気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その15 「三日目です!!」

2020年08月27日 | 大洗巡礼記

 三日目の早朝、ホテルにて朝食を終えて部屋に戻ると、携帯電話が鳴りました。拙ブログの読者の一人である千葉のモケジョのSさんからでした。三年ほど前からメールでやり取りしていましたが、電話を貰うのは初めてだったので、朝から何事かと驚き、緊張もしましたが、用件は私がカノウヤ応援作戦にて寄託し、昨日に回収したガルパン戦車プラモ4輌のことでした。ツイッターに回収作業の様子を挙げていたのですが、それを見てびっくりしてしまったのだそうです。

「あの、回収なさったというムカデさんチーム連合の4輌、それは今、お持ちなんでしょうか?」
「ええ、持っております。他の寄託品は全部宅配便で発送しましたけどね、カフカ隊長率いる4輌は小箱に収まるので持って帰れますので・・・」
「ああ、良かったあー、あの、もし差支えなかったら今日見せて頂けないでしょうか。私、まだカノウヤに行けてないままなので、見る機会が無かったので、その、出来れば是非、拝見したいんです。あの、私、今から大洗に行きますので」
「えっ・・、今からですか・・・?」
「駄目ですか・・・?」
「いや、駄目って事はないです。大丈夫です。手元にありますんで、持っていきます。お見せ出来ますよ」
「ああ、有り難うございます・・・!」

 それからしばらく話しましたが、要するにSさんはいずれ大洗に行ってカノウヤの我々の展示を見るのを楽しみにしていたところ、昨日の私たちの応援作戦前倒し終了による撤去回収作業の報に接して驚き、慌てて私に連絡をとってきたという訳でした。私が寄託していたムカデさんチーム連合の4輌を特に見たい、ということでした。
 それで、とりあえず大洗にて会って、4輌のプラモを披露する事に決まりました。Sさんは千葉なので、大洗へは車で一時間ほどかかるそうです。


 それで、この日は私も大洗行きの列車の時刻を予定より一時間ずらして、9時10分発の列車に乗りました。小箱におさめたカフカ隊長以下の4輌のプラモも忘れずに持参しました。この日は宿の部屋に置いておく予定でしたが、Sさんからの突然の要望に応じて再び「大洗入り」することになりました。

 

 大洗駅に着きました。

 

 駅前の新たな様子です。この日は天気も持ち直しましたので、景色が綺麗に見えました。

 

 本来の予定では上図の巡回バス「海遊号」に乗って磯前神社に行き、神磯の鳥居にも参拝する積りでしたが、変更して徒歩でSさんとの合流場所に向かいました。

 

 駅舎の左隣に見える黒っぽい建物が、新たに出来る総合観光案内所「うみまちテラス」です。その施設を見る機会はいつになるでしょうか。当分の間、大洗へは行く理由も動機も無くなりますので、二、三年もしくは数年後までお預けになるかもしれません。

 

 リゾートアウトレット施設に着きました。マリンタワーが残る朝霧に少し霞んで見えました。

 

 まいわい市場で時間をつぶした後、10時過ぎにサザコーヒーにてSさんと合流しました。初めてお会いしたのですが、大変に綺麗な方でした。交流サークル仲間のモケジョさん達もみんなそうですか、モケジョさんというのは美人が多いのだなあ、と感心してしまいました。
 ですが、まだ20代後半であるというのに模型歴は20年近くになるそうです。そのことにもびっくりさせられましたが、先方は五年ぐらい前から拙ブログに接し、それによってガルパンファンになり、ガルパン戦車のプラモも始めたのだと話してきて、さらにびっくりさせられました。

「ですから、星野さんは私にとっては師匠なんですよ・・・。今日お会い出来て、本当に嬉しいです・・」
 そう言いつつ、私が箱から順に出して並べた4輌の軽戦車に、わああ、と目を輝かせていました。
「あの、手にとって見てもいいですか?」
「どうぞ」
 最初に手にとったのが愛媛ケバブハイスクールのルノーR35軽戦車でしたが、Sさんは慣れた手つきでさらっと上部車体を外し、インテリアに見入ってゆきました。拙ブログの読者であれば、私の作品の詳細を知っているわけですから、説明とかは不要でした。コーヒーを少しずつ飲みながら、Sさんが4輌のそれぞれを手のひらに乗せて楽しげに眺め、机の上に置いて諸角度から観察し、スマホで何枚も撮影しているのを、のんびりと見守るだけでした。

 ですが、半スクラッチで仕上げた新潟ビゲン高校チームのStrv m40L軽戦車に関しては、色々と質問を受けました。ブラ板の組み合わせでどうやって形状を整えるのか、パーツをどのように調達したのか、等を説明し、アーセナル軍事博物館とのやり取りの苦労話も少しまじえておきました。

 一通り披露が終わったところで、Sさんからの御礼ということでケーキをいただきました。その際に、私の交流サークル仲間のモケジョさん達に紹介して貰えないか、と頼まれました。いずれはその集まりに参加することになるから、ということでした。
「いずれ参加する、っていうのはどういうことですか?」
「実は、私、会社の秋の異動で大阪に行く事が決まってるんです・・・。それで・・」
「なるほど・・・、大阪に引っ越されるのですか・・・」
 納得しつつ、その場で私の交流サークル仲間のモケジョさん達のリーダーであるエリさんに電話を入れ、事情を話してSさんに代わって貰い、挨拶事を行なって貰いました。モケジョさん同士の阿吽の呼吸、というものがあるようで、すぐに打ち解けた雰囲気になって、大体の事は伝えたようでした。

 そうなると、このSさんとは、秋以降に京都でのサークルの会合などで会う機会があるのだろうと思います。そのことを先方も大いに楽しみにしているようで、約一時間の作品披露が終わると「また必ずお会いしましょう」と丁寧にお辞儀して、そのまま千葉に帰ってゆかれました。  (続く)

 


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