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クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

推定車齢: 25歳

2008年09月30日 00時32分16秒 | Weblog
まだ逢えるなんて、まったく思っていなかった。日産K10マーチの初期型である。このクルマは1982年の秋に発売され、1985年初頭に最初のマイナーチェンジを迎えている。写真のクルマは1983年モデルと仮定すれば、推定車齢は実に25歳ということになる。今年入ってきた新卒ちゃんよりも年上なんだ…

写真のクルマは、「L」というグレードである。K10マーチの初期型には、確か「E」という最下級グレードがあり、写真のクルマはそのひとつ上のグレードではなかろうか。窓から中をのぞくと、ドアの内張りや荷室など、いたるところに鉄板がむきだしで、なんとなく楽しげな気分にさせられた。

(ちなみに、最下級グレードの「E」は、それ以外のグレードが横桟のグリルを与えられていたのに対し、ひとりだけ格子っぽいグリルだった。ヘッドライトも、いわゆる「異形ヘッドライト」ではなくて、正方形に近い規格サイズ、しかも奥目だった。)

うちの近所の西友にも、紺色の塗装が色褪せたK10マーチが常に停まっている。おそらく西友のパートのおばちゃんが停めているものと想像するが、そのマーチにしたって、後期型のi・zである(非対称グリルを持つ中期型ですらないのだ)。後期型でも、もはやK10マーチはほとんど街中で目にすることがなくなってしまった。そんな中での初期型の降臨だ。K10マーチは、10年の長寿モデルだったので、初期型と後期型の間にはほぼ1世代分の時間差があることに注意されたい。つまり、初期型のK10マーチを目にするなんて、確率的には宝クジで100万円(いや、10万円か?)当てるようなものだ、と言いたいのである。

僕は、2008年の今日、初期型のK10マーチに巡り逢えるとはまったく想像していなかった。しかも、廃車置き場でではなく、家電のコジマの駐車場で!25年前のマーチ、運転してみたいなあ。お金を払ったっていい。
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