シャボテン公園から大室山へ移動する途中で上図のレストランに寄って、昼食をいただきました。朝から何も食べていないので、ここで食べておかないと体が暑さに負けてしまうからです。
最初は「十勝牛トロ丼」に視線が固定されてしまいました。店内に進んで席について、どんなものかを試しに聞いてみると、ちょっと時間をいただきますとの返事でした。しかし、今回はあまり時間的余裕が無かったので、こちらはすぐに出来ます、と言われた「麦の穂のカツカレー」をチョイスしました。
言葉通り、3分もしないうちにすぐに運ばれてきました。やっぱり急ぎの時はカレーかラーメンだな、と納得しつつ美味しくいただきました。
とりあえずお腹も満たされましたので、大室山リフト乗降場へ向かいました。レストランの斜め向かいにありますので、歩いて1分もかかりませんでした。
大室山は「ゆるキャン△」作中でジオスポットの一つに挙げられていますが、実際にユネスコ世界ジオパークのスポットとして国の天然記念物に指定されています。
古代には神奈備として崇められ、いまも神体山として山頂火口跡に浅間神社を祀っています。上図の大鳥居はその参詣入口であることを示しています。
原作コミック第9巻113ページ1コマ目のアングルです。この鳥居をくぐって、建物の一階中央の通路を奥へ抜けてゆきます。
通路を抜けると左手に、大室山リフトの乗車券売場があります。往復で700円でした。
リフトには、指定の位置で待ち、係員の指示にしたがって後ろから来るリフトに腰を下ろす形で乗りました。乗ったらすぐに安全アームが下ろされて手摺として使える形でした。
そしてユラユラとリフトに身を任せて山頂へゆっくりと向かいました。この種のリフトに乗ったのは、十数年前に京都丹後の天橋立リフトに乗って以来です。このユラユラ感、空中に漂っているような独特のフワフワ感が何とも言えませんね・・・。
約3分の2ぐらい登ったところで、前方左側より「写真を撮りまーす、ハイ撮りまーす」のアナウンスが聞こえました。上図のように、カメラの形をした撮影機器が設置されていて、リフトに乗っている観光客を次々に撮影しているのでした。
あ、あれか、作中で各務原なでしこと志摩リンがいきなり撮られてビックリ顔で写ってしまったというのは。本当に撮ってるんだなあ、と感心しつつ、アナウンスに応じて適当に顔を作ってポーズをとっておきました。
山頂の降り場まであと十メートルぐらい。短い間でしたが面白かったので、降りる時が楽しみになりました。
乗降場の周囲のパネルには、先にカメラが撮影した記念写真が並べられて販売していました。係員の人が何枚か手に持って、リフトを降りたばかりの観光客に「写真が出来ておりますー、記念に如何ですかー」と声をかけていましたが、私にも同じように笑顔を向けてきました。
撮影されてからリフトを降りるまで3分も経っていないのに、もう上図の状態で記念写真シートが出来上がっているのでした。もちろん買いましたが、写真写りの拙さは相変わらずです。ポーズも決まっていません。せめてマスクは完全に外すべきだったな、と後悔しました。1枚1200円なり。 (続く)