モクセイ科モクセイ属。 小高木樹でギンモクセイの変種。 雌雄別株である。 樹皮は皮目が目立つ、この樹皮が犀(サイ)の足に似ているため「木犀」という。葉は対生で広披針形である。葉は波打っており、縁にわずかに鋸歯がある。 ギンモクセイはキンモクセイよりわずかに鋸歯が強いので、そこで、そこが見わけのポイントの一つだが、どちらもヒイラギモクセイほどはっきりした鋸歯がなく見分けずらいこともある。 別名:モクセイカ(木犀花)、タンケイ(丹桂)。 原産地:中国原産。 中国ではモクセイ属の植物を一般に桂花と呼びます。白ワインに金木犀の花を3年間漬け込んだ「桂花陳酒」は、香りも高く甘みも強い混成酒です。 楊貴妃が好んだお酒という言い伝えがあります。
キンモクセイの花芽は、今年の春から夏に伸びる新しい枝の葉腋に出やすいです。春暖かくなった頃から夏の間に新しい枝を剪定すると、花芽が出る部分も枝ごと切り落されて、秋に花の数が少なくなります。 剪定は2~3月や、花後11月が最適です。 開花期:9月~10月。 雌雄異株で、日本では花付きのよい雄株しか移入されていないので実はなりません。実は中国に行かないと見られません。そのために繁殖は挿し木で行います、花が咲くまで5年かかります。 10月7日の誕生花。 花言葉:「謙虚」、「気高い人」。
写真 キンモクセイ(10月3日・自宅)