昨夜は、生暖かい強い風が吹き荒れて、まるで春一番のような錯覚に陥りました。経済も変になっていますが、気候もやはり変なようです。
ところで、昨日の日曜日、パートナーのAkさんのクライアントであり、お知り合いのイスラエル人の関係から、ハヌカ祭というユダヤ教の伝統的なパーティーのお誘いを受けましたので参加させて頂きました。
中南米のM国に居たとき、クリスマスの10日前から、ポサーダというクリスマスの前夜祭のようなパティーをあちらこちらのお宅で催していましので、ユダヤ教徒でもないのに、軽いノリで参加させて頂きました。
一見、ラフなパーティーのようでしたが、やはりユダヤ教の宗教的な行事のようです。日本ヘブライ協会のホームページによると、このハヌカ祭は、 ユダヤ歴キスレブ(kislev)月の25日から8日間。つまり、今年ですと、12月21日の夕方日没から8日間行うお祭りだそうです。その由来は、イスラエルをギリシアが、ギリシア化しようとして、ユダヤ教を禁止していたのですが、紀元前164年、ユダヤ人がギリシア軍をエルサレムから追放し、エルサレムの神殿から「ゼウス像」を取り去って神殿を潔めた時、神殿内に聖なる燭台用の特別なオリーブ油が1日分しか残っていなかったにもかかわらず、燭台の火が奇跡的に8日間も燃えたことが、このお祭りの起源のようです。つまり、宮を潔めて奉献することをヘブライ語で「ハヌカ」と言うからだとの事です。
上の黄色のポスターにあるように、本来は揚げドーナツなどを食べる質素なパティーであったようですが、そこは日本ですからお寿司などもテーブルの上に沢山乗っておりました。実際、寿司が一番良く売れていたかもしません。もう、お寿司は国際的なオードブルになっているのですね!
長いあごひげに黒いコートと黒い帽子を被った、ラバイと呼ばれるユダヤ教の司祭の方が、なかなか気さくな方でした。日本人の友人・知人の方も結構いらしていました。一番多いのは言うまでもなくイスラエル人ですが、イスラエル人ばかりではなく、米国人、カナダ人、ベルギー人等、色々な国籍のユダヤ教徒の方々も来ていたようです。
こういったユダヤ教徒のパーティーに潜入?するのは、生まれてはじめての経験でしたが、ユダヤ教会が認定する食料品、香辛料や飲料品が多数あり、熱心なユダヤ教徒達はそれを好んで飲食する事等、全くはじめて知るような面白いお話を参加している方々に伺うことができて、とても勉強になりました。