ステップ18では、主砲を組み立てて、砲塔に取り付けます。同時に砲塔の上面を組み立てます。ここではF42が不要で、ベンチレーターはA45を使用します。
ステップ19では、砲塔の上面にキューポラを、側面にピストルホールや予備履帯やゲベックカステン、スモークディスチャージャーなどを取り付けますが、劇中車は予備履帯を装着していませんので、B18およびF24は不要です。
ステップ18で組み立てるパーツの全部を切り出して並べました。
ステップ18の工程を終えました。56口径88ミリ戦車砲の存在感はさすがですね。
続いてガルパン仕様への追加工作に移りました。御覧のように砲塔上面に八つの円形の窪みが並びますが、これは劇中車にはありませんので、パテで埋めて消しました。
砲塔上面の八つの円形の窪みを埋め終わった状態です。毎度のことながら、粗雑な仕上げですね。その後にキューポラを取り付けました。
さらに、砲塔上面の前端にモールドされている溶接痕もガルパン仕様にはありませんので、タイラーやサンドペーパーなどでヤスって消しました。
続いて、砲塔左右のスモークディスチャージャーを取り付けました。つまりは発煙弾の発射器ですが、戦車道の試合では煙幕の使用もありました。大洗女子学園チームが煙幕を展開した作戦を採っていましたが、大洗チームの各戦車には発煙弾の発射器はありませんでしたね。どこから煙幕を出したんでしょうか・・・。
ガルパン仕様への追加工作は、もう一ヵ所あります。劇中のワンシーンを見ると、砲塔上面にキットのパーツにはない円がみられます。黄色円内に示しましたが、これは何かの蓋のように見えます。
円をケガいて表現するのは難しいので、プラペーパーを円形にカットして貼り付けるという方法で再現しました。まあ、こんなもんでしょう。
ラストのステップ20では、砲塔を車体に取り付け、車体左右のフェンダーを接着します。
車体左右のフェンダーのパーツA19です。四枚のフェンダーを一体成型でパーツ化してあります。
公式設定資料の図を見ると、黄色円内に示したように、前から二枚目のフェンダーがかすかに浮いているのが分かります。
劇中のワンシーンでも、前から二枚目のフェンダーがかすかに浮いているのが看取出来ますので、左右とも二枚目だけが浮いていることが理解出来ます。これはタミヤのキットのボックスアートでも同様なので、ガルパンのティーガーⅠがタミヤのキットをモデルにしていることが伺えます。
そこで、上図のように二枚目のフェンダーをいったんカットしました。
カットによって三枚に分割したA19を、指示位置に接着しました。カットした二枚目のフェンダーだけを、少し持ち上げるような感じで取り付け、僅かに浮いた状態を再現しました。
反対側のフェンダーも同様の工作を施して車体に取り付けました。
これで組み立て工程の全部が終わりました。タミヤのキットだからというのもありますが、難しい工程はほとんどなく、組み立てやすかったです。ガルパン戦車キットのなかでは、初心者にもおすすめ出来るレベルだと思います。
砲塔を取り付ければ、重厚な威圧感に満ちた箱型のスタイルの重戦車の姿が出来上がります。これぞティーガーⅠ、ってな感じですね・・・。 (続く)