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クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

変化の季節、せつなさの季節

2007年02月28日 23時17分46秒 | Weblog
今日は2月最後の日だ。だいぶ先と思っていたことが気づくと目の前に来ていて、一瞬のうちに過ぎ去ってゆく。年が明けてから今日までのペースはやや異常な早さだ。
毎年そうなのだが、1-3月は背中を炙られるような焦燥感と隣り合わせである。もちろん、仕事のことだ。それでいて、夜や週末のお付き合いは引きも切らないから参ってしまう。いやなに、それがなくなったら寂しいに決まっているのだ。ハハハ。

この間は苗場にスノボに行ってきた。31歳から43歳の男たち5人による、なんとも色気のない旅行だったが、年度もおしせまって会社員ならば一抹のセツナサを抱きがちなこの時期、なかなか沁み入る旅行だったことは確かだ。そこで色々な話をし、雰囲気の良いちゃんこ鍋の店で絶品の鍋料理と甘エビを食べ、酒を飲んでは馬鹿な遊びに興じた。と、文字にしてみるとなんともショウモナイことのように思えるが、あの時間にはその場にいたものにしか分からないpreciousなものがあるのだ。その瞬間に立ち会えたことを僕は嬉しく思うのだ。
1-3月は、変化の季節でもある。僕の身にも小さくない変化が訪れようとしているけれど、臆することなく立ち向かわねばなるまい。立ち向かって勝利するしか選択肢はないのである。

そうそう、苗場には、Nさんのティーノと、MさんのボルボXC90で行った。僕はもっぱらティーノを運転。ティーノは僕にとっては勝手知ったる他人のクルマという感じだ。Nさんは近々にティーノを親戚に譲ってしまうらしいけれど。Nさんはティーノをつごう8年間大切に乗ったが、そんなクルマを手放すことも、小さくない変化である。
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ラグナにしみじみする

2007年02月19日 01時38分17秒 | Weblog
先日注文した、ルノー・ラグナⅠのミニカーが届けられた。買うまでに少し悩んだけれど(なんせ狭い家なもので、ミニカーといえどもモノを増やすのには慎重にならざるを得ない)、やはり正しい買い物だったようだ。緑色は目に優しい色として知られるが、僕にとってはラグナⅠのデザインは目に優しいデザインなのである。

かつて僕は「NAVI」を愛読していた時期があった。鈴木編集長の交代とともになんとなく遠ざかってしまったのだけれど、その1994年4月号 (特集:「自由!平等!友愛!なんてったってフランス車」) の中で、当時の大川編集局長がラグナⅠを紹介している。あれからおよそ13年の時間を経て、僕にもラグナⅠの真価が解るようになったかと思うと感慨深いものがある。13年前はさほど良いと思っていなかった。

このミニカーは長く僕の手元に置いておかれることになりそうだ。僕は当然のようにプジョー306のミニカー(N3)も持っているけれど、それと並べて置いておくのも悪くないと思っている。
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初代マーチ、ふたたび

2007年02月16日 00時13分29秒 | Weblog
31歳になって、それまでとはクルマに対する志向が微妙に変化してきているのだけれど、根底にあるのは実用の具として徹底的に使い倒すというスタイルであることには変わりはない。

そんな意味では、写真に掲げるK10型日産マーチは、僕のそんな志向にかなり正面からミートするクルマだ。写真のモデルは、同車の10年間のモデルライフの中でも中期のものである。非対称のフロントグリルでそれと知れるのだ。

このクルマのたたずまいは、まるで捨てられた子犬のようだ。どこをとっても、威張ったところがない。むしろ、周囲への気兼ねのカタマリのような、弱々しさがある。ADバンと同じ色味の白いボディカラー、12インチのスチールホイール、そしてそのスチールホイールの意匠。非常に、弱い。威張っていない。

最近、クルマのエクステリアはどんどん筋肉質に、いかつい方向に進んでいる。ツリ目のヘッドライトは言うに及ばず、パンパンに張ったボディの面からは、鬼面人を驚かすといった意図を感じる。

そんななかにあってこのマーチの「わきまえた」ある意味ヤサシイデザインは、非常に新鮮だ。現行K12型マーチは、「フレンドリー」のコピーで売ったけれど、気取らなさで言えばK10型のほうが数倍上である。これでこそ、惜しげのない(しかし、愛のある)、実用車らしい使い方ができるのだ。
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もう、会えないかもしれない

2007年02月15日 03時00分02秒 | Weblog
とある地下駐車場で見つけた、ファミリア・アスティナ。もしかしたら、もうこのクルマには出会えないかもしれないと思い、SO902iですかさず撮影。

このクルマが現役だったとき、僕はこのクルマのことを何とも思っていなかった。まさに、歯牙にもかけていなかったのだ。
カッコ良いといえば良いのだが、この太いCピラーがいまひとつ馴染めなかった。デリカシーに欠ける印象を持ったのだと思う。いや、ていうか、そこまで真剣にこのクルマについて思いを巡らせたことなどなかった。海の向こうではマツダ323Fとしてスマッシュヒット、というニュースを耳にしてもそれは変わらなかった。

でも、本当に久しぶりに(それはもう、初めてといっていいほど)こんな間近でこのクルマと相対してみると、なんかちょっと欲しいような気持ちにすらなってしまった。大学生のときにこのクルマをふとしたきっかけで手に入れたりしたら、相当良い関係が築けるのだけどなあ。
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偶像崇拝、か?

2007年02月14日 03時04分07秒 | Weblog
最近、ルノー・ラグナが妙に気になっている…
気になるあまり、ヤフオクでラグナⅠのミニカーを衝動買いに近い形で大購入してしまった。 ま、大購入といっても3,000円程度の買い物ではあるが。 とまれ、今週中にはモノが届くはずだ。それを思うと僕の心は今から高まるのであります。
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サーブ900、その存在の絶対性

2007年02月01日 23時52分06秒 | Weblog
ちょっと会社を抜け出して私用の買い物をしに伊東屋へ行った。東京はまさに、夜の7時。
すると、僕の目の前を、きれいな水色をしたサーブ900がスーッとゆるやかに走り去っていった。僕はそれを手持ちの携帯電話のカメラでどうしても撮りたいと思い、あわてて後を追いかけた。
僕はサーブ900にこんな水色があったことを、今日初めて知った。そのサーブ900のボディは、新車時の生々しさを失ってやや色あせつつあったが、それでもその具合がとても自然で、むしろ好ましく映った。他のどんなに新しいクルマと比べてもとりかえのきかない魅力を、そのサーブ900は身に着けていた。
ナンバープレートを見ると、地名のあとには当然のように2ケタの数字があった。
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