ステップ8では、車体上部を取り付けます。前部フェンダーのパーツE20への穴開けは指示通りに行ないますが、履帯はこの段階では取り付けません。いつものように塗装後に装着する積もりです。
ステップ9では、ジャッキとマフラーを組み立てます。マフラーの弁は開閉いずれかを選べますが、ガルパン仕様では開状態になっているので、弁のパーツF20を開状態に取り付けます。
車体上部パーツを接着し、前部フェンダーのパーツE20も取り付けました。ティーガーⅠ独特の箱型車体の輪郭が印象的です。これでステップ8は完了しました。
ステップ9に移り、ジャッキの組み立てに取り掛かりました。ガイド指示ではA39とF18を接着することになっていますが、F18の台形の形状がガルパン仕様と異なります。不要パーツの中に、ガルパン仕様と同じ形状のA38があるので、これを使用します。上図の右のパーツがA38です。田の字のモールドが施されています。
ですが、公式設定資料の図でみると、田の字のモールドが無いことが分かります。これがガルパン仕様への修正点となります。
A38の田の字のモールドを削り取りました。これでジャッキは完成です。
続いてマフラーを左右二本組み立てました。小さなパーツが多く、このキットで最も細かい作業を必要とする工程でした。
ジャッキおよび左右のマフラーが完成しました。これでステップ9は完了しました。
ステップ10では、車体後部の部品の取り付けを行ないます。ここではガルパン仕様への変更および修正が4つあります。
1つめは、後部フェンダーE14およびE15の形状が違います。上図の上の一対がE14およびE15ですが、キットの不要パーツのなかにはもう一対の後部フェンダーA32およびA33があり、上図の下の一対がそれです。両者の相違点は穴の形状です。
公式設定資料の図でみると、御覧のように穴が長方形なので、A32およびA33の形状に一致します。
そこで、後部フェンダーはA32およびA33に交換して接着しました。
2つめは、OVMのパーツA34またはF21が不要であることです。そこでその取り付け穴をパテで埋めました。3つ目は、ジャッキのハンドルA37が劇中車に見えない点です。そこでA37は不要となりました。
問題は、4つめの道具箱のパーツF41です。上図で左下に置いてあるのが、その道具箱のパーツF41ですが、劇中車では道具箱がついていません。
御覧のように、公式設定資料の図では道具箱が無く、その架台だけが見えます。そこで架台を作ることにしました。
架台の形状は、道具箱のパーツF41にモールドされている形をそのままプラ板にトレースし、寸法も測って上図のようにプラ板で部品を切り出しました。
切り出した各部品を組み立てました。道具箱のパーツF41と同じサイズに仕上がりましたが、道具箱が無いのでボリューム感に乏しく、見た目にも小さく感じられました。
自作の架台を、車体後部の所定の位置に接着しました。このキットにおけるガルパン仕様への一番の追加工作でありました。この架台の制作をクリアすれば、あとの工程での追加工作はいずれも簡単な小改造で済みます。 (続く)