日本中を旅していると地方の変貌ぶりに驚くことが結構ある。特に、駅前の様子が、だいぶ変わってきているようだ。再開発によって、広場が整備されされるのは良いが、どこも同じ様に均一化されていくのが、気にかかる。特に、地方都市に同じ様な、大手スーパーの巨大な建物を見つけることほど、味気ないことはない。この町には、以前訪れた時、駅前通りに、風情のある商店街があったのに、今は閉店している店が目について、閑散としていたりもする。こういう状況を目の当たりにするととてもさびしい気がするのだ。どこの地方都市も皆、東京に右習えし、近代化の中で、個性が失われていくのはいかがなものだろうかと....。
昔から続く温泉街でも大きな変化が起こっている。温泉ファンとしては、老舗の温泉旅館が店を閉じ、荒廃しているのを見ることほどつらいものはない。熱海や鬼怒川などの有名温泉地でもしかりである。温泉宿に泊まって、話を聞くと一様に宿泊客の減少を嘆く声が聞かれる。往時の半分から3分の2くらいになっていると言う女将もある。ほんとうに深刻な状況だ。リストラ構造改革によって失業者が増え、所得の減少する世帯が増え、温泉旅行をするゆとりもなくなってきているのか...。また、企業の側でも特に中小では経営が厳しく職員旅行や泊まりがけ研修などをなくす所が多いと聞く。そんな中で、温泉街は疲弊しているのだ。
農山村の荒廃については、一昨日書いたが、地方都市や温泉街以上に深刻な様相を呈しているところも多いのだ。
ところで、自民党・公明党連立の小泉内閣が誕生して4年になるが、そこで進められてきた構造改革の現状を旅先で見ると上記のような印象となる。中小の商店や温泉旅館が淘汰され、大型店が進出してくる。まあ、大型店の中でのスクラップアンドビルドも同時進行しているのだが...。また、農山村の経済を支えてきた農林水産業が振るわなくなって、地域経済全体に大きな陰を落としている。そういう中で、景観や街並みに変化が現れてきていて、すこぶる違和感を感じるのだ。
日本的な景観が好きで、国内を巡っているものにとってとては残念でならない。構造改革によって、効率や経済性を追求するあまりに、地方都市の商店街が廃れ、伝統的な街並みが変わっていったり、農山村が荒廃して、山紫水明の景観が破壊されていくのは耐え難いものがあるのだ。
地方で営々と農山村や商店街を守ってきた人々の生活に安寧がもたらされて、それによって地域活性化がはかられた方が良いようにも思うのだが...。
昔から続く温泉街でも大きな変化が起こっている。温泉ファンとしては、老舗の温泉旅館が店を閉じ、荒廃しているのを見ることほどつらいものはない。熱海や鬼怒川などの有名温泉地でもしかりである。温泉宿に泊まって、話を聞くと一様に宿泊客の減少を嘆く声が聞かれる。往時の半分から3分の2くらいになっていると言う女将もある。ほんとうに深刻な状況だ。リストラ構造改革によって失業者が増え、所得の減少する世帯が増え、温泉旅行をするゆとりもなくなってきているのか...。また、企業の側でも特に中小では経営が厳しく職員旅行や泊まりがけ研修などをなくす所が多いと聞く。そんな中で、温泉街は疲弊しているのだ。
農山村の荒廃については、一昨日書いたが、地方都市や温泉街以上に深刻な様相を呈しているところも多いのだ。
ところで、自民党・公明党連立の小泉内閣が誕生して4年になるが、そこで進められてきた構造改革の現状を旅先で見ると上記のような印象となる。中小の商店や温泉旅館が淘汰され、大型店が進出してくる。まあ、大型店の中でのスクラップアンドビルドも同時進行しているのだが...。また、農山村の経済を支えてきた農林水産業が振るわなくなって、地域経済全体に大きな陰を落としている。そういう中で、景観や街並みに変化が現れてきていて、すこぶる違和感を感じるのだ。
日本的な景観が好きで、国内を巡っているものにとってとては残念でならない。構造改革によって、効率や経済性を追求するあまりに、地方都市の商店街が廃れ、伝統的な街並みが変わっていったり、農山村が荒廃して、山紫水明の景観が破壊されていくのは耐え難いものがあるのだ。
地方で営々と農山村や商店街を守ってきた人々の生活に安寧がもたらされて、それによって地域活性化がはかられた方が良いようにも思うのだが...。