気分はガルパン、ゆるキャン△

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ゆるキャン△の聖地を行く10 その1  伊豆高原へ

2020年08月14日 | ゆるキャン△

 2020年8月8日から11日までの3泊4日の行程にて、久しぶりの「ゆるキャン△」聖地巡礼旅行に行きました。2019年9月の静岡エリア巡礼からほぼ一年が経っていました。
 この聖地巡礼は、本来ならば3月、4月、5月に続けて行う計画だったのですが、コロナ対策の緊急事態宣言や自粛要請などによって実施出来ませんでした。それで、自粛解除後の7月にガルパン大洗行きを実施したのに続けて8月に行うことに決め、改めて計画を練り直して3月、4月、5月の計画コースを一度の巡礼行でまとめて回ることにしました。

 その理由は三つありました。一つ目は、コロナ感染者数の増加にも関わらず死者および重症者が減少してコロナ自体に弱毒化および沈静化の動きが見られ、以前のような深刻な事態に陥るようには思えなくなったことです。3密を避けて感染対策をしっかり行なえば良い、というレベルになっているうえ、観光地では未だにクラスター発生や感染増加の事例がみられないので、観光地ばかりを回る「ゆるキャン△」聖地巡礼も懸念されるような問題はないのではないかと考え、覚悟を決めつつ実施してみる気になりました。

 二つ目は、政府が促進するGoToトラベルキャンペーンが7月下旬からスタートしたため、その利用によって旅行費用がおさえられることです。個人旅行なので適用範囲は宿泊費のみですが、それでも35%引きとなれば、3泊して1泊分はタダになる計算です。これは大きいと思ったわけです。
 政府発の緊急事態宣言は、過去の一度のみで再実施は有るかどうか分からないようですが、それは過去の宣言下の自粛による地域経済の打撃の大きさを数値でみれば理解出来ます。これ以上の打撃を受けると日本経済そのものが危ないだろう、ということは経済学に疎い私にもなんとなく分かります。
 だから、政府は経済政策としてのGoToトラベルキャンペーンを前倒しで進めるわけであって、いかなる批判や混乱があろうとも促進する方針を崩さないのも当たり前だな、と受け止めています。そうしないと観光産業関連が壊滅的になるだろうという見解は、京都の観光地の嘘のような閑散状況を実感してきた私にとっては決して空虚な観測ではありません。

 三つ目は、私自身の「ゆるキャン△」聖地巡礼計画が9月、10月にもあり、アニメ2期が放映開始となる来年1月までにこれらの巡礼計画も実施したいと考えていたからです。アニメ2期が放送されれば、それに応じて来年にも巡礼したい聖地が増えるに決まっていますから、今年の計画分はなるべく今年中に実施しておきたい、という気持があったわけです。
 それで、行くなら8月しか無い、コロナ感染動向には予断を許さない領域が多くて不安や懸念も拭えないけれど、しかしそれ以上に各地の観光地経済が悲惨なことになっていますから、動けるチャンスがあれば出かけて、少しでもお金を使って経済を回さないといけないのではないか、と考えました。

 以上の三つの理由を念頭に置きつつも数日は迷い悩みましたが、どう考えても8月にしかチャンスが無い、と悟りました。梅雨明けが遅くて、天気も8月からやっと回復基調になったことも一つの判断材料になりました。台風のシーズンはまだ分かりませんが、個人的には、たぶん9月以降に台風が多くなるんじゃないか、との予想がありました。
 そして、図ったかのように職場の盆休みが8日から16日までの9連休にて決定したため、こうなったら最初の4日を旅行に充てよう、と腹をくくりました。

 かくして、8月8日の朝6時半に家を出て、地下鉄経由でJR京都駅に向かったのでした。

 

 最初の目的地は静岡県の伊豆伊東エリアでしたので、鉄道利用で伊豆高原まで移動することになりました。新幹線は7時30分発ののぞみ86号を利用しました。

 

 名古屋駅には8時4分に到着し、8時8分発のこだま704号に乗り継ぎました。ホームの反対側に移動するだけで楽に乗り換えが出来ました。

 

 暦のうえでは、8月8日からは三連休となっていましたが、予想以上に観光自粛の動きが尾をひいているようで、のぞみもこだまも乗車率は1割以下でありました。京都駅や名古屋駅の電光掲示板にて、空席が豊富にありますから乗車利用を、と呼びかけているほどでした。
 コロナ対策ということで大半の観光客はマイカーを利用しているため、公共交通機関はどこもガラガラだ、というニュースを前週にも見たのですが、そのことを実感出来た今回の新幹線利用でした。

 切符はあらかじめ指定席で予約購入しておいたのですが、乗る際に自由席もガラガラなのを見て、自由席で買えば良かったなあ、と頭をかいたことでした。指定席も上図のような状態でしたが、自由席はそれ以上に空いていたのでした。普通は逆ですから、にわかには信じられない状況でした。

 

 新幹線利用は熱海駅までで、10時1分に着きました。

 

 熱海駅で伊東下田行きの列車に乗り換えました。10時9分発の列車は伊豆急行の赤い特急用車輌のようで、初めて見る外観でした。下田までの直通ダイヤでした。JR線は伊東駅までですので、それより先は伊豆急行の路線になりますが、切符の乗車券は京都から伊豆高原までの一枚で買えました。相互乗り入れを行なっているからでしょう。

 

 そしてこの列車も、御覧のようなガラガラ状態でした。展望ルーム付きの車輌でしたが、乗客は私の他に2、3人ほどでしたから、時々座席を変えたり、展望ルームに行って広い窓から海の景色を眺めたりと、結構ゆったりと楽しめました。

 しかし、各駅停車なので、それぞれの駅からドンドン観光客が乗ってきて、伊東駅に着く頃にはほぼ満車になっていました。若い方々、カップルやグループ、子供連れや友達同士が大多数を占め、年配の層をまったく見かけなかったのが印象的でした。自粛に疲れて我慢も限界に達したらしく、思いっきり観光を楽しむぞ、というような気持が表情にも仕草にもよく表れていました。これまでの緊急事態宣言や外出自粛の日々がいかに辛いものであったかが、本当によく分かりました。私自身も似たような気持であったからです。

 

 目的地の伊豆高原駅には11時ちょうどに着きました。昨年9月にマイカーで伊豆半島をほぼ一周する形で聖地巡礼をやりましたが、その際に日程の関係で伊東の伊豆高原エリアを外したため、このエリアだけが未訪のままでした。
 今回やっと来られましたので、「ゆるキャン△」聖地巡礼の伊豆半島エリアは、これで個人的には完結する見込みとなりました。  (続く)

 


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