気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパン最終章第2話における転用車輌

2019年07月13日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパンには数多くの戦車が登場し、回を重ねるごとに新車輌が加わりますので、第二次大戦中までに実在した主要車輌はだいたい出揃ってきている形になっています。しかも多くの車輌が生き生きと動き回ってリアルに感じられ、独特の感動を与えてくれます。ボービントン戦車博物館のアニメ版とも言えましょう。

 そのようなガルパンですから、最終章第2話にて無限軌道杯参加の16チームが全て登場したシーンにおいては、同一の戦車を複数のチームが使用している状況も明らかになりました。同一の戦車を複数のチームが使用していることは、月刊戦車道などの公式設定資料類でも示されていたのですが、アニメ化にあたっては原則的に遵守しつつも、一部の車輌を他チームに移して登場させています。

 それらの車輌は、見たところ既存の3Dデータをそのまま使用して外見の着彩や校章マークだけを変えています。いわゆる転用車輌ですが、色が異なるだけで、なにか姿が違って見えてくるから不思議です。ここでは、そうした転用車輌を見てゆきましょう。

 まず上図は予告編にも出てお馴染みになった、ヴァイキング水産高校チームのⅢ号戦車J型、M24チャーフィーです。前者は黒森峰女学園チームの車輌と同じ、後者は大学選抜チームの車輌と同じです。

 

 最終章第2話ではエル隊長以下のキャラクターが絶大な人気を集めている青師団高校チームですが、試合ではフラッグ車のⅡ号戦車F型が、ナオミのファイアフライの一撃に斃れて敗けました。
 このⅡ号戦車F型は、劇場版の西住家の使用車輌と同じです。

 

 コミック版「激闘マジノ戦ですっ!」の設定そのままに登場したマジノ女学院チームは、公式設定ではBC自由学園の姉妹校とあって、使用車輌も同じフランス戦車です。最終章第1話でBC自由学園チームが用いたソミュアS35がコミック版そのままの姿で登場しています。

 

 マジノ女学院チームのフラッグ車はルノーB1bisでした。識別マークがダイヤですが、これはコミック版ではガレットの搭乗車でした。迷彩もそのままですので、ガレットがワンカットだけでも出てくれば胸熱でしたね。
 このルノーB1bisは、大洗女子学園カモさんチームの車輌と同じです。

 

 ボンプル高校チームは、無限軌道杯の試合に4種の戦車を投入しました。そのうちのFT-17は、BC自由学園チームと同じ車輌です。フラッグ車である点も同様でしたが、このFT-17の軽快な機動性がフラッグ車に適している、ということでしょうか・・・。その動きが素早いからこそ、アンツィオ高校チーム側はCV33でおっ取り囲んで封じ込める作戦に出たというわけでしょうか・・・。

 

 砂漠を疾駆して継続高校チームに立ち向かう、ヨーグルト学園チームの戦車部隊は38(t)戦車B/C型です。この直後にフラッグ車が単騎で切り込んできたBT-42に仕留められましたが、BT-42に突っ込まれるまで38(t)戦車部隊は隊列を崩していなかったので、BT-42の一撃は完全な奇襲だったようです。
 この38(t)戦車B/C型は、大洗女子学園カメさんチームの初期の車輌と同じです。


 最終章の第2話においては、3Dデータの使い回しによる転用車輌が多く出ていますが、それが第1回戦で敗退したチームにのみ配置されているというのも暗示的です。多分、よっぽどの契機または機会が無ければ、これらの敗退チームは第3話以降には出てこないのでしょう。
 劇場版の時から、新たに加わって色々な活躍を繰り広げるチームには、必ず手描きではない3Dデータ構築による新登場戦車が加わっており、最終章第1話ではBC自由学園チームに3輌(FT-17、ソミュアS35、ARL44)、第2話では知波単学園チームに1輌(特二式内火艇カミ)が登場しています。

 つまり、最終章シリーズ各話にて、大洗女子学園チームと対決するチームと言うのは、必ず3Dデータ構築による新登場戦車をともなっていると肯定出来ます。大洗女子学園チームが順調に勝ち進んだ場合、第3試合、決勝戦で対決する相手チームには、必ず1輌は新登場の車輌が加わっていくるものと予想されます。

 ですが、第2試合にのぞむ大洗女子学園を含めた常連校8チームのそれぞれにおいて、新登場車輌の候補というのは、そんなに無い筈です。継続高校という、唯一の例外を除いては、です。

 また、何かが起こりそうな予感が致しますね・・・。

 


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