狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

今日の出来事(抄)

2006-01-21 22:19:28 | 日録

 一月二十一日(土) 朝目を覚ましたのは6時である。 そのまま書斎(わがベンキョウ部屋)に駆け降り、テレビ体操をしたのだった。
 いつも、「みんなの体操」という、手のひらを握ったり開いたりしてから、両手を突き出したり戻したり、腕を振って駆け足みたいなことやり、最後は、体重を使って両手を広げる足腰の運動などで、身体をほぐしてから、更にもう一段階の準備運動を踏んで、ラジオ体操に移るのだが、(寒いので略したのかもしれない)今朝はいきなり「第二ラジオ体操」となった。
一寸高齢者にはテンポが速すぎるので、いい加減に手を抜いた体操をした。

  その後、雨戸を開けに外を見たら、神武以来とも思える大雪だったのである。  雪

は寒くて嫌だけれど、何となくゆっくりした気分になれた。 
 かつて、運送屋をやっていたときの悪夢は、(雨であろうと、雪が降ろうと、たとえ槍が降ったとしても、横須賀・厚木辺りまでは、AM:8.00までに着けなければ罰金ものであった)、もう思い出したくはない。

 毎日雪に慣らされているトラック屋はどう思うか知らないけれど、それに従事している方々は、恐らく雪の朝は、小生と同じ恐怖を感じておられることと思う。運送屋と、戦争はまともな人間なら決して、やるべきではないと断言したい。思わず興奮してしまった。話題を移す。

 パソコンが厭きると、部屋の片付けとなる。それは整理することではなく、反って散らかすことになってしまうのであるが…。 しかし今日は、思いかけず、懐かしい冊子を見つけてしまった。  

《「実録万年筆外伝 その1」1997 編集・絵古山 浩一(町工場二階空目薬煙突工房)》が引き出しの奥の方に潜っていたのである。それを引っ張りだしてしまった。
今日の結果は「大吉」そのものの卦が見事に当たった。http://members.jcom.home.ne.jp/y-mo/fullhalter/gallery5.html

  その昔つまり毎週、新聞に折り込まれてくる、無料カルチュア紙の記事から、注文して購入したものである。 その冊子の表紙には「よんほん(4本)のヘミングウェイ」という主題が書いてある。「はじめに」と題する序文の、最初の6行だけを引用してみたい。  

《私が万年筆への傾斜を深めたのは、万年筆が絵の仕事に使えるようになってからである。それまでは万年筆に使えるインクが耐水性、耐光性ともに不十分なため、パーマネントが要求される絵の仕事には使用できなかった。ところが近年万年筆用のカーボンインクが発売されるにおよんで、万年筆で作品を描くことが可能になった。年来の私の夢がかなったのである。…(略)》

この方は、同じ県内、しかも私の住所から、それほど遠くない町に住んでおられる方のようだ。
万年筆で、絵を書いておられる。しかもその作品の中には、万年筆そのものを描いている作品も多いのだ。

そのことについてもう少し書きたい。しかし、時間になったようだ。浪花節ではないが、丁度時間となりました。また次の機会があれば…。