家族のよき友として

僕はミニバンという車型を軽んじたまま今日まできてしまった旧世代のクルマ好きだが、今月末にも人の親となる状況下、数年前よりは当該車型に対する理解は増しているつもりである。

写真は街中で見かけたグランセニック。このクルマのオーナーは、このクルマを選ぶときにどのような思いをめぐらしたのだろう。セレナやエスティマ、アルファードを選ぶことはどうしても許せないのだと考えて、グランセニックを買ったのだとしたら、このオーナーのアンチ付和雷同的なスタンスに拍手を送りたい。それにしても、グレーのなんの変哲も無いこのミニバンをそれらしく使い倒せたらどんなにか格好良いだろう。

まあ、とはいえ、我が家は子どもが出来たからといって安易にミニバンへの代替を考えるようなことはない。ティーダぐらいのサイズのハッチバックに乗員の荷物をぎゅうぎゅうに詰め込み、クルマの積載能力を120％使いきりながらどこまでも走ることこそ格好良いと考えているからだ。