狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

立体芸術

2007-01-23 11:39:55 | 阿呆塾
去年の1月21日雪が降った。わが地方とすれば、1月に降った雪としては、記録的大雪ではなかったかと思う。
実は、その雪景色のコピーを捜すのに、その頃と思われるCDを漁っていたら、平成
16年(2004)の1月の日記が出てきた。
その中に「立体芸術」という写真が入っている。
「はて?」開いたらこんな写真が出てきた。
町の図書館2階のロビーに知友T氏の「文学碑写真展」が開かれていた。
夜、T氏宛てにMailを送った。

前略 貴展今日拝観して参りました。所用がてらだったので、貴兄が不在だったのは反って幸いしました。
デジカメで撮ってきたかった作品もあって、所持はして行ったのですが、小生まだ操作に慣れておらず失敗でした。ただ鑑賞してきたのみです。
25日までなので、朋友を誘ってもう一度貴兄とお話の機会があったなら…と願っております。
偶然、「尾の道」のアルバムで林芙美子を見ました。小生は「放浪記」の書き出しの部分
「私は宿命的放浪者である。私は古里を持たない。」…。碑の文はこれでなくちゃ。とも思いました。
「どんな男と一緒になっても同じだろう」と私が言うと「そんな筈はないわ 石鹸だって拾銭のと五十銭のじゃ随分品が違ってよ」 こんな言葉も思い出しました。
また我孫子では旧志賀直哉邸のみでしたが、小生は杉村楚人冠邸を一度だけでも行ってみたいと思っています。
とまれ、素晴らしい作品展でした。
そんでは。(2004.1)