとお孫様
栗木京子先生評
 
米作りの大ベテランである百歳の女性。稲穂を手に取れば最適な刈り入れどきを言い当てることができる。
「刈ってよし」とお墨付きの与えられた稲田は輝いているに違いない。畔に立つ女性の姿はどこか神々しく見え、豊かな読後感の広がる1首である。と評されました。
「百歳のばば」ではありませんでしたが、幼い時にこのような自然に触れ、多くを経験しました光景が甦り、
とても懐かしく、自然の素晴らしさを学びました。

                
「自由題」 大賞作品3首 のご紹介

 
                 
3人の選者の先生方に講評を頂く村上様 (前列左)

 
                                   保苅澄子様  と大島史洋先生 


花山多佳子先生選

津波で道も家ももうなく海が広がるばかりなのに、カーナビはもとのまま指し示す。「迷うことなくゆけ」という表現に、失われた場所への悲しみが強く発信されている。
自然の脅威とカーナビという文明器機の対比が印象的。大会当日は、ご両親が住んで居られたご実家の取り壊しの日で在りましたことに欠席とご紹介されました。

年輪大賞 高齢者のお方からの1首 のご紹介


88歳をお迎えになられましたとご紹介がありました

若い世代賞 30代までのお方からの1首 のご紹介

 
永田和宏先生選
帰らぬ人をひたすら待つ日々。日常の生活は否応なく時間を刻むが、繰り返す起き伏しも「まばたき」のごとく儚く、実感からはほど遠い。
あなたをまさに目にするまでは一日たりとも過ぎて欲しくないという思いなのである。
「あなたが帰る日までが一日」が切なくも美しい。
作者に会うまでは、もしかして、震災で亡くなった方を?とも思いましたが、震災関係で単身赴任されたご主人を詠まれましたことに少しホットしました。と語られました。

 「自由題」 特選作品の一部をご紹介

 

 

 
 

 
   上記8首は、比喩の素晴らしさ、家族、子ども、ご自身のこと等、感銘を受けた歌をご紹介させて戴きました。

             
          
「ジュニアの部」 大賞作品6首 のご紹介
ジュニアの部の歌の紹介は作者自身の声で紹介されました。

 

 

 

          
           前列左から朗読 加賀見幸子様・選者 尾崎左永子先生・総合司会 濱中アナウンサー

作品受付は7月からと放映されたように思いましたが、募集要項がまだ発表されていないように思います。
まだ挑戦したことは在りませんが、何時の日か作品を送ってみたい! 沢山の皆様に勇気をいただきました貴重な時間でした。

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歌集 『日付変更線』 を頂きました

2011年12月08日 21時51分53秒 | 短歌

            
鶴岡美代子先生 第4歌集 『日付変更線』 上梓 おめでとうございます

著者 鶴岡美代子先生は、昭和61年 「軽雪」 入会、土屋正夫先生に師事。
土屋正夫先生が2007年7月27日 (92歳) でご逝去後、結社誌 「軽雪」 編集発行人、選者。
現代歌人協会会員
昭和19年の会会員
十月会会員
日本歌人クラブ千葉県幹事
平成20年より今日まで客船飛鳥Ⅱの船上短歌教室担当 (1回の乗船およそ1ヶ月余)
平成23年8月 NHK学園講師就任。
この度、歌集 『緑風抱卵』 (平成18年) に続いて第4歌集 『日付変更線』 を上梓されました。
いつも丁寧に、厳しく、優しくご指導を頂いております先生のご活躍に心から  を贈らせて頂きます。
「あとがき」 より一部ご紹介させて頂きます。
 本書は私の第4歌集である。 『緑風抱卵』 以後の平成18年夏から平成22年の作品の中から440首 
を収録した。 但し、平成22年の作品の一部は次集に入れることにした。
 題名の  『日付変更線』 は、
   朝ドラを四時間おくれで見むとすも受信不可能 日付変更線上
の作品から、友人が選んでくれた。
 私自身、この期間の私にぴったりの題名と思った。友人に感謝している。
            (中  略)
 題名のご揮毫は、金敷駸房氏にお願いいたしました。氏は毎日書道展および創玄展の審査員をはじめ
NHKの大河ドラマの書道指導など広く活躍されておられ、将来日本の書道界を担われるお方です。
 今春の飛鳥Ⅱオセアニアグランドクルーズに講師として乗船され、ご一緒したご縁です。
            (後  略)
とお書きになられております。
先生の沢山のお歌を学ばせて頂きましたことは勿論ですが、題名の素晴らしい文字も印象深く拝見させて頂きました。
尚、題字は写真では黒く見えますが、実際は金文字が輝いております。

