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クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

定番に憧れる-LAMY2000

2009年12月19日 23時38分40秒 | Weblog

あまり威張れる話ではないが、僕は貧乏性である。新しい携帯電話を買って箱から取り出すとき、石鹸で手をきれいに洗ってからでないと、買った携帯に触れることができない。ホコリっぽい手や、お菓子を食べた後の手が、光り輝く携帯を汚してしまうのに耐えられないのである。したがって、携帯電話ショップの店員が、僕よりも先にその携帯に触れて各種設定をしている様子を、僕はじーっと見守ってしまうのである。その手はきれいか?電池ブタを外すとき、無理な力を加えていないか?頼むから乱暴に扱わないでくれよ、と。

そんなわけだから、最近ふと思い立って購入したLAMY2000も、いまのところ大事に大事に使っている。携帯もボールペンも、気兼ねなく扱ってなんぼの製品ゆえ、数週間も経てば普通に扱える心境になるのだが、それでも僕にとってその数週間は「自分と対象物の距離を測り、今後の使用過程で深い愛情を育む準備期間」なのだから、おろそかにはできないのである。

僕は多色ボールペンの愛用者であるが、LAMY2000の前は、ロットリングのエグゼクティブを数年間使っていた。愛情をもって使っていたが、使うたびに指紋だらけとなるそのボディは微妙に不満であった。後継にLAMY2000を選んだのは、エグゼクティブが生産中止になってしまったということもあるが、使い込むほどにテカりを増すというその「エイジングボディ」に惹かれたのが大きな理由だ。あとは、1966年の発売以降不変という、そのタイムレスなデザインも。
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