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クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

最下級グレードの世界② 150/160系コロナ

2008年07月21日 11時44分39秒 | Weblog
以前の記事でも書いたことがあるが、僕はこのコロナ(T150/160系)が好きである。このコロナを含め、80年代前半のトヨタ車のデザインは、上品で、かつ味のあるものが多い。当時のトヨタにはまだ、真に優れた造形を生み出したいという気持ちが残っていたのだなと思わせる。このコロナ(1983)しかり、ターセル/コルサセダン(1982)、カムリ/ビスタ(1982)、カローラ/スプリンター(1983)、流面形セリカ(1985)しかり。

そんな、150/160系コロナの最下級グレードがこれだ。同時代のカローラ/スプリンターの最下級グレードと比較してみると、さすがにコロナの場合は乗用車の匂いを色濃く残した仕様になっている。特にインテリアにおけるドアトリムなどは、最下級グレードといっても、それなりの作りこみがなされている。シート地もビニールレザーではなく、きちんとファブリックが使われている。

このグレードを街中で見かけた記憶はほとんどない。街で見かけるこのコロナは、中間グレードのGXか、お買い得な特別仕様車であるセレクサルーンがほとんどであり、このグレードは見かけた記憶がほとんどない。法人ユーザーたちは、トヨタの思惑とはうらはらにカローラ/スプリンターの最下級グレードに流れてしまったのだろうか。そもそも、当時のカローラ・コロナにおける最下級グレードの販売比率、個人・法人ユーザー比率はどれぐらいだったのだろう。考えると面白い。
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20万キロ走るということ

2008年07月19日 00時42分14秒 | Weblog
僕の親父は今年60になるはずだが、まだ仕事は続けている。10年近く前にそれまでの会社を早期退職してから、知り合いのつてで今の小さな会社にもぐりこみ、そこで営業所長のようなことをやりながら毎日クルマで顧客から顧客へ移動しまくる日々だという。

そんな親父が、V35スカイラインを買ったのは2001年6月のことだった。V35スカイラインが出てすぐに、それまで乗っていた80系マークⅡから乗り換えたのだ。

それから7年経ち、親父は3回目の車検を通した。写真は、なんと20万キロ近く走ったV35のオドメーターを、嬉しげに親父が送ってきたものだ。まあ、なんとなくめでたい話ではある。ちなみに、この20万キロの間はまったくのトラブルフリーだという。

近いうちに実家に帰って、20万キロ走った日本車の乗り味を確認したいと思っている。ボディ剛性とか、シートのヘタリ具合とか、塗装の劣化とか、興味は尽きない。
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時計道楽が止まりません カシオMT-G

2008年07月08日 01時12分51秒 | Weblog
よく思うのだが、僕は、クルマの同時複数所有に向いていない男である。理由は、経済的観点からその資格が無いことはもちろんだが、それに加えて、複数のクルマを同時に等しく愛するほど自分はマメな男ではないことも大きい。「最近○○に乗ることが多かったから、特に用事はないけれど、たまには××にも乗っておくか(他にもしなきゃいけないことは多いのに、ちょっと面倒だな)」というような状態に陥ることが、所有する前から分かっているからだ。

もっとも、そんな僕でも、腕時計になると話は違う。腕時計になれば、僕もいっぱしの同時複数所有野郎である。腕時計の稼働率はクルマと比べて格段に高いため、稼働率低下からくる精神的プレッシャーが少なく、僕のような者でも同時複数所有体制が回っているものと思われる。さまざまの変遷を経て、現在の僕の腕時計ラインナップは、以下の4本に落ち着いている訳だが;

- シチズン アナデジ テンプ(2002年モデル、オリジナルフェイス)
- オメガ シーマスター アクアテラ(2003年モデル)
- ボーム&メルシエ ハンプトン クラシック スクエア(2006年モデル)
- ロレックス エクスプローラーⅠ(2008年モデル)

この4本というのが多いのか少ないのか、それは分からない。真の時計道楽者から見れば、両手で数えられるうちはおそらくまだまだ初心者の域なのだろう。この3月にエクスプローラーⅠを入手した僕は、もうこれでしばらく腕時計はいらないと思っていた。

しかし、にもかかわらず、僕は一昨日、また新たな腕時計を買ってしまった。ひとえにボーナスが悪いとしか言いようがない。買ってしまった時計は、カシオG-SHOCK MT-Gである。すでに十分な数の時計が稼働中であるのに、さらにラインナップを拡充してしまった。一体どういうつもりなのか。否、時計道楽者の抗しがたい性である。

今回買ったMT-Gは、その機能美が購入のトリガーであった。光を電気に変えて駆動する「タフソーラー」に加え、世界5地点から発信される時刻電波を捉える「マルチバンド5」を積んで、このメカメカしい精緻な外観と耐久性である。完璧という名の腕時計、といった趣が漂う、こんな美しい精巧な機械が、実売35,000円で買えてよいのかと思う。オトコの泣きどころを見事に押さえたこの時計に、この1ヶ月間、心を奪われっぱなしであった。5回あきらめて、それでも欲しいと思ったから、買った。

こいつを買ったことで、僕の時計道楽も今度こそしばらく休憩となれば良いのだが。この時計を楽しむために、取扱説明書をじっくり読んで、こいつの持つ能力をすべて把握しようと思っている。
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