狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

梅雨晴れ間

2006-07-20 07:34:14 | 日録

猛暑の後は連日の雨。
家の周りは草ぼうぼうである。
久方ぶりにみる梅雨晴れ間。思い腰をあげて草刈り作業となる。

新聞や朝のテレビのニュースは豪雨による各地の、被害を大々的に報じていた。
草刈りのできることを幸せと思って、感謝すべきである。

昼休み新聞を広げると、
 「通知表から〝愛国心〟削除」「国を愛する」「大切にする心持つ」
地方版としては4段抜きの大きな見出しである。
それによると、
<「国を愛する心情」や「国を大切にしようとする」など、いわゆる“愛国心”にあたる表現を通知表の評価欄から削除する動きが県内でも相次いでいることが19日分かった。>として、県内の2市内の13小学校が、その表現を削除或いは6小学校でも見直しが決まり、20日の終業式後、見直しされた通知表が児童に手渡されると書かれている。

これまでの通知表には「我が国の産業や歴史、政治などに関心をもち、それらを意欲的に調べ、日本人として国を大切にしようとする」などの項目があり、「◎、○、空欄」の3段階で評価がつけられていたのだが、「日本人として国を大切にしようとする」部分が削除されているという。

記事では、市教育委員会が、調べた結果とあるから、通知表の項目は現場の校長に任せっきりだったのだろうか。何年前からこんな馬鹿げた評価を黙認していた、教育委員とは一体何様なのか。

私の町の現状について、新聞の記事にこそ出ていないが、何分にも、こういう大事なことを率先した事例は、今まで聞いた事がない町だから、多分このような評価欄は存在すると思う。

それにしても、筆記試験の結果なら「◎、○、空欄」も納得せざるを得ないだろうが、空欄だった児童の教育熱心なママさんたち、よくも黙っていられたものだと、呆れざるを得ない。

夏休み5年生になる東京の□が、わが家の部屋中を、散らかしにやってくるはずである。通知票を厳しく検閲せねばなるまい。