カピバラ見物の次は、園内の高台にある上図のギフトショップに行きました。原作コミック第9巻128ページ1コマ目にそのままの姿で描かれますが、店名が「GIFT SHOP」のみになっています。
原作コミック第9巻128ページ2コマ目にも描かれていた「カピバラのぬいぐるみ」も豊富にありました。ふーん、カピバラをぬいぐるみにするとこうなるのか・・・。大きいのは頭に手拭をのせていて、温泉入浴バージョンになっていました。
店内の売り場は広くて多彩なグッズや商品を扱っていますが、やっぱりカピバラが目玉であるせいか、コーナーも大きくて特大のぬいぐるみも並んでいます。子供だけでなく若い女性もカピバラのぬいぐるみをドンドン買っていましたので、思ったよりも人気がある動物なんだな、と感心しました。
後日、交流サークル仲間のモケジョさん達にカピバラの事を聞いてみましたら、一気にテンションが上がって「カワイイ」「見たい」「モフりたい」を連発していました。
やっぱりカピバラは人気あるんだな、と再確認しましたが、「星野さんがカピバラ見に行くなんて、ちょっと信じられへん、神戸の動物園(正確には「神戸どうぶつ王国」)で見られるのに、なんで伊豆までわざわざ見に行ったんですか?」と訊かれたときには返答に窮しました。モケジョさん達は「ゆるキャン△」のことはあまり知らないからです。
カピバラ関連の商品のなかで、ものすごく気になったのが上図の品でした。ここシャボテン公園のオリジナル品のようなので、他では売っていないものと思われますが、どんな味のラーメンなんだろう・・・・と。
パッケージデザインも、もう少しなんとかならなかったのかと思います。いかにもラーメン、という感覚とは程遠く、カラーデザインも食欲をそそるどころか、茶色が多いので逆効果になりそうな気がします。
こちらの品は、原作コミック第9巻128ページ4コマ目で志摩リンが犬山あかりに推していた「カピバラのお菓子」のモデルであるようです。作中では「カピバラだんご黒糖の味」となっていますが、実際にはそのような品は見当たらず、黒糖仕上げの品はこれが唯一でしたので、たぶんこれだろうな、と思いました。
ギフトショップを出て坂道を下りて行くと、「高原竜広場」と呼ばれる開けた場所に出ます。ほぼ中央に上図の「高原竜」がありますが、その周囲の温室がみんなピラミッド形をしているので、この大きな「高原竜」もはじめはスフィンクスなのかと勘違いしました。
近づいていくにつれて、ああスフィンクスでは無いな、何だろう、と考えましたが、近くを歩いていた家族連れが「グリフォン」と呼んでいるのが聞こえました。えっ、これはグリフォンなのか、和訳だと「鷲獅子」になるギリシア神話の伝説上の生物か・・・、と思いました。
上図のアングルで、原作コミック第9巻124ページ4コマ目に描かれています。
確かに鷲の頭部と翼、獅子の胴体の組み合わせでした。どうもこのグリフォンが伊豆シャボテン公園のシンボルまたはランドマークであるようです。背景の大室山と奇妙にマッチしています。
見上げているうちに、奇妙な既視感を覚えました。あれ、このグリフォン、子供の頃にテレビで見たことがあるような・・・、と感じました。それもそのはず、ここは「ウルトラマン」や「仮面ライダー」のロケ地として使われ、このグリフォンも劇中に何度か登場しています。
そうか、思い出した・・・、「仮面ライダー」のショッカーの基地って、ここだったのか・・・。
さっそく滝和也モードでショッカーの基地に潜入・・・、ではなく、普通に観光客としてグリフォン下の温室入口に入りました・・・。 (続く)