11月の短歌教室に於いて 『日付変更線』 について感想を述べ合いました。
男性S様の感想をご紹介させて頂きます。
 題名の 『日付変更線』 がユニークで面白くその由来もいい。この由来からすれば私は、とっくに変更線を通過している。
この線を越した後の毎日が大切だと考えている。

 一読して感じることは、広範囲にわたる事象を極めて平易な言葉で且つ、解りやすく詠んでいることです。
 このことから、読み始めたら次々にページをすすめる魅力を感じました。
440首の歌の中に著者が尊敬
して止まない土屋先生を歌ったものが1割の43首にも上っている。
心から尊敬する師を得ることは至難の
ことで、それを為し得た著者はそのことだけで人生の達人と言えるのではないか。
 生老病死は万人が避けがたいこととはいえ、土屋先生の事となれば特別の感情のあった事が伺える深い愛情を注ぎつつ厳しく指導下さった先生との師弟愛がみごと。

     此の度はいけないようだと吾に告ぐ平成十九年五月お宅で    
     前日が九十二歳の誕生日 「ありがと」 2回が最後のお言葉
     先生の一生思はするご尊顔まこと品位と威厳をたたふ
     遺歌集を編みゐる夜の庭に啼く不如帰もしか土屋先生
     メモ書きの文字はわれしか読み得ぬと遺稿とけふも会話している
他に十九年会の伊東悦子さんを悼む歌にも感動した。

    「馬つ鹿が」 といくたび諭し呉れたりき君ゆきてもう利口になれず
    十九年のメンバーに通知出し終へて君宛のラベル一つが残る
冬の海を見たいとのご主人のつぶやきを聞き逃さない細やかな思い遣り、多くは語らないが40年連れ添った夫婦愛が醸成されて美しい。
    四十年ひたすら働き来し夫の冬の海見たしとつぶやくをきく
     九十九里の冬の落日ながめつつ互みの胸中言葉に出さず
     落日を見届けむと佇めば 「目を痛めるな」 と夫が後方に
  
最後の一首
    駅前のスクランブルの雑踏の人の数だけかなしみあらむ
                                               
 以上
最後のお歌は現代の世相を詠まれましたお歌と、感慨深く拝読させて頂きました。
先生の益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げましてご紹介させて頂きました。

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「年刊短歌集」が届きました。

2011年09月17日 19時52分59秒 | 短歌

                

 『年刊短歌集』 登載通知を頂きました事は先般UPさせて頂きましたが、この度 の短歌集が手元に届きました。
初めて全国版の短歌集に掲載して頂きましたので、私自身の励みとして記録に残したく思います。
作品は10首提出でしたが、五選者の先生方に選んでいただきました5首の掲載でした。

  登載歌 室町の世より受け継ぐ七年祭社の森に祝詞ひびきぬ
      二宮の社に九基のお神輿が集まり安産の神事はじまる
      村廻りの神輿をかつぐ掛け声に数多のおひねり門ごとに舞ふ
      満潮時の産屋の神事両男女(りやうとめ)が盥に立ちてハマグリとりかふ
      有明の月に見守られ産屋では安産祈願の神事のつづく

作品の 「下総三山の七年祭り」 は故郷の大切なお祭りとして七年に一度行われます。

故郷の 「子安神社」 の村祭りには先生をご案内して吟行会を行いましたので、ブログにも2009年 11/21、11/23、11/25 にUPしましたが、
詳しくは下記をご覧頂きたくご紹介させていただきます。
三山の七年祭り」について 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E7%B7%8F%E4%B8%89%E5%B1%B1%E3%81%AE%E4%B8%83%E5%B9%B4%E7%A5%AD%E3%82%8A

下記の写真は2009年のブログより

   二宮神社に集まる九基の御神輿 (11/21より)         産屋 (うぶや) の設営 (11/21より)  

