さぁ、スイッチを入れよう。
動き出そう。
いや、実を言うと、スイッチは既に入っている。
いつでもいけるように準備は整えていたつもり。
でも、少なからずの不安もある。
リハビリ期間も必要になると覚悟はしている。
けれど、その時間が惜しいから、極力少なく済むように、出来れば必要ないようにと、準備をしていた。
そして解除予定の報道がされ始めて、スタートラインが見えたので、それに合わせた用意を始める。
すると、自動的にスイッチが入った。
動き出す。
走り出す。
待ちに待ったその時がきた。
実は、この自粛期間中、卓球の動画を極力見ないようにしていた。
見ると、台で打てないストレス感じると思ったから。
同じ動画を見ても得られる情報が変わると思ったから。
どうせ美味しいものをいただくのなら、よりお腹を空かせた方が良い。
そしてついにスイッチが入り、見たかったものをようやく見ることが出来た。
パチパチパチパチパチ!
スイッチは一つだけでなく複数あって、それが連続してオンになっていく。
起動した。
さぁ、いこう。
ウィルスが減ったわけではないし、まだまだ予断を許さない状況であることは分かっているつもり。
うっかりが無いよう注意を怠らずに活動する。
この2ヶ月で蓄えたものがどうだったのかを確かめる。
そして、今までの自分を遥かに超えられるように努めていく。
スポーツ選手、あるいはその活動についても、多方面から様々なことが聞こえてくる。
中にはネガティブなこともあれば、不安を煽るようなこともあった。
自分はどうなんだろう?と、ちょっと、ほんのちょっとだけ不安を感じる瞬間もあった。
でもそれはほんの一瞬だけで「あ、自分は違うわ」と一蹴(笑)
いざその時になると案の定、スイッチは即座に入ったのだった。
高校生の頃、陸上競技大会のクラス代表で1500mを走った時、スタートダッシュして後半失速した悔しさを今でもはっきりと覚えている。
それでもスタートダッシュを繰り返す。
後半でバテなければ良いだけから。
そういう身体作りを行っていけば良いだけの話じゃないか。
さぁ、走り出そう。
周囲に、社会に迷惑をかけないよう注意しながら。
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