月~金はともかくとして、土日事務所に行くときには、秋葉原駅では下車しないようにしています。それは、あまりにも人が多すぎるからです。新宿南口の事務所の時は選択肢がなかったので、やむを得ませんでしたが、ここアキバ近くの事務所に移ってからは、土日は、一つ手前の神田駅で下車するようにしています。ところが、土日は快速運転ですから、神田駅では止まらない事を忘れて秋葉原駅まで行ってしまう事も多々あります。昨日、8日の日曜日がまさにそうでした。ボ~としていたら、神田駅を通り過ぎて、秋葉原駅に着いてしまいました。「あっ、まずいな~。戻ろうかな。まあいいか!」と下車すると、もう人人人人の山です。それも、土日はオタク君達が異常に多い上に、コスプレ嬢も結構います。電気街のメイン通りは、ホコ天ですから、日本に住んでいる外国人の方々も休みを利用して来るようですから、ここアキバでしか見れない特殊な光景です。
まず、改札口を出ると、漫画から飛び出してきたような、黄色いセーラー服でお臍を出した女の子を、オタク君達が取り囲んでの撮影会です。これを秋葉原は、駅前でやっているのです。勿論、その取り囲んでいる輪の左右には、メイドの格好をしたオネエさん達がビラ配り。そのオネエさん達を捕まえて、日本人、外国人を問わずに、彼女たちと記念撮影なんて人達も結構います。ですから、私のようなスーツ姿で鞄を抱えて一目散に歩くおじさんは、明らかに場違いです。と、いうか、こんな休みの日に仕事をしに来ているのが、本当に馬鹿馬鹿しく思えてきてしまいます。そして、電気街メイン通りのホコ天をかき分けるように横断して、ガード下沿いに御茶ノ水駅方向に向かうと、今度は右手には、パソコンオタク君達の人また人の山です。私のパソコンやら周辺機器もここいらで買いますが、まあ既製品の範疇です。おそらく、ほとんどのパソコン君達は自作パソコンのパーツを買いに来ているのでしょうか?これぞ元祖アキバ!という感じの場所をくぐり抜けると、そこは、雪国ならぬ、神田川にかかる昌平橋にたどり着き、ホッとしてしまいます。橋の上には、中央線と総武線が天空を駆け抜けるように、空中鉄橋を間断無く走り去り、昌平橋の下の神田川では、煉瓦作りのガード下を横目に、艀が走り去るという、まさに都会のオアシス状態です。ここで、いわゆるアキバゾーンはお終いで、アキバの国境といったところでしょうか?そこから、見える神田郵便局の隣にある小さな雑居ビルの一角に、毎日仕事をしに通っているのが、私の日課です。
取り敢えず、日本は、まだまだ平和な国ではあるようですね!