ニールセンが発表(聯商網あ編集)した《2013年買い物客趨勢報告》なるレポートの内容を少し紹介します。
2013年の全国小売チャネル店舗総数は2012年と比べて微減、電燈チャネルの店舗数は下降し続けています。消費者が大型総合スーパーに行く頻度も下降する一方で、消費者はどこで買い物するかを選択しようとする傾向にあるため、競争が激化しているとのことです。以下にいろんなデータを見ていきましょう。
1.大型総合スーパー・スーパーの買い物客の家庭収入
結構均等にばらついてますね。ほぼすべての層がターゲットになっているということになります。大型だとそうなるのでしょう。所得の低い層が微減で、所得の高い層が微増ということは、所得が単純に増えていって、より所得の高い層にデータがシフトして行ってると考えていいかもしれません。
2.大型総合スーパー・スーパーの買い物客の年齢
収入面では割と均等でしたが、年齢だと25-34歳、35-49歳、特に後者が突き抜けているのがわかります。15-24歳がどういったところで買い物しているか知りたいところです。その辺の市場なのか、料理しない比率が高くてコンビニで適当に済ませているのでしょうか。それともネットショッピングでしょうか。
3.ネットショッピングの主な購入者年齢
若年層のネットショッピングの比率がやはり高いです。18-24歳、25-30歳が突き抜けています。ちなみに私は40overですが、ネットショッピングはかなり利用してます。楽ちんですし、画像だけとはいえかなりの品揃えなので選択肢も多いのが気に入ってます。
4.ネットショッピングの買い物客の家庭収入
他のデータと比べると収入の設定が少ないのが増えています。ネットショッピングのメインユーザーは多いところをとっても3001-5000元、そりゃ高い物も売れないわけです。
5.日用消費財の主要小売業者
華潤万家、大潤発、聯華と続いています。店舗数や規模からすると妥当なところでしょう。
6.チャネルの多様化
大型総合スーパー・スーパーの比率が下がる中で伸びが目立つのはその他、といいますか、大型総合スーパー・スーパーだけが比率を減らしています。便利店(コンビニ)が3.1ポイント、網絡購物(ネットショッピング)が2.1ポイント伸ばしています。おそらくこの二つは今後も伸びていくのでしょう。
7.人気のネットショッピングサイト
人気のネットショッピングのサイトですが、商品カテゴリーによって若干異なりますが、やはりタオパオとTtmallが強いです。一番右の食品系で1号店が入ってきていますが、ウォルマートが関係しているためにこの辺りが充実してきているのだと思います。
8.大型総合スーパーでの買い物の頻度
大型総合スーパーでの買い物の頻度が毎月7回から5回に減って行ってます。上に紹介したような流れを見ると、今後も減っていくのかもしれません。
9.買い物時期
ここでは日本でいうハレの日の買い物と言った方がいいと思うのですが、いわゆるかき入れ時の時期ですね。多くの小売業者はこういった時期をにらみながら対策を練っているのだと思います。
さっと紹介しましたが、やはり少しずつ変化していくものですね。でも富裕層ビジネスがやたらとキーワードとして取り上げられていますが、スーパーとかネット販売の収入層を見ると、まだまだこのあたりの層はかなりを占めているように思います。絶対数が多いので惑わされますが、富裕層ビジネスって比率的にはピンポイントなんだなあと思っちゃいますね。金額ベースでは大きいのでしょうが。