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「年刊短歌集」登載通知を頂きました

2011年07月11日 06時33分26秒 | 短歌

           短歌新聞社発行の 『年刊短歌集』 (第33集) 募集
             作  品  2009年発表又は新作 10首
                応募〆切  2010年9月末日
以上のご案内に 「下総三山の七年祭り」 の作品を初めて応募。結果は
勉強不足を反省して諦めておりましたところ、この度 登載通知 をいただきました。  
初めての応募記念にハガキから転載したく存じます。
     
        『年刊短歌集』 (第33集) 登載作者への御礼とお願い
 先にご応募を頂きました 『年刊短歌集』 (第33集 ・ 平成21年作品) は、この7月中旬に
発行のはこびとなりました。
登載人員 986名、登載歌数 5547首という結果になりましたが、その一首一首は、五選者(沖ななも、高久茂、遠役らく子、波汐國芳、石黒清介)が慎重な選歌のすえ、三選者以上が
佳作として採りあげたものだけに、いずれも重みをたたえた作品として後世にのこるものと信じております。
早速、ご応募いただきましたことに対して御礼を申し上げますとともに、貴殿の登載をご通知申し上げ、心よりおよろこび申し上げます。
 なお 『年刊短歌集』 (第33集) のご注文は返信葉書の申込書をご覧の上、一部でも多くお申し込みいただけたら幸です。
                                                         短歌新聞社

  各  位
以上のようにいただきましたが、浅学の身にとりましてはとても励みを頂きました。
作品の 「下総三山の七年祭り」 は故郷の大切なお祭りとして七年に一度行われます。
故郷の 「子安神社」 の村祭りには先生をご案内して吟行会を行いましたので、詳しくは下記をご覧いただきたくご紹介させていただきます。
 
              三山の七年祭り   http://www.narasino.net/event/7nen/index.html

下記の写真は2009年のブログより

    二宮神社に集まる9神社の御神輿 (11/21より)          産屋 (うぶや) の設営 (11/21より)

       可愛い子ども金棒の皆さん (11/25より)         稚児 ・ 警児の付き添いに正装のお母様 (11/25より)
  
    登載歌10首より    室町の世より受け継ぐ七年祭社の森に祝詞ひびきぬ

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短歌教室と先輩のご厚意に感謝

2011年03月30日 22時25分19秒 | 短歌


                   お赤飯と煮物                       明石特産 「くぎ煮」とぬれせんべい

3月30日 (水) 午後1時からは短歌教室でした。
お仲間の中には傘寿を少し過ぎ、いつも素敵なお歌を詠まれる尊敬する先輩が居られます。
この度の 「洋上慰霊」 参加も喜んで頂き又、無事の帰国をわがことのように温かく迎えて頂き、拙い 「追悼のことば」 にも涙してくださいました。
そして、本日、お教室の帰りに大きな袋を頂きました。
「無事のお帰りを祝って」 と、大好きな 「お赤飯」 を頂きました。 
そして 「がんもとこんにゃくの煮物」、明石特産の 「くぎ煮」、おやつの美味しい 「ぬれせんべい」まで添えていただき、いつもながらの至れり尽くせりのご厚意に感謝を申し上げました。
「洋上慰霊」 帰国後から本日の提出まで、短歌15首と 「洋上慰霊」 の感想文の纏めに昨夜は徹夜同然でしたが、無事に提出を済ませました今宵は特に幸せにご厚意の夕食を頂きました。
Mさまご馳走様でございました。

先輩宮崎様のお歌
  被災せし分校四人の卒業式けなげな謝辞にともに涙す
  日本の救世主たれと妻の言 原子炉防備に鉛の服着て

陸前高田市のご実家とお兄様を失った三浦様のお歌 合掌
  ビルの上(え)に車を押し上げし大津浪十四の市や町壊滅せり
  被災した我が故郷は壊滅す見わたす限りガレキの山なり

故郷とお兄様を失った (行方不明のまま) 三浦様に言葉も有りませんでしたが、幸にして92歳のお母様は、弟様がおぶって山へ逃げて無事でしたこと。
1週間前に何とかお母様を千葉へ連れて来られましたこと等のお話しに耳を傾けて涙の歌会となりました。

