Open your eyes

クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

ハロー グッバイ

2007年12月10日 23時50分29秒 | Weblog
ついに306が僕のもとを去る日になった。その日、ていうか昨日の日曜日、プリンス東京の某店で最後の写真を撮った。隣には、新しい我が家のクルマ。

納車に伴ういろいろの書類手続きや、実車を目の前にしての軽い説明のあと、いよいよティーダに乗ってディーラーを後にする。広いとはいえないディーラーの駐車場をティーダで出口まで移動しながら、ふとサイドミラーに目をやれば、そこには置いていかれる306がちらりと映っている。

もう、どうすることもできない。
このままティーダのアクセルを踏んで、走り去ることしかできないのだ。

僕が見た306の最後の姿は、ティーダのサイドミラーに刹那に映ったフロントの横顔と、走り去るときに視界に入った、見慣れた後姿だった。こんなに愛したクルマなのに、別れるときはあっという間だ。こうなることは分かっていたけど、やっぱり僕は後悔した。

それにしても306、ほんとにいいクルマだったな。 306は僕の人格の一部であって、僕と妻にいろいろな体験をさせてくれた。今日からは前を向いて、ティーダのある生活を愉しもうと思うのだ。
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306と遊ぶ(写真篇)

2007年12月09日 01時15分04秒 | Weblog
昼間1日、306と遊んできた。2時間かけて洗車して、その後は都内をグルグル。結局、140kmあまり走ってしまった。

あと10時間ちょっとで306がいなくなる訳だけど、そんな実感がまったくわかない。このぶんだと、新しいクルマが来た後も、306のことを後悔の念がまじった気持ちで思い出すことになりそうだ。

よく聞く話だけど、クルマの買替えを意識したとたんに、それまで調子よく走っていたクルマが故障するというのがある。今回のことで、306がいつ機嫌を損ねるか、ちょっとだけハラハラしていたのだけれど、306は最後までしっかり走りきってくれた。

先週の土曜日の夜、ふと思い立って、ひとりで306に乗って御殿場を目指した。東名高速の上で、306はその実力をフルに発揮した。140km/hで安定して巡航し、時にはその10%増しの速度域をもなんなくこなした。その際の低く唸るエンジン音が僕を喜ばせた。こんなに快調に走る、自分の感覚とマッチするクルマを手放すなんて、とまた思ってしまったほどだ。

明日、近くのプリンス東京にプジョーで行って、帰りはティーダに乗って帰ってくる。うちの車庫にティーダが納まる姿はどんな感じだろう。306以外のクルマが鎮座している光景は。。。
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306と遊ぶ

2007年12月08日 11時30分59秒 | Weblog
新しいクルマは、明日の10AMにディーラーにて受け取ることになっている。だから、今日は306との最後の日なのだ。
今日は今から、306を洗車して、近所をのんびりとドライブしてこようと思う。
あくまでのんびりと、306と向き合いたいと思う。
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大好きだけど、サヨウナラ (2)

2007年12月02日 23時10分57秒 | Weblog
先日、新しいクルマの注文書に判を捺した。。。
クルマを買い替える=306を手放す、と決めたのは自分自身なんだが… なんだろう、このさみしさ、遣る瀬なさは。 この、どうにも救いがたい喪失感は。

306が僕の元を離れていくことが決まってから、なんとなく306をまともに見ることができない。306を正視することで、手放す決心が鈍るからか。もう後には退けないのだが。
今でも、306の完璧なバランスを持つボディを眺めたり、地味だけどとてもシィクなインテリアに触れるたびに、これは人間の仕事ではなく、神の仕事だと思う。このクルマには、すみずみまでデザインの神が宿っているとしか思えない。そして、このクルマをいまだに大好きでいる自分に気付くのだ。

それほどまでに惚れたクルマを、どうして自分から手放すのか? いうまでもなく、手放すことで新しいものを得たいからだ。 306のことは大好きだけど、新たな世界を体験するためにサヨナラするのだ。もちろん、平気でいられる訳はない。しかし、何かを得るためには、何かを捨てなければならない。そのことは、よくわかっているけれど。

新しいクルマが来るのは、12月9日。306との残された時間は、あと1週間だ。
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