旅行先では、タワーに登ることがあると思いますが、高所からの眺望が良く、爽快な気分になれます。特に有名だったのは、1958年(昭和33)に完成した「東京タワー」(333m)で、以前は、東京へ旅行した時に必ず立ち寄る名所の一つでしたが、もともとはテレビの電波等を送信するための総合電波塔で、正式名称は「日本電波塔」でした。現在は、2012年(平成24)に完成した「東京スカイツリー」(634m)にその機能が移されています。
同じように、1954年に完成した名古屋テレビ塔や1957年に完成したさっぽろテレビ塔なども総合電波塔でした。しかし、純全たる展望用・ランドマークとしてそそり立っているタワーも結構あります。海浜などの眺望の良いところに建てられて、観光名所となっている所も少なくないので、旅先で立ち寄ってみても良いのでは.....。
また、全国の有名なタワー20で構成される「全日本タワー協議会」というのがあって、「スタンプラリー」を実施しています。スタンプを集めると認定証と記念品がもらえますので、チャレンジしてみても面白いのではないでしょうか。
〇「全日本タワー協議会」とは?
1961年(昭和36)に、東京タワー、通天閣、名古屋テレビ塔の3つで発足しましたが、現在は、日本国内の20のタワーで運営されている協議会で、全国を4つのブロックに分けて活動しています。
2006年(平成18)から、10月1日を「展望の日」と定め、各加盟タワーにおいて、来場者へ特典プレゼントを贈呈するなどのイベントが行われるようになりました。
また、2010年(平成22)の「展望の日」から、「All-Japan20タワーズスタンプラリー」を実施していて、各加盟タワーを訪問してスタンプを集め、ブロック全てのスタンプを集めた来場者にはブロック認定証と記念品が、20タワー全てのスタンプを集めた来場者には完全制覇認定証と特別記念品が贈られています。
☆日本の「タワー」のお勧め
(1)さっぽろテレビ塔(北海道札幌市中央区)
札幌市の中心部にある大通公園西端に位置する総合電波塔で、総工費1億7,000万円で、1957年(昭和32)8月24日に開業・電波の発射を開始しました。設計者は内藤多仲で、高さ147.2m、90m地点に展望台があり、札幌市内を一望できます。現在でも、札幌市のシンボルで、観光名所ともなっていて、観光客も多く訪れていました。
(2)東京スカイツリー(東京都墨田区)
地上デジタル放送用の総合電波塔で、2008年(平成20)に着工、2012年(平成24)5月に完成し、翌年からNHKと在京民放5局の電波を送出しています。高さ634mで、地上350m地点に展望台「天望デッキ」、450m地点には展望台「天望回廊」が設けられました。アラブ首長国連邦の超高層ビル「ブルジュハリファ」(828m)に次いで高さ世界第2の人工建造物ですが、自立式鉄塔としては世界一となっています。観光・商業施設「東京ソラマチ」や水族館、プラネタリウム、オフィスビルなどを併設していて、連日多くの観光客が訪れ、東京の新名所となりました。
(3)東京タワー(東京都港区)
1958年12月23日に竣工した総合電波塔で、正式名称は「日本電波塔」といい、各種電波の送受信に用いられていました。しかし、2012年(平成24)の東京スカイツリー開業に伴い、翌年5月からは、放送大学以外の地上デジタルテレビ放送7局の送信所がスカイツリーに移転し、予備電波塔となっています。設計は、内藤多仲により、正方形の断面をもった立体トラスの鋼構造で、高さは333mあり、150mと250mのところにある展望台からは、関東平野が一望できます。以前は、東京へ旅行した時に必ず立ち寄る観光名所の一つでした。尚、2013年(平成25)には、国の登録有形文化財となっています。
(4)名古屋テレビ塔(愛知県名古屋市中区)
名古屋市中心街の久屋大通公園に、1954年(昭和29)6月19日に竣工し、翌20日には開業・電波の発射を開始した、日本で最初の集約電波塔でした。内藤多仲の設計によるもので、東京タワーよりも4年早く、完成当時は、東洋一の高さ(180m)を誇る高層建築物だったのです。90m地点にスカイデッキ、100m地点にスカイバルコニーと2つの展望台を有し、名古屋市内を一望でき、市民に親しまれました。
(5)通天閣(大阪府大阪市浪速区)