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「輕 雪」 土屋 正夫先生 の三回忌の墓参と集い

2009年07月25日 19時31分03秒 | 短歌

     
      土屋先生が主宰された「輕雪」           先輩の皆様と    
              
         日 時  平成21年7月25日 (土) 
         日 程  午 前  墓 参
         午 後  集い  於 築地 日本海
      
蒸し暑い中、神奈川県、東京などから40年以上も先生と交流のありました先輩の皆様方が来葉されました。
幸にもお仲間に加えて頂く機会に恵まれ、先生との出会い、素晴らしいご指導方法など一言一句大切に拝聴させて頂きました。
この度の記事のために「短歌 土屋正夫」で検索しましたら、2年前のことですのに次のように記事が残っておりました。 
       
  歌人の土屋正夫、肺炎のため千葉市中央区の病院で2007年7月27日 死去、92歳。
  1915年千葉県生まれ。教職のかたわら短歌を詠み続けた。
  歌誌 「国民文学」 編集委員、同 「輕 雪」 を主宰。
  99年歌集 「鳴泉居」 で日本歌人クラブ賞。
  ほか歌集に 「黄金比憧憬―土屋正夫第十八歌集」 など。 と記載。

他のHPにも先生の業績が綴られておりますことも嬉しゅうございました。
土屋先生の後継編集者 鶴岡 美代子先生を初め、先輩の皆様方のお話に先生は50人以上のご指導は無理と少人数を丁寧にご指導されましたこと等々。
先生のお気持ちが継承された小さな 短歌雑誌 「輕 雪」 ですが、独り一人のお姿を思い浮かべながら、親しく温もりのある作品鑑賞が出来ますことは浅学の身にとりまして大変有難く、
短歌の心髄にふれ多くを学ばせて頂きました貴重な一日となりました。

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短歌教室 ~ いちはら吟行会 ~

2008年11月27日 20時52分12秒 | 短歌

平成20年11月26日 (第4水)短歌教室「洸の会」は千葉県市原市に場所を移して吟行会を行いました。
先師 土屋正夫先生 のご生家をお訪ねしてお庭に遺された記念碑、書斎、蔵書部屋、遺品などを懐かしく拝見させていただく機会に恵まれました。
又、菩提寺に寄進された 「御手洗」みたらし) に刻まれました御歌見学からお墓にお香を手向け、歌が上手になりますように申し上げました墓参となりました。
    
【 行 程 】 市原市 「五井駅」 下車。 
1.「更級通り」 に京に向かって旅立つ姿の 「更級日記 作者 菅原孝標(たかすえ)の女(むすめ)の像」 見学。
 
2.法光寺 (先生のお宅の菩提寺) ・ 「御手洗の御歌」 見学


「御手洗」(みたらし) は、14年間努められました壇家総代を辞する記念の寄進と伺いました。
刻まれてありましたお歌と共に先生の素晴らしい筆跡にも一同感激致しました。
   先生のお歌  梔子のしろたへの花胸中のあかりとなして眠りをぞ待つ  正夫 
3.墓 参
墓所は菩提寺から少し離れた所でしたが、お日さまが燦々と輝き、土屋先生をお守りしていらっしゃるかのように存じました。
墓誌に刻まれてありますご戒名は 「御手洗」 に刻まれたお歌に因みましたこと鶴岡先生にお伺い致しました。 
ご戒名は  梔 明 院 賦 道 日 正 居 士   合掌
     
                 墓参を済ませて
4.ご自宅訪問
先ずお庭の歌碑を拝見させていただきました。
樹木の影が入って先生のお歌をきちんとご紹介できませんが、お庭の檀(まゆみ)の実を食べに来た小椋鳥の様子を詠まれたそうです。
裏面に刻まれた先生のご功績に一同惜しみない大きな  を贈らせていただきました
   
歌碑  檀の実にふた朝をきてのち見ざる小椋鳥とほくわたりをるべし 正夫   
5.歌 会  於 房総万華園 (昼食)             
          
