最近仲量聯行(Jones Lang LaSalle)が発表したホテル業界報告によると、2009年1-5月に関して下表のようにかなりの落ち込みを見せている。
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入室率
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前年比
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平均単価
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前年比
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一室あたり収入
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前年比
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5ツ星
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44.9%
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▲14.2p
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1,225
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▲23.7p
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551
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▲42%
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4ツ星
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49.7%
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▲12.0p
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558
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▲16.8p
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292
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▲33.1%
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金融危機の影響、豚インフルエンザ等の影響もあり、今年1-5月まで出国外から上海へ来た人が203.8万人と前年比6.2%減となっている。
このような状況の中で、2008年の高級ホテル客室数は3229室増加しており、今年に入ってからも6444室も増加している。今年一年で4ツ星と5ツ星ホテルの客室数は15000室余り増加することが予想されている。これにより、2010年には上海のホテル客室数は約33000質増加することが見込まれている。もちろん上海万博をアテにしたものだ。
下のグラフは200年から2008年までの四ツ星及び五ツ星ホテルの業績推移だ。昨年の落ち込み具合がよくわかる。
四ツ星ホテル業績 五ツ星ホテル業績 (出典:第一財経新聞)
現在のところ上海のホテル業界は現在非常に厳しい状況にあるが、来年になるとなにせ7000万人がやってくるという上海万博があり、これで息を完全に吹き返すことができるだろう。それにしても7000万人って、6ヶ月で割っても毎日約40万人の計算だ。ただでさえ混雑している上海の街、万博期間はますますの人ごみになることだろう。