「中村さん~」・・・。「中村カズオさん~!」
「ん???、あれ、俺の筈ないよなぁ?」
私の名前を呼び出したのは、『不動産登記』のカウンターであり、『商業登記』のカウンターではなかったので、私である筈がなかったです。
一昨日、10月2日はクライアントから依頼されていた減資(資本の額の減少)・支店廃止・役員変更の手続きが完了しており、まして、大安吉日(意外にこういった日柄を気にする経営者の方は多いんです。)という縁起の良い日でもありましたので、クライアントに納品するための登記簿謄本を東京法務局港出張所へ取りに行ったのでした。ですから、不動産関係の謄本など、全く無関係の話でしたから、同じ名前でも別な人に違いなかったのでした。
そして、2~3分後、今度は『商業登記』のカウンターから、
「中村さん~!」・・・。「中村和夫さん~!」と呼ばれたのでした。
ところが、お隣のカウンターの「中村カズオ」さん、どうやら申請していた謄本と違う物だったようで、
「ほら!同姓同名の人がいるだろう!間違え易いんだよなぁ!」と係官にボヤいているではないですか。
その声に反応した私は、お隣に居た「中村カズオ」さんに顔を向け、笑って軽く会釈したのでした。
あちらも、バツが悪そうに、ニヤっとして会釈していました。何十人も謄本待ちの人でごった返しているような所で立ち話などできる筈もありません。私は、謄本を受け取ると、減額された資本金額、支店廃止の記載、取締役の解任・辞任・就任などの記載事項をすべてチェックし、誤記が無いことを確認すると、踵を返して階段へ向かったのでした。
すると、印紙を買っていた、「中村カズオ」さんとすれ違いましたので、
「お名前、同じなんですねぇ!失礼ですけど、カズオはどのような字で?」と、聞きましたところ、
「昭和の和に、夫です。」
「ありぁ、まぁ!名前の字まで同じで、完全に同姓同名ですね!」と言って、そのままお互いに会釈するなり、彼は謄本を受取りに再び窓口に、私はクライアントの会社に立ち寄って謄本を渡すべく、それぞれ別れたのでした。
実は、同姓同名の人に出会ったのは、これで2度目なのです。いや、3度目になるのでしょうか。
但し、最初は会っておらず、人違いで、拳銃不法所持の同姓同名の犯人と間違われて刑事が自宅までやって来て事情聴取を受けたのですが・・・。なにせ、当時まだ中学1年生の子供だったものですから、刑事が「ありぁ人違いだ!」と言いながらお茶を飲んで、一応、調書を採ったものの、殆ど世間話だけでお帰りになりました。
次は、15年程前、建設関係の会社に勤務していた頃、新規事業の企画開発室長も兼務していた私が営業した、中堅ゼネコンの一つの現場の施主主催のゴルフコンペで、ゼネコンの下請の1社として参加した時、メンバー表に同姓同名があったのでした。勿論、横に会社名が小さく書いてありますから、混同はしないのですが、妙な気持ちでした。
そして、一昨日、15年ぶりに・・・というわけです。まあ、こんなありふれた名前ですから、仕方がないのでしょう。インターネットで調べてみたら、同姓同名の中村和夫には、馬主、法律学者、研究者、医者、録音技師、学生、そして私、行政書士など結構色々な職業の方々がいるんですねぇ!驚きです。
ちなみに、父は「中村一郎」ですから、もっともっと同姓同名がいるようですが・・・。
患者さんで一人いるんですが、生年月日が違うし
職員は知ってるので間違われたことはありません
・・。
偶然とはいえ同じ名前の人に会えるなんて本当に
奇妙な偶然ですね。
しかし、拳銃所持の犯人に間違われた時が学生で良かったですね。大人になっている時だったら結構
ややこしいことになりそう。
名前って一生ついてくるものですから
大事ですよね。
なむさんも同姓同名者との鉢合わせ経験ありですか。何か、その方の人生どうだったんだろう?或いは、どうなるんだろうって気になっちゃいますよね(^^)。
名前なんて、只の個体識別記号と考えられなくもないのですけれど・・・。
拳銃不法所持で間違われた時には、さすがに笑っちゃいました。訪れた初老の刑事さんも「決まりなので・・・」と、一応名前と中学校名などを申し訳なさそうに聞いて、調書を作成していたのを記憶しています。「刑事さんも大変だね!」そう、母に言ったことを思い出しました。
お会いできて、本当によかったです。
確かに中村先生の場合、同姓同名ありそう・・。
私の場合は、苗字、名ともに珍し系なので、この問題は、ないですね。(旧姓も比較的、少ない名前でしたし)
でも、逆に、デメリットとして電話で名前をいうとき、必ずや一度でききとってもらえず、「リンゴのリ」とかまるで電報のように一字づつ確認が必要。(急いでいるときは、はっきりいってめんどくさくて、ハンドルネームで使うときもあり。)あと、必ず、名前の由来をきかれるとか、「・・で、本名はなに??」とか疑われるなど、がありますね。
それと、苗字は発音では「スズキ」さんと間違われることもあります。読みでは「ボキ」さんといわれたことも(本当ですよ~)
メリットは、一度覚えられたら忘れられないことかな。でも、これって悪いこともできませんね(笑)
でも、いずれにせよ、すごーく気に入ってます。珍しい苗字の主人と珍しい名前をつけてくれた両親に感謝です。
コメントありがとうございます。そういえば、momo先生の名前は、私の世代には無い名前で、世界でも通用する、すてきなお名前でよね!ご両親、凝り性で羨ましい~!ご主人のS先生の苗字もお名前も剣士のようで、憧れちゃいます!
決して自分の名前が嫌いではないのですが、人違いの場合は困りますよね。それに、スペイン語はザジズゼゾの発音が無いので、私の名前は『カスオ』になっちゃうんですよ(>_<)。ゴミみたいに呼ばれるのが嫌なので、苗字で呼んで貰っています。
新人のM先生は真面目そうで、お仕事は出来そうですね。さすが、TVでも時々紹介される事務所ですね。
また、いつでもふらっと事務所にお越し下さい。そして、皆で食事しましょう!ご連絡待ってます~。
もちろん、人違いとして、ですが^^
ところで、経営者ってホントに大安吉日を気にしますよね!
お抱え占い師がいたり、神社や祖先を大切にするし。
自分ひとりの力では限界がある、と感じる場面が多いのでしょうかね?!
この時は、事情聴取というより、世間話だった記憶があります。それも、もっぱら母が、興味本位で老刑事さんから色々と聞き出していたようで、寧ろ、母が警察を事情聴取しているようでした(^-^)。
経営者は、基本的には人事を尽くして天命を待つといったスタンスなのでしょう。尤も、人事を尽くさず、天命ばかり待っている方もおりますが・・・。
結婚8年。もう慣れました。
普通に「はい」と返事しています^^;
普通の人だったら、名前を間違えて呼ばれると、可成り気を悪くされる方が多く、「むっ」としたり、顔色を変える方が多いのですが、それをさらりと「はい」とお答えになれるとは大したものです。ビジネス・経営向きのご性格かもしれませんよ!