               K様 お誕生日おめでとうございま  す
       
ご案内役の地元のお方に素敵なお店をご紹介いただきました。
当日は「洸の会」の一番先輩会員のK様がお元気に 歳のお誕生日を迎えられ、K様から  の「ウーロン茶」で乾杯を致しました。
K様お誕生日おめでとうございます。 ご健勝にて益々のご活躍を一同お祈り申し上げております。
 の「ウーロン茶」にちょっと  しましたが、ご馳走様でございました。美味しい昼食の後は、厳しくも楽しいお勉強会を致しました。
今月の入選歌 三首
    
やどりきりそひて黄菊白菊咲く小径花にかがみて香を深く吸ふ  KO様(お誕生日の方)
    悩み事語らふ若者の声聞くも振り向かずに信号まちをり     SA様 
    湯宿にて求めしラベンダーの快眠枕今宵はいかなる夢を運ぶか     S I様
6.国指定史跡 上総国分寺尼寺跡 見学
   よみがえる天平の甍 (いらか) ・ 今ひらく 天平の扉  
尼寺は寺域が全国で一番広く、発掘調査によって付属施設を含めた古代寺院の全貌が初めて明らかになった国分尼寺跡として、昭和 58年・ 61年 に遺跡の主要部が国の
史跡に指定されました。

平成 5年度 には、文化庁の 「ふるさと歴史の広場」 事業として建設した 「復元中門」 と展示館を公開。
平成 9年度 には 「復元回廊」 を公開しました。 (以上パンフレットより) 
         
               
             復元回廊                       寺名を墨書した土器
  
            復元中門                     瓦を積み上げた 「瓦台」
以上の写真はパンフレットより頂きました。
詳しくはこちらへ http://www.rizardon.com/~nakai/kokubuniji.htm                                 

   
   
7.山倉ダム周囲のドライブを楽しみました

山倉ダムの由来  
 昭和30年代 (1955-1964) に、高度成長を支える企業群の誘致策として京葉臨海コンビナートが造成され、山倉ダムは工業用水道の安定 供給源として、千葉県工業用水部
 により昭和37年着工、建設された。

 養老川 (流路延長75.0km,流域面積245.9k㎡,) の、西広取水場 (西広堰上流) から揚水し、貯水。
 流末は、2km下流の郡本浄水場で工業用水処理がなされ埋設管路により、京葉臨海コンビナート(市原市八幡海岸通り・五井海岸・五井南海岸・千種海岸・姉崎海岸に立地
 する企業と、袖ケ浦市北袖に立地する企業) へ、配水されている。

以上、写真と解説は http://lake-champ.com/seacret0077.htm よりいただきました。
8.国指定史跡 上総国分寺跡 見学
 国分寺の建立 (パンフレットより転載)
 国分寺は、今から 1250年 ほど前、聖武天皇の詔によって、国の平和と繁栄を祈るために全国60カ所 余りに建てられた僧寺と尼寺からなる国立寺院で、地方の仏教や
 文化の中心となりました。

 上総国分寺はその中でも規模が大きく、伽藍も良く整った代表的な国分寺といわれています。
                                 

          上総国分寺正門                    「上総国分寺跡」 の石碑  
 
             仁王門                  薬師堂厨子         将 門 塔
                                (市原市指定文化財)    (市原市指定文化財)

      国分寺薬師堂 (市原市指定文化財)            薬師堂天井画 (羯鼓を奏する飛天)
に恵まれた晩秋の一日、先輩お二方のご案内を頂きながら土屋先生の墓参を初め、先生のご自宅訪問に書斎、お庭に遺されました歌碑など、直接目に触れることが
出来ました事は生涯佳き思い出として心に刻まれる事と存じます。

又貴重な施設の見学も念願が叶い、有意義な「いちはら吟行会」が実施されましたこと、鶴岡先生を初め、ドライブを兼ねた素晴らしいご案内を頂きましたお二方様共々
御礼を申し上げます。
  
                                 

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2008年(平成20年)軽雪五十周年記念誌上短歌大会開催 

