ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

「見沼自然の家」付近の蝶(2006-1)

2006年03月26日 | 蝶を撮る
日曜日は朝から曇りだったけど、午後からは薄日も差すとの予報なので、今年初めて、見沼田圃(たんぼ)の散策に出かけることにした。ここは、埼玉県のさいたま市、川口市にまたがる面積約12.5平方kmの広大な田園地帯なのだ。首都25km圏内では最大の自然空間と言われ、のどかな農村風景が展開している。
 自然環境がよく保全され、多くの野草、野鳥、昆虫などが生息しているのだ。私は、ここが好きで、昨年も何度も訪れて植物や昆虫、風景の写真を撮ってきたんだけど、冬の間は出かけられずにいた。
 今回は、去年もよく訪れた「見沼自然の家」へと向かってみた。ここは、江戸時代末期の農家で、入母屋造りの立派な建物だ。川口市から委嘱を受けて、財団法人埼玉県生態系保護協会が管理していると聞いていた。日曜や祭日には協会のボランティアが常駐していて、訪れる人に周辺の動植物や見沼の歴史について解説してくれたりもする。
 午後1時前から、周辺をぐるりと巡ってみたんだけど、あいにくの曇りで、蝶は全く飛んでいなかった。それでも、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、タンポポ、ヒメオドリコソウなどの咲き出した野草をカメラに収めていった。
 一周してから、「見沼自然の家」に立ち寄って、ボランティアの方と話をしたが、今日はモンシロチョウやシジミチョウの一種が飛んでいたのを見たと言う。少し陽が差してきたら舞い出す可能性もあるかと期待した。いろいろと蝶の話をしている内に、薄日が差すようになってきたので、再び周辺を巡ることにした。
 少し、気温も上がってきたようで、暖かくも感じる。まず、用水路の所で、カワセミを発見した。この鳥は、とてもきれいで愛らしいんだけど、まず望遠で撮影し、近づこうとしたら、飛んでいってしまった。なかなか敏感なのだ...。
 次に畑地の方へと歩いていくと、モンシロチョウが舞っているではないか!追いかけて、カメラに収めようとしたけど、なかなか静止してくれない。それでも、何カットかは撮らしてもらったけど...。
 そうこうして、草地の方へ出ようとすると、空色をしたシジミチョウが飛んでいるのを発見した。追いかけて、羽を休めた所を接写したが、ルリシジミだった。なかなかきれいな蝶で、飛んでいる姿もかわいい。しばらく追いかけていると、もう1頭飛んできて、カップルとなった。でも、しばらくしていっしょに飛んでいってしまったんだよね。

 ルリシジミ
 
 こうやって、蝶や鳥、野草の写真を撮っていたら、2時間を過ぎ、日も陰ってきたので、今日はこの辺で切り上げて、帰途に着くことにした。
 蝶には2種類と出会えただけだったけど、カワセミもカメラに収めたし、可憐な早春の野草も撮らせてもらえたので、まずまずだったかな...。

*今日出会った蝶 <2種>
・モンシロチョウ 数頭(撮影)
・ルリシジミ 2頭(撮影)

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蔵の湯東松山温泉「蔵の湯 東松山店」

2006年03月25日 | 埼玉の温泉巡り
春の陽気に誘われて、午前中に「北本自然観察公園」、午後からは嵐山町にある「蝶の里公園」と巡って、蝶の写真を撮った。
 その後は、国道254号線を戻り、蔵の湯東松山温泉「蔵の湯 東松山店」で日帰り入浴をしてから、帰ることにした。ここは、既存のスーパー銭湯が、2004年7月28日より、温泉利用を開始したもので、地下1,200mから動力揚湯しているが、湧出量は37.3L/分で、露天風呂も有ると聞いていた。
 国道を市街地の方へ左折し、看板に従って、走っていくと、平屋建ての大きな建物が見えてきた。前面に大きな駐車場があり、車を駐めて入口へと向かうと、足湯があったが、これは無料で利用できそうだ。
 玄関を入ると入っていくと、シューズロッカーがあるが、ボタンを押せばキーが抜き取れるシステムだ。スリッパはないので、靴下のままで入っていくと、自販機があり、土日祝の一般入浴料700円也を投入して、券を購入して受付へ出した。時間制限はないので、何回でも入浴できるとのこと。
 廊下を進むと、手前が男湯、奥が女湯と分かれていて、のれんを潜ると、脱衣場となっている。ここのロッカーもボタンを押せば鍵を抜き取ることが出来、コインの投入をしなくても良いのがいい。
 内湯スペースへと入っていくと、「白湯」「電気風呂」「ジェット&リラクゼーションバス」「ハイパーバス」「水風呂」「湯腰掛(男湯のみ)」「マッサージチェア」など多彩な浴槽があるが、温泉は使われていない。しかし、「熱気蔵(スタジアムサウナ)」も利用することが出来る。
 ドアを開けて、露天風呂スペースへ出ると、結構広くって、各種浴槽がゆったりと収まっている。そこに、「源泉ぬる湯」「 野天岩風呂・湯腰掛」「寝湯」「つぼ湯」「ねころび湯」「かわりの湯」とあるのだが、温泉を使っているのは、「源泉ぬる湯」「野天岩風呂」だけだ、「源泉ぬる湯」はホームページでは、源泉(38.1℃)をそのまま利用していると書いてあったが、その日は気温が低かった性か、加水・加温していると表示してあった。その浴槽から流れ出した湯が、「 野天岩風呂」に流れ込むようになっているが、50%から20%程度は加水して、それを加熱ろ過しているとのこと。

 露天風呂スペース

 しかし、「 野天岩風呂・湯腰掛」の前には大型のテレビがしつらえてあって、見ながら入浴できるのが面白い。ここには多くの浴客が集まっていて、銘々のスタイルで、テレビと入浴を楽しんでいた。
 「源泉ぬる湯」に浸かると、ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性・弱アルカリ性・温泉)らしき浴感は感じられたが、加水のために弱まっているようにも思われた。
 また、「かわりの湯」は、薬湯をはじめ、四季折々のお風呂を楽しめると出ていたが、今日はワインレッド色の湯が満たされていた。

 「かわりの湯」

 別料金(1時間400円)で入れる「快汗房(岩盤温熱)」もあり、「お食事処蔵」「アカスリエステ」「丸井健康室」なども館内に併設されているので、いろいろと利用しながら、1日を過ごすのも良いかも知れない。
 じっくりと汗を流した後は、国道245号線へ出て、帰途に着いた。

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「嵐山 蝶の里公園」の蝶(2006-1)

2006年03月25日 | 蝶を撮る
良い天気が続いているので、「北本自然観察公園」に続いて、午後からは、嵐山町にある「蝶の里公園」へと向かうことにした。
 