第一太平戴維斯(savills) の発表によると、2009年に北京Aクラスオフィスの供給量が高まったこともあり、2009年の北京市のAクラスオフィスの平均空室率は19.6%と、前年比4.2ポイントも上昇している。CBD(central buisiness district)の空室率は28.6%、CBD周辺では25.1%に達している。これに対して西部の金融街の空室率は6.0%、中関村は8.9%にとどまっている。
賃料も大幅に下げてきており、2009年の北京のAクラスオフィス賃料は13.1%下落、そしてCBDでは20.6%下落と、下げ幅が最も大きいエリアとなっている。
2010年についてだが、同じくsavillsによると、北京市全体の空室率は20%を維持することを予想しており、CBD及びその周辺区についてはは30%にまで達すると予想している。
結局はビルを建て過ぎなんですよねえ。これだけ賃料相場が下落しているにもかかわらず、ビルだけはどんどこどんどこ建っている(のだろう)。そりゃあ空室率も下がらないわけだ。
世界的に景気が低迷している中、中国だけが堅調に成長しているが、なぜか空室率だけは高止まりしているし、上に紹介したようにもっと高くなると予想している人もいる。経済が循環している間はいいが、少しでも歯車が狂うとさらにおかしな動きが出てくるかもしれない。先日中国の一部銀行が新規融資を停止したとかしないとかの記事を紹介したばかりだが、中国としても不動産関連融資には慎重になりつつあるようだ。不動産関連だけであればいいのだが、それ以外の事業にまで締め付けが及ばないように願いたいものだ。
賃料も大幅に下げてきており、2009年の北京のAクラスオフィス賃料は13.1%下落、そしてCBDでは20.6%下落と、下げ幅が最も大きいエリアとなっている。
2010年についてだが、同じくsavillsによると、北京市全体の空室率は20%を維持することを予想しており、CBD及びその周辺区についてはは30%にまで達すると予想している。
結局はビルを建て過ぎなんですよねえ。これだけ賃料相場が下落しているにもかかわらず、ビルだけはどんどこどんどこ建っている(のだろう)。そりゃあ空室率も下がらないわけだ。
世界的に景気が低迷している中、中国だけが堅調に成長しているが、なぜか空室率だけは高止まりしているし、上に紹介したようにもっと高くなると予想している人もいる。経済が循環している間はいいが、少しでも歯車が狂うとさらにおかしな動きが出てくるかもしれない。先日中国の一部銀行が新規融資を停止したとかしないとかの記事を紹介したばかりだが、中国としても不動産関連融資には慎重になりつつあるようだ。不動産関連だけであればいいのだが、それ以外の事業にまで締め付けが及ばないように願いたいものだ。