2008年09月14日 11時25分39秒 | 短歌

               
                   軽雪五十周年記念誌上短歌大会開催
「巻頭言」より
軽雪が創刊されたのは昭和34年で、今年は第50卷、五十周年となりました。
従来、記念行事は合同歌集の出版と祝い旅行などを行って参りましたが、昨年創刊者の土屋正夫先生を亡くしました。
そこで今回は、五十周年と土屋正夫先生の一周忌を兼ねて、7月26日にささやかな集いをもち、誰でも参加できるように、記念誌上短歌大会を企画しました。
遺歌集である第十九歌集 「陶印」 (2008.7/27にUP) もご命日の7月27日に刊行されました。
先生の最後の御歌集をどうか皆様お読み下さり、最後まで短歌に情熱をかけてこられた先生をお偲びして頂きたい。
今日まで軽雪を支えてきて下さった多くの先輩に感謝し、また、新しい会員の皆様がそれぞれ出来ることで授けて下さっている事にもお礼を申し上げます。
これからも皆で向上していきたいと考えております。
誌上短歌大会の選者として外部から大島史洋先生に加わって頂きました。
厚くお礼を申し上げます。
上記の企画に35名の皆さんが参加され、今号発行の「軽雪」に入選歌が発表されました。

大島史洋先生選
 一位  年とれば動物の様に単純でいいかまわりが回っていくもの    SA様
    寸評 こういう飄々とした老いを、私もむかえたい。
       上句から下句にかけての展開にちょっと意外性があり、いいと思いました。

 二位  父の名を書きたし古希を迎ふるに戦争遺児とふ呼び名は消えず  私の歌
    寸評 悲しみの深い歌。びっくりしました。
        どういう状況で出生されたのだろうかと、色々想像したりしました。

 三位  師の逝きて春巡り来ぬあさなあさな見給ひし辛夷咲き満ちをらむ SI様
    寸評 心のこもっている歌。さわやかな感じもいいです。

この度の事に、言葉にならないほどの感激を頂きました。
浅学の身ではございますが、今日までご指導を頂きました鶴岡美代子先生、そしてこの度の選者の大島史洋先生に心から御礼を申し上げます。
昨日、旅行準備のデパート巡りに時間を費やし、夕方遅い帰宅にポストに「軽雪」を確認。
今号には入選歌の発表有りに、早速開封をと思いましたら留守電ありの点滅に気づきました。 
先輩の皆様からの嬉しいお祝いのお言葉でした。 
 
私が短歌を始めました動機は、2000年、レイテ湾に散華した父への慰霊巡拝でした。
ただ一度、父に会ったことのあるような記憶の中で、親戚縁者から聞く父へのイメージが美化され、歳を重ねるたびに懐かしく父を偲ぶ気持ちを歌に詠み始めました。
勿論、素晴らしい先生との出会いがありましたことが一番大切に思う事でございます。
選者の先生にはとてもご心配をおかけしてしまいましたが私は 、父が通信の教官として海軍兵学校に勤務の時に「呉海軍病院」 で出生。
親戚縁者からは誰よりも幸せに誕生しました事を聞かされておりますが、両親の愛情に勝るものはない!と長い間、勿論今も思い続けております。
この度の感激を励みとし、命ある限り鎮魂の歌を読み続けたいと思います。  

鎮魂歌は毎月発行される 日本遺族新聞「九段短歌」に投稿しております。
投稿開始から平成21年10月15日号にて5年めを迎え、貴重な紙面に丁度50首の掲載を頂くことが出来ました。

投稿歌より抜粋

  わが生れし江田島訪へばよみがへる母に抱かれし遠き日恋し 
  呆然と戦死の公報握りしめ若き日の母土間に立ちゐつ 
  なきながら戦死の公報握りゐし若き日の母眼裏にあり 
  かの夏の薄暗き本堂に父の名の白木の箱抱く母は二十五歳
  われ5歳白木の箱に寄り添ひき父の戦死を知るよしも無く
  父戦死(なき)後祖父母のもとで嫁ぎたる母を恋ひたり夜の頬の冷え
  変色の軍事郵便読みをれば非常時国防銃後と続く
  「クレデマツ」の最後の電報色あせて母の遺品の中より出でぬ 
  散華せし父の温もり知らぬ吾に慰霊の旅路波音たかし     (慰霊巡拝にて)
  父の魂乗りゐむ「鳥海」へ届けよとレイテの海へ献花を捧ぐ    (同 上
  再婚をせし母の名を添へられぬ位牌を抱きてレイテを訪ぬ     (同 上)
  三ヶ根山に高くそびえる比島観音五十万のみ霊に慈愛をそそぐ (愛知県三ヶ根山)
  殉国の七士と刻む墓訪ぬお香を焚きつつ心は迷ふ       (同 上)
  ブーゲンビル島にて撃墜されし五十六の搭乗機の椅子赤錆の浮く(山本五十六記念館)
  検閲に本意書けざる文のなか吾の成長ひたすら祈れり
  海軍が海軍がねと語りゐる卒寿の叔母の涙に濡れて
  墓石に海軍中尉の彫り深しレイテに果てし父偲ぶ文字
  父らしき人の背にゐしわが記憶ただ一度の夢かはかなし
  哀悼の「靖国の家」の標識も語るも今や知る人少なし 
  房総の「平和の礎」に刻まるる1600余のみ柱のみ名    (沖縄戦跡巡拝)
  一村の全滅したる跡に建つ「しづたまの碑」に花絶ゆるなく  (同 上)
  訪ふたびに涙にかすむかの日々よ摩文仁の丘に平和を祈る      (同 上)
  過去の日のありて今在る幸せを思ひて八月武道館にあり
  三月十日の映像いく度も繰り返す焼夷弾の雨と焼け跡の叫び     (東京空襲)
  空襲に焼かれし人らの脂にて言問橋に黒じみ残る       (同 上)        
  我知らぬ父の戦歴調べゐる文書の文字が涙にかすむ
  父の名を書きたし古稀を迎ふるに戦争遺児とふ呼び名は消えず (短歌大会第二席に入選)
  正座して玉音放送聴きし日はわれが五歳のあの夏座敷 
  戦争の傷跡深しわれら今語り継ぎゆくも父は還らず
  亡き父を偲びて詠みし歌幾十小さき歌集に収めて供ふ
  父偲び九段短歌に歌詠みて貴重な紙面に五十首となりぬ                          

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8月の短歌教室 ~ 洸の会 ~

2008年08月28日 19時07分45秒 | 短歌

      日  時 8月27日  (第4水) 13:00~16:00 
    出席者 8名 (欠席3名)
    指導者 鶴岡 美代子先生
目覚めましたときは、清々しくヤッタ~   秋の気配のお出掛け日和にうきうきでしたが、午後は残暑に逆戻りしたかのような暑さに見舞われました。
残念ながら3名の会員の欠席でしたが、傘寿を迎えた先輩の皆様のお元気なお姿に身の引き締まる思いでした。
この度は、あらかじめ申し込みをしておりました 「短歌歳時記」 上・下 (短歌新聞社)を求める事から始まりました。
          
帯の説明から 四季折々の名歌鑑賞! 
万葉から現代までの遙かな時のすぎゆく中で、各時代の歌びとたちは、四季の移ろいを繊細な心で詠いとめてきた。     
その数多くの歌の中から、今日の短歌作者が心に響いた季節の名歌を精選、鑑賞した 珠玉の短歌歳時記!     
(上巻は1月 ~ 6月 ・ 下巻は7月 ~ 12月)

短歌新聞に掲載された歳時記を、昭和55年~平成19年までを収録した「短歌歳時記」です
が、執筆者全員ではなく選択され各月、19名~23名が執筆。
その中に我が 鶴岡 美代子先生は、上巻 六月のうたに「六月の風景」執筆されておりますことにとても嬉しく皆さんで  を贈りました。
先生の益々のご活躍を皆さんでお祈り申し上げました。

勉強会にはあらかじめ配布されております22首について、1首に2名ずつが感想・意見を述べ、最後に先生から感想・添削を戴きますがこの度は、3名欠席という事もあり、
何回も意見を述べ
合いながらとても活発なお勉強会になりました。

入選歌には及びませんでしたが、次の4首については、沢山の意見が寄せられました。
     人体より蛆(うじ)を取りしと言うをみな八月六日 黙祷長し          
     イージス艦帰港間近に隙無しや今だ帰れぬ父子の御霊
     グーグルが鮮明に我家を映しをり上空はるか見下ろす眼あり
     華やかに開幕の演技続く中“虚”と“威”の文字が頭に浮かぶ

高得点歌
  ミシン踏む母の面影顕(た)たせゐき簡単服は亡父の白飛白(しろかすり)
    
