行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする25年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

バベルの塔

2017-05-06 13:10:18 | アート・文化
 バベルの塔の物語は、旧約聖書の「創世記」の

 ノアの物語のあとで、以下のような記述で

 書かれているそうです。

*****************

 全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。

 東の方から移動した人々は、

 シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。

 そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」

 と言い合った。

 彼らは石の代わりに煉瓦を、

 漆喰の代わりにアスファルトを用いた。

 そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。

 塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、

 消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。

 主は、人の子らが作ろうとしていた街と

 塔とを見ようとしてお下りになり、

 そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、

 同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、

 おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。

 それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。

 彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。

 主はそこから全ての地に人を散らされたので。

 彼らは街づくりを取りやめた。

 その為に、この街はバベルと名付けられた。

 主がそこで、全地の言葉を乱し、

 そこから人を全地に散らされたからである。

*****************

 私達、地上に暮らす民が、違った言語を話す

 起源となったという旧約聖書での記述です。

 その”バベルの塔”をピーテル・ブリューゲル1世が、

 独自の解釈で描いた、逸品が24年ぶりに来日した

 とのことなので、東京都美術館に鑑賞に行きました。









 実は、初めて実物を見たのですが、

 もっと、大きなキャンパスに書かれた絵画だと

 思っていましたので、通常並のサイズの中に、

 どうやって1,400人以上の人物を描き込めたのだろう?

 と正直、大変驚いてしまいました。

 東京芸大が300%に拡大した複製画でさえ、

 その細密な人物描写に驚く程ですから、

 本当にどのようにして描いたのだろう?と、

 ブリューゲルの描写力に唯々驚くばかりです。

 一見の価値がある絵画作品の一つである

 ことには疑いの余地はありません!

にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へにほんブログ村

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへにほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

注解・判例 出入国管理実務六法 平成29年版
クリエーター情報なし
日本加除出版


平成29年版 戸籍実務六法
クリエーター情報なし
日本加除出版
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする