牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

苦しみを乗り越えて

2005-10-25 07:35:30 | Weblog
ハンディキャップを乗り越えながら 2005年10月25日
 するとイエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」マルコ9:23

 人生にはいろんな妨げやマイナス要因もあります。問題に直面すると、もうだめだとあきらめてしまい、すべてを投げ出してしまいたくなることもあります。
 じかし、そんなときこそ大きなチャンスが与えられているときと考えたら良いと思います。

 たとえば、松下幸之助氏は、9歳のとき父親が米相場で無一文になってしまいました。彼は小学校もろくに行けず、自転車屋の丁稚になりました。
 夜になるといつも夜空を見上げながら、なぜ十分だけが・・・と嘆き悲しんだそうです。
 ところが15歳のとき、大阪に市電が走りました。彼はこれからは電気の時代だとひらめき、電灯会社に転職しました。電気の世界に入ったからと言っても、苦労は絶えませんでした。
 22歳のとき、質の良いソケットを製作したけれども、無名の小さな会社だったこともあり、全く売れず自滅に追いつめられたとき、思いがけない大量の注文があり、窮地を脱することができました。
 実に彼は、このような苦難を何回も味わいました。しかも、生来身体が弱く、かつ不眠に悩まされ、心身ともに散々苦しんだそうです。
 しかし、どんなときにも前向きに進み、不幸の中でも燃える情熱を持って取り組み、あらゆる悪条件の中で成功しました。ある意味では最悪の試練こそが、彼を大実業家として育てたのです。
 学歴が不要だと覇思いませんが、学歴がなくても考え一つで大きく成長し、世界に羽ばたくことができるのです。
 発明王エジソンは、3ヶ月しか学校教育を受けていませんでした。小学校1年生のとき、この子は頭が悪くて教えることができないと、教師から見放されて退学を余儀なくされたからです。
 1914年12月9日、ウエルすと・オレンジにあったエジソンの工場が、火災で焼け落ちてしましました。
 彼はその火事で00万ドルを失い、研究中の発明品の労作もすべて灰になってしまました。
 火災保険は20万ドルだけ入っていただけでした。当時、コンクリート造りの建物は火事になることはないと信じられていたからです。
 火災の翌朝、彼はこう言ったそうです。
 「災難と言うものは良いものだ。失敗も全部、燃えてしまったのだから。すべてを新しくやり直せる!ありがたいものだ」と。
 それから3週間後、彼の新しい研究所は、世界で初めての蓄音機を作り出したのです。
 これが、避けがたい不運に見舞われたとき、不屈の精神と勇気、信仰をもって、「できればと言うのか。信じる者にはどんあことでもできる」と、立ち上がったエジソンのエピソードです。
 彼は67歳とと言う年齢も意に介しませんでした。いつでも建て直しができると信じていたからです。
 信じることには勇気がいるかもしれません。しかし、信じる者は不可能を可能として行くことも事実です。
 いや、エジソンは大丈夫でも、自分はだめですよと言う人もあります。
 確かに草もいえますが、正しく物事を考える人なら、どんな逆境のときも、正しく信じ、正しく前向きに考え行動できるのです。
 どんなことが起こっても、乗り越えることができると信じていると、世界はその信仰に答えてくれるのです