出町柳駅の2番ホームに待機していた、八瀬比叡山口行きの列車です。おなじみの車体色です。
劇場版の劇中では、こういうアングルでのシーンがありました。
該当シーンはこれですね。車体のカラーや形姿などが完全に一致しています。知っている方ならば、ああ叡山電車だ、とすぐに分かるでしょう。琴吹紬は、毎日この電車で通学しており、その下車駅のモデルが修学院駅であることはよく知られますが、したがって乗車駅のモデルが出町柳駅であることは、当然ながら首肯されます。
列車に乗って出発、北へ向かいました。
今回は、一乗寺まで乗りました。出町柳を出て三つ目の駅です。
一乗寺駅に着きました。
去ってゆく列車を見送りました。
一乗寺駅の駅名標です。一乗寺には京都造形芸術大学で親しかった歴史研究サークル仲間が下宿していて、三回ほど遊びに行った記憶があります。一回はゼミ集中講義の期間中でしたので泊めて貰い、近くのラーメン屋へ遅い夕食を食べに行って深夜まで歴史談義に興じたりしました。
また、別のゼミ実習のフィールドワークで地籍図探査というのをやった際にも、ここ一乗寺が私たちの班の割り当て範囲になったため、駅の東を通る東大路界隈で手分けして路地ごとに地籍図との照会をやった思い出があります。懐かしい場所の一つです。
大学へは奈良から通っていたのですが、一乗寺に泊めてもらった日の翌朝には仲間とここから電車に乗り、次の茶山駅で降りて登校したものです。
しばらく回想にふけっているうちに、上り線に列車がやってきました。京都動物園の宣伝ラッピング列車でした。こんな派手なのは、京都市の景観保護条例に抵触しないのでしょうか・・・。かつてのけいおんラッピング列車でも控えめにして小さなマーク程度にとどめていたというのに・・・。
さて、ここ一乗寺駅にも聖地スポットがあります。上図のアングルです。
これですね。2期のオープニングの終わりの方にチラッと登場します。電柱や電線に至るまで、実際の景色と細部まで完全に一致しています。凄いですね。景観再現への並々ならぬこだわりようは、さすがに京都アニメーションだなあ、と感心させられます。 (続く)