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車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

長谷川信彦さん

2020年11月14日 12時26分00秒 | 日記

僕が学生時代はあんまり意識しなかった方だけど、車椅子になってからの卓球人生では物凄く大きな影響を与えてくださっている。

要所要所の僕にとっては実に見事なタイミングで、誰かしらの口からその名が聞かれ、「あ!」と思わせられる。


先日もコーチとの練習の際に、ふとしたきっかけで新たな課題が見つかった。

それを自分のものにする為に何をどうすべきかというクリアへのルートは直ぐにイメージすることは出来たけれど、決して楽なものではないし一朝一夕でどうにかなることでもないから、それこそまさに継続という努力、言い換えれば「忍耐」となるのかな?それをまたアップデートしなければならないなと、そんな思いでいるまさにその時だった。


「長谷川信彦さんはさ・・・」


と、コーチの口からその名が出た。

このタイミングでその名を耳にしただけで、体温が上昇するような感じだった(笑)

あの世代、あの時代の方々の努力たるや、今の時代の僕如きの努力とは全く比べ物にならない、比較することすら烏滸がましいこと。

そうだ、僕ももっともっと頑張らなきゃ!と思わせられる。


その長谷川信彦さんの武勇伝を20代のコーチに話すと、「そんなことが出来るなんて・・・神じゃないですか!」と驚いていた。

そう、まさに神のレベル。

でもその神が誕生したのには間違いなく「努力」があるわけで、多分、持って生まれたセンスの違いは人よりもほんの少しだけ優れていたという程度でそこまで大きな差があったというものじゃなく、チャンピオンになり得るだけのアドバンテージは積み重ねた努力の差に違いない。

おそらく、チャンピオンというのは先天的な才によるものではなく後天性の本人の努力により得られるもの、辿り着ける高みなのだと思う。

長谷川信彦さんの「努力」の有名なエピソードは多々聞かれるし、僕はご本人を知る複数の方からもそうした感服する話を聞かせていただいている。


長谷川信彦さんもそうだけど、個人的には河野満さんもすごく尊敬している。

河野満さんは一度お会いして写真も撮らせていただいたし(笑)

同じ表ソフトだからとかそういうレベルの話ではなく、まさに神格化した存在。


世界中のどんな選手よりも、僕はやっぱり日本人のこの世代の方々に特に強い尊敬の念を抱くなぁ。

それこそ、日本特有?の「根性論」全盛期の世代であり、スポーツにおける科学的なデータもまだまだ少なかった時代だから、練習においてもトレーニングにおいても根性優先のオリジナルメニューを考え、でも理論的に頭脳も駆使して、頭と身体をどれだけ高みに持っていけるか、それを日常全般においても意識し、行動しておられたのだと思う。

そして、きっとその根幹にはきっと日本人としての「武士道精神」があったのだと思う。

それが話に聞くプレースタイルにも現れていると感じるから。


自分の新たな課題に取り組もうとすることが、もはや楽しみでしかない。

例えば、筋トレをしっかりやっていきます!といったところで、筋トレそのものが辛いことだったりもするけど、それを行う時間を作ることで何かを犠牲にしなければならないかもしれない。コストをかければその分何かを犠牲にする必要があるかもしれない。

でも、その課題を克服し、自分のものに出来たことを思うと、もう楽しみで仕方がない。

だから、努力することを楽しめる。

それが苦ではなくなる。

その道を示してくれるのが長谷川信彦さんや河野満さんなんだなぁ。


楽しみがまたひとつ増えて嬉しい。

それを楽しめる自分がまた嬉しい。

それは日本卓球の偉大なる先人たちの軌跡を、僕らは学べるから。

賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ。

まさにそれだな。

いや、お世辞にも賢者とは言えないけど(笑)


さぁ、アップデートを重ねよう。

見つかった脆弱性はすぐに修正しないと、そこを攻められて大変なことになる。

そのアップデートがいつ完了するかな?

多分、緩やかに構築されていくものだから、その変化を確認しながらとなるのでしょうね。

それが楽しみで仕方ない。

最初の段階で手応えがあったから諦めずに挑めるのだと思うし、その手応えを得られたのはまさにこれまでの積み重ねがあったからこそ。

そんな自分を楽しむのだな(笑)


これからの季節、練習中も必ずマスク着用で行うようにします。

さぁ、練習に行こうっと。