私の歌ですが、戦死の父が遺した何枚かの白飛白の浴衣から、母が作ってくれた簡単服、今のワンピースですが寂しさの中にも嬉しかった出来事に思いを致しました。

今月の入選歌 4首
     猛暑の日友より届く絵手紙は朝顔の藍すがすがとして
       難しい言葉はなく、詠むだけで涼しさを呼ぶ歌です。 
     早朝の水やり楽し我が菜園猛暑にぐんぐん苦瓜育つ
       猛暑に苦瓜が良い。きゅうりやなすではダメ。
     稜線の切り立つ尾根に雲ひとつ乗鞍岳の夏空高し
       夏空高しが良い。
     こまくさの紅の花目の奥に刻みつつ下山の仕度を始む
       観察が細かくて良い。

積極的に意見・感想を述べ合いながらの3時間でしたが、程良い疲労感にも充実した歌会に幸せなひとときでした。     

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『軽雪』五十周年と土屋正夫先生の一周忌の集い

2008年07月27日 13時20分06秒 | 短歌

              
歌人 土屋正夫先生 は平成19年7月26日入院中の病院にて 92歳 のお誕生日のお祝いをされた翌日、平成19年7月27日 ご逝去されました。 合掌
この度、先生をお偲びして遠方から先輩の皆様がお集まりされました。
お仲間に加えていただき、亡き土屋正夫先生の大切な思い出話を拝聴する事が出来ましたこと大変幸せなひとときでございました。
又、一周忌に寄せて出版されました 遺歌集 『陶印』 に先生のご日常の最後までを拝読できますことを嬉しく思います。
出版までの経緯を鶴岡美代子先生のお言葉から一部転載してご紹介させていただきます。
「編集を終えて」
本書は土屋正夫先生の第十九歌集である。
作品は平成16年から平成19年7月までの作品で、485首である。
これで歌集に収録した歌集は11,276首『榛原』に収めなかった 『軽雪』以前の歌」 を合わせると11,640首である。
           中   略
7月26日、先生の92歳のお誕生日に伺った。
           中   略
私が原稿用紙をお顔の前に差し出し、ボールペンをお渡しすると、横線を一本お書きになった。
横線といっても弧にカーブした。書き易いように紙を捲って次のページを出すと再び同じ 弧線を引いた。 次のページもそうであった。
明らかに同じ事をわたしに伝えたいのだと知れた。しかし、予断を許さないご状態だったので、ご家族のお邪魔をしてもいけないので、その字の意味が分からないまま辞した。
それは、わたしへの先生からの最後の宿題となった。
ご葬儀が終った数日後、その意味が分かった。歌集である。
先生は五月のご入院中に 「おれも歌集を出そうとおもっている。」 とおっしゃっていたからだ。
横線は 「本」 の字の横棒 だが、手に力が入らないので直線にならず弧線となってしまったのだと判断した。
           中   略
題名の 『陶印』 は作品に拠った。
作品の陶印は土屋正夫先生のご尊父の遺品である。この陶印のように、本歌集が皆様の心に永く留めおかれますように祈りを込めて題名とした。
           後   略
以上、一部ご紹介をさせていただきました。
入会間もない私は、鶴岡先生を通して土屋先生のご活躍をお伺いしておりましたが昨年、少し早めの先生の92歳のお誕生日お祝いの会  (2007.4.11にUP) に初めてお目にかかる事ができました。
その折の先生の嬉しそうなご様子を迷  マンが担当させていただきましたことも佳き思い出になりました。
昨年のお食事会に思いして詠みました歌です。

   再びは念願叶はぬ食事会カメラマン役もただ一度にて
   ひとたびを共に語りし先生のお姿永遠にブログに収む

土屋先生をお偲びして

   先生が親しく語る巻頭言もはや学べぬと寂しさつのる
   検索をすれば訃報記事多くしてわが師の偉大さつくづく知るも          
   つつしみて仰ぐ御影の召さるるは大島紬まこと似合ふも        

「軽雪五十周年記念誌上短歌大会」

この行事に35名の方が一首ずつ投稿いたしました。
9月発行の 『軽雪』 誌上で入賞者が発表されます。 
         

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