今回持参したねんどろいどは、このバージョンです。1期の第12話「軽音!」の学園祭ライブの際の衣装でデザインされています。
まずは、駐車場に停めてある自分の車の屋根に並べて、10分ぐらいの間隔で何枚も撮りました。太陽の傾きが早いので、光の当たる加減も微妙に変化していったからです。
なので、同じような図が数枚続きますが、撮影時間は一時間ぐらいに及んでいます。
この日は、琵琶湖越しに西から吹き付ける「比良おろし」の風が時折強くなり、ただでさえやっと立っているねんどろいどがコロコロ倒されるので、そのたびに直したりして忙しかったです。撮影よりも、ねんどろいどの再セットの方が大変でした。
ですが、場所が場所だけに、こういう写真が撮れるという事自体が大変に素晴らしいものでした。突風でねんどろいどが何度か倒されましたが、そのたびに頑張って直し続けて、撮影を続けました。
こういうフィギュア撮影は、豊郷小学校においては巡礼ファンの基本的な行為の一つとして容認されています。気付くと数人の巡礼ファンが周りに来ていましたので、挨拶して話を交わし、撮影も楽しんでいただきました。
そのうちの一人が「このねんどろいど初めて見ました。制服以外のバージョンもあるんですねえ」と話してきた通り、このセットはワンフェスの限定販売品であったもので、唯と紬、律と澪の二体セットを両方揃えないと出来上がりません。
そのためか、酬徳記念館の展示写真にも、ネット上の掲載写真にも、この衣装デザインのHTTの画像はあまり見かけなかったように思います。
今回は天気も良く、良い写真が沢山撮れました。大きく引き伸ばして壁に飾ってみるのもいいな、と思いました。
折角の機会なので、場所を変えて二度目の撮影にのぞみました。「比良おろし」の突風にあまり影響を受けない場所は無いかな、と探して講堂付近の石畳に落ち着き、旧校舎群を背景に定めました。
角度的には、太陽にまっすぐ面していたため、ねんどろいどに充分な光が当たって明るく浮き上がりました。背景の旧校舎群の白壁と青空のコントラストも綺麗に決まりました。
ただ、地面に置いても「比良おろし」の突風は容赦なくねんどろいどをコロコロ倒してしまうのでした。撮影中に転がったねんどろいどを慌てて立て直す、という繰り返しでした。
こうやって見ると、ねんどろいどのこのバージョンはなかなか出来が良いですね。1期の第12話「軽音!」の学園祭ライブの際の衣装ですので、今回の如く豊郷小学校にて撮影するのが最適です。厳密には講堂のステージにて撮るべきなのですが、適切な場所が確保しづらいうえに遠近のバランスが難しいです。
素晴らしい・・・。素晴らし過ぎます・・・!!ライカの一眼レフの威力もいかんなく発揮され、露出も絞りもバッチリと決まりました。
これで今回の訪問の主目的が果たせました。もう、大満足です。次は秋に撮ってみたいですね。
けいおんキャラクターのフィギュアは、やっぱりここで撮影しなければいけません。日本最高最強の聖地、聖地の中の聖地、とうたわれる豊郷小学校です。けいおんの桜ヶ丘女子高そのままの校舎が国登録文化財に指定されているという、唯一無二の聖地です。
ただ、問題は風が強い日が多いことです。「比良おろし」の突風は、弱いものでも木の葉を大きく揺らしますので、フィギュアを安定して立たせるには、それなりの工夫が必要になるでしょう。 (続く)