中国では商業イベント等に際してお役人が招かれるケースがあります。中にはアミーゴベースで来ているのもあるかもしれませんが、通常は「出場費」なる要するにギャラが支払われています。では、その相場を見てみましょう。
部長や局長クラスだと20万元(約340万円)、庁長クラスで10万元、科長くらすでも金額はよくわかりませんが相応に提供されるようです。そしてこれは現金や金券等渡すでしょうから税金をいちいち申告しないでしょう。なお、以上は現職の場合でして、退職した副部級の長だと3000~5000元にまで落ち込みます。かなりいいギャラです。
この副業のような行為に対して世間はどう見ているかと言いますと、48%の人が商業イベントに参加すべきでないと思っており、また75%の人が腐敗につながるものだと考えています。
とはいうものの、お役人を呼びたがる企業は多く、なんと70.9%もの企業が役人を招待するそうです。もちろん、全体の70.9%もの企業だとさすがに多すぎるので、調査対象の企業のうちの70.9%だと思うのですが。また、一緒に写真に写るのに8万元必要だそうです。ホントかな?ちょっとこれはオーバーなような気がします。私がそれだけ払えるのであれば芸能人とお近づきになりたいです。
以上のように、中国の役人ってやっぱりそうなのかと思いきや、実は外国でも結構稼いでいる人がいます。
英国のブレア前首相、中国での講演の報酬が50万米ドル、源泉徴収で8万米ドルを納税してます。そして、米国のパウエル元国務長官は2000年に109回講演し、60万米ドルも稼いでいます。果たしてこの間韓国で公演した村山元首相はいくらもらったのでしょうかねえ。