大阪の新世界中心部に建つ展望塔で、初代は、第5回内国勧業博覧会の跡地に、1912年(大正元)、パリのエッフェル塔に倣って造られました。当時の高さは75mありましたが、太平洋戦争中に、金属回収のため撤去されたのです。戦後、地元民の熱意により1956年(昭和31)に再建され、高さは103mとなり、大阪の観光名所となりました。公式キャラクターは「ビリケン」で、市民に親しまれています。尚、2007年(平成19)5月15日に、国の登録有形文化財となりました。
(6)福岡タワー(福岡県福岡市早良区)
福岡市のシーサイドももち地区にあるランドマークタワー(電波塔)で、1989年(平成元)のアジア太平洋博覧会(通称:よかトピア)にあわせて建設されました。高さは234mあり、展望室は高さ123mのところにあって、日本で1番高い海浜タワーと称していて、玄界灘の眺望がすばらしいのです。また、ハーフミラーを張り合わせた近代的外観を呈していて、見た目もなかなか良いものでした。
☆全日本タワー協議会加盟タワー一覧
<イースト>
・さっぽろテレビ塔(北海道)
・五稜郭タワー(北海道)
・銚子ポートタワー(千葉県)
・千葉ポートタワー(千葉県)
・東京タワー(東京都)
・横浜マリンタワー(神奈川県)
<セントラル>
・名古屋テレビ塔(愛知県)
・東山スカイタワー(愛知県)
・東尋坊タワー(福井県)
・ツインアーチ138(愛知県)
・クロスランドタワー(富山県)
<カンサイ>
・通天閣(大阪府)
・京都タワー(京都府)
・神戸ポートタワー(兵庫県)
・空中庭園展望台(大阪府)
<ウエスト>
・福岡タワー(福岡県)
・ゴールドタワー(香川県)
・海峡ゆめタワー(山口県)
・夢みなとタワー(鳥取県)
・別府タワー(大分県)
☆日本のタワーの高さベスト10(一般に登れるもの限定)
1.東京スカイツリー(634m) 東京都墨田区 2012年完成
2.東京タワー(333m) 東京都港区 1958年完成
3.福岡タワー(234m) 福岡県福岡市早良区 1989年完成
4.スカイタワー西東京(195m) 東京都西東京市 1988年完成
5.名古屋テレビ塔(180m) 愛知県名古屋市中区 1954年完成
6.ゴールドタワー(158m) 香川県綾歌郡宇多津町 1988年完成
7.海峡ゆめタワー(153m) 山口県下関市 1996年完成
8.さっぽろテレビ塔(147.2m) 北海道札幌市中央区 1957年完成
9.セリオン[秋田市ポートタワー](143m) 秋田県秋田市 1994年完成
10.ツインアーチ138[木曾三川公園] (138m) 愛知県一宮市 1995年完成
同じように、1954年に完成した名古屋テレビ塔や1957年に完成したさっぽろテレビ塔なども総合電波塔でした。しかし、純全たる展望用・ランドマークとしてそそり立っているタワーも結構あります。海浜などの眺望の良いところに建てられて、観光名所となっている所も少なくないので、旅先で立ち寄ってみても良いのでは.....。
また、全国の有名なタワー20で構成される「全日本タワー協議会」というのがあって、「スタンプラリー」を実施しています。スタンプを集めると認定証と記念品がもらえますので、チャレンジしてみても面白いのではないでしょうか。
〇「全日本タワー協議会」とは?
1961年(昭和36)に、東京タワー、通天閣、名古屋テレビ塔の3つで発足しましたが、現在は、日本国内の20のタワーで運営されている協議会で、全国を4つのブロックに分けて活動しています。
2006年(平成18)から、10月1日を「展望の日」と定め、各加盟タワーにおいて、来場者へ特典プレゼントを贈呈するなどのイベントが行われるようになりました。
また、2010年(平成22)の「展望の日」から、「All-Japan20タワーズスタンプラリー」を実施していて、各加盟タワーを訪問してスタンプを集め、ブロック全てのスタンプを集めた来場者にはブロック認定証と記念品が、20タワー全てのスタンプを集めた来場者には完全制覇認定証と特別記念品が贈られています。
☆日本の「タワー」のお勧め
(1)さっぽろテレビ塔(北海道札幌市中央区)
札幌市の中心部にある大通公園西端に位置する総合電波塔で、総工費1億7,000万円で、1957年(昭和32)8月24日に開業・電波の発射を開始しました。設計者は内藤多仲で、高さ147.2m、90m地点に展望台があり、札幌市内を一望できます。現在でも、札幌市のシンボルで、観光名所ともなっていて、観光客も多く訪れていました。
(2)東京スカイツリー(東京都墨田区)
