ステップ8では、車体上部を組み立てます。戦闘室を組み付けてから、後部エンジンフードをはめ込む、という順序で進めました。
ここまでの組み立て過程において、パーツごとに仮組みして様子をみながら、バリを除き接着面を軽くカンナがけするなどの下ごしらえを施してから接着してきたため、各所に歪みやズレは全く生じていませんでした。その甲斐あってか、戦闘室部分は気持ちよいほどにカチッと車体に組み合わさりました。
御覧のように、後ろのかみ合わせ部分にも隙間が無く、ピッタリと組み付けられました。古いキットだから反りや歪みが多いかもしれませんが、本来は全てのパーツが破綻なく組み合わさっていた筈です。それを基本イメージとしながら、パーツ毎に合いを確かめ、一つ一つ丁寧に取り付けてゆけば、綺麗に組み上がるだろうと予想しましたが、その通りになりました。
ピッタリと組み合わさりましたが、念には念を入れて、接合部全てに流し込み接着剤をひいておきました。
戦闘室前面のドライバーズハッチは可動にしています。内部を全く作っていませんので、ハッチを開けても空っぽの内部が見えるだけなので、あまり意味がなさそうに思えました。
後部エンジンフード部分の各パーツです。
組み立てて一枚にしました。この状態で車体後部に貼り付けます。
後部エンジンフードと吸気パネルを全て取り付けました。後部エンジンフードは、自然にカチッとおさまりました。吸気パネルは、両端を後部エンジンフードの両端にしっかり合わせて取り付ければOKです。後ろにズレたりすると、後で取り付けるボックス類に干渉してしまいますので、注意が必要です。
最後に点検ハッチのハンドルB15を取り付けました。
ステップ9では、左右のマフラーを組み立てます。カバーをエッチングパーツの2と3で成形する指示がありますが、劇中車はマフラーカバーをつけていませんので、エッチングパーツの2と3は不要です。
各パーツを切り出しました。
組み立てを終えました。
劇中のワンシーンでも、マフラーにカバーが付いていないことが確認出来ます。マフラー本体の色は焼鉄色のようです。ミスターカラーの61番に相当します。
マフラーを仮組みしてみますと、こんな感じになります。塗装後に組み付ける予定ですので、ここでは接着しませんでした。このマフラーに限らず、今回のP40のキットにおいては、サスペンションや履帯やサイドカバーや車外装備品など、多くのパーツが塗装後の組み付けになります。 (続く)