Open your eyes

クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

かつて欲しかったクルマ、EP71スターレット

2006年09月20日 01時17分04秒 | Weblog
最近、ウィキペディアに軽くハマっている。ウィキの解説は通りいっぺんのレベルを超えていて、ヲタク的な枝葉末節情報にあふれている。暇なときにウィキでクルマの名前を検索しては遊んでいる。

このEP71スターレットの画像も、そうやって探したものだ。街中ではとんと見かけなくなったこのスターレット、実はけっこう好きである。安物感がとてもいい。この代のスターレットの後期型にあった薄い黄色のキャンバストップ仕様、あれに乗りたかったんだが… いかんせん当時はまだ14歳だったからな。ヴィッツで同じ仕様が出てもたいしてそそられないのう。
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AE80系セダン

2006年09月11日 23時26分11秒 | Weblog
今、お台場のメガウェブでは、「カローラ生誕40周年記念展」をやっているらしい…
クルマ好きとして、やっぱり行っとくべきだよなぁと思った僕は、会社を19時半に出て、お台場に向かった。その日はできればまっすぐ家に帰って9時ぐらいに寝てしまいたかったんだけど。その日を逃すと、もう行かなそうだったから。
行ってみると、なつかしの歴代カローラがずらりと並んでいて、おお、疲れてるけどやっぱり来てよかったと思った。
中でも僕にいちばん刺さったのが、このAE80系カローラ。僕の親父がトラッドサニーと迷って、結局選ばなかったクルマだ。展示されていたのはマイナーチェンジ後の後期型。てっちんホイール+ハーフキャップが懐かしい。

サニーもそうだったけど、FF化された最初のモデルというのは、わりと理想を追いがちなモデルになるという。そんな目線でこのクルマを見てみると、短い全長にビッグキャビン、立ち気味のサイドウインドゥにハイデッキと、その思想は欧州車のものといってもよさそうだ。結果的にこのコンセプトはさほど受け入れられず、マイナーチェンジで豪華路線に修正し、次期AE90系では保守オブ保守というべきクルマに回帰した(でも、AE90系セダンもけっこう好きだけど)。

このAE80セダンのリアバンパーには、「トヨタカローラ徳島」のステッカーが貼ってあった。徳島でファミリーカーとしての務めを終え、とあるきっかけでビカビカに復元されてトヨタの倉庫で半永久的に保存され、ときどきこうして展示されているこの車両は、世界中でひたすら生産され消費される同じ名前の仲間たちに比べて、なんと幸運であることだろう。
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三菱 i に乗った。

2006年09月08日 23時03分30秒 | Weblog
先日、三菱 i に乗る機会があった。三菱といえば、いまだにリコール隠し事件のイメージが色濃く残っているけれど、はたして i はかなり好感の持てるクルマだった。

i の着座位置は低い。軽自動車といえば背高ワゴン系が全盛のこの時代、トラディショナルな自動車らしい姿勢で運転できることは高ポイントである。軽って、自動車であって自動車ではないみたいなところがどうしてもあるのだが、この低い着座位置は自動車らしさを醸し出すのに一役買っていると思う。
室内は、広すぎるというのではないが、そのほうがcozyで好ましい。軽といえば、薄いドア1枚を隔ててすぐ横はもう外という印象だったが、 i は左右シート間の距離を若干つめることで、軽の室内にありがちな薄っぺら感を相当減らしている。
そして何より嬉しかったのは、パワーがあることと乗り心地が良いことの2つであった。パワーに関しては、簡単に120km/hに到達することが嬉しい。もっとも、その時のエンジン音は相当うるさいけれど。また、乗り心地は本当に軽のレベルを超えていた。小刻みな上下動が少なく、乗り心地にフラット感がある。シートの良さも手伝ってか、衝撃のカドも丸い。だから、安物に乗っている感じはあまりしない。時々聞こえるボディワークの低級音が気になるといえば気になるけれど。
僕は、このクルマを妻用に薦めたいと思った。自分の妻がワゴンRやムーヴに乗っているよりは、i に乗ってくれたほうが夫としては嬉しいものがある。もっといえば、スマートにでも乗ってほしいとは思うが。前席の座面長をあと少し長く、そしてあと少し高速走行時の音振対策をしてくれれば、とてもイイクルマになると思う。今後のランニングチェンジで見えない改悪が進まないように切に祈る。

こう書くとちょっと悲しいが、あの品質のトヨタすらリコール隠しをしていたことがわかった今(トヨタって、金儲けには熱心だけど、そういう卑怯なことはしない会社だと思ってた。いつも長期的な利益を考えて冷静に行動できる会社だと思っていたのだが)、三菱にかぎらず日本車に誠実なものづくりを期待することはだんだん難しくなってきているような気がする。開発期間短縮(実験フェーズの短縮)と原価低減のせいで、「最新であるほど良いクルマ」という図式はもはや成り立たない。むしろバブル期のクルマの方が、造りや質感の面では上だと思うことも多い。クルマに限らず、家電製品でもそうだけど。信頼できるクルマと会話しながらドライブすることを無上の喜びとする僕にとって、お金を出すに値する日本車がどんどん減っていくことは本当に残念だ。
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