地上デジタル放送用の総合電波塔で、2008年(平成20)に着工、2012年(平成24)5月に完成し、翌年からNHKと在京民放5局の電波を送出しています。高さ634mで、地上350m地点に展望台「天望デッキ」、450m地点には展望台「天望回廊」が設けられました。アラブ首長国連邦の超高層ビル「ブルジュハリファ」(828m)に次いで高さ世界第2の人工建造物ですが、自立式鉄塔としては世界一となっています。観光・商業施設「東京ソラマチ」や水族館、プラネタリウム、オフィスビルなどを併設していて、連日多くの観光客が訪れ、東京の新名所となりました。
(3)東京タワー(東京都港区)
1958年12月23日に竣工した総合電波塔で、正式名称は「日本電波塔」といい、各種電波の送受信に用いられていました。しかし、2012年(平成24)の東京スカイツリー開業に伴い、翌年5月からは、放送大学以外の地上デジタルテレビ放送7局の送信所がスカイツリーに移転し、予備電波塔となっています。設計は、内藤多仲により、正方形の断面をもった立体トラスの鋼構造で、高さは333mあり、150mと250mのところにある展望台からは、関東平野が一望できます。以前は、東京へ旅行した時に必ず立ち寄る観光名所の一つでした。尚、2013年(平成25)には、国の登録有形文化財となっています。
(4)名古屋テレビ塔(愛知県名古屋市中区)
名古屋市中心街の久屋大通公園に、1954年(昭和29)6月19日に竣工し、翌20日には開業・電波の発射を開始した、日本で最初の集約電波塔でした。内藤多仲の設計によるもので、東京タワーよりも4年早く、完成当時は、東洋一の高さ(180m)を誇る高層建築物だったのです。90m地点にスカイデッキ、100m地点にスカイバルコニーと2つの展望台を有し、名古屋市内を一望でき、市民に親しまれました。
(5)通天閣(大阪府大阪市浪速区)
大阪の新世界中心部に建つ展望塔で、初代は、第5回内国勧業博覧会の跡地に、1912年(大正元)、パリのエッフェル塔に倣って造られました。当時の高さは75mありましたが、太平洋戦争中に、金属回収のため撤去されたのです。戦後、地元民の熱意により1956年(昭和31)に再建され、高さは103mとなり、大阪の観光名所となりました。公式キャラクターは「ビリケン」で、市民に親しまれています。尚、2007年(平成19)5月15日に、国の登録有形文化財となりました。
(6)福岡タワー(福岡県福岡市早良区)
福岡市のシーサイドももち地区にあるランドマークタワー(電波塔)で、1989年(平成元)のアジア太平洋博覧会(通称:よかトピア)にあわせて建設されました。高さは234mあり、展望室は高さ123mのところにあって、日本で1番高い海浜タワーと称していて、玄界灘の眺望がすばらしいのです。また、ハーフミラーを張り合わせた近代的外観を呈していて、見た目もなかなか良いものでした。
☆全日本タワー協議会加盟タワー一覧
<イースト>
・さっぽろテレビ塔(北海道)
・五稜郭タワー(北海道)
・銚子ポートタワー(千葉県)
・千葉ポートタワー(千葉県)
・東京タワー(東京都)
・横浜マリンタワー(神奈川県)
<セントラル>
・名古屋テレビ塔(愛知県)
・東山スカイタワー(愛知県)
・東尋坊タワー(福井県)
・ツインアーチ138(愛知県)
・クロスランドタワー(富山県)
<カンサイ>
・通天閣(大阪府)
・京都タワー(京都府)
・神戸ポートタワー(兵庫県)
・空中庭園展望台(大阪府)
<ウエスト>
・福岡タワー(福岡県)
・ゴールドタワー(香川県)
・海峡ゆめタワー(山口県)
・夢みなとタワー(鳥取県)
・別府タワー(大分県)
☆日本のタワーの高さベスト10(一般に登れるもの限定)
1.東京スカイツリー(634m) 東京都墨田区 2012年完成
2.東京タワー(333m) 東京都港区 1958年完成
3.福岡タワー(234m) 福岡県福岡市早良区 1989年完成
4.スカイタワー西東京(195m) 東京都西東京市 1988年完成
5.名古屋テレビ塔(180m) 愛知県名古屋市中区 1954年完成
6.ゴールドタワー(158m) 香川県綾歌郡宇多津町 1988年完成
7.海峡ゆめタワー(153m) 山口県下関市 1996年完成
8.さっぽろテレビ塔(147.2m) 北海道札幌市中央区 1957年完成
9.セリオン[秋田市ポートタワー](143m) 秋田県秋田市 1994年完成
10.ツインアーチ138[木曾三川公園] (138m) 愛知県一宮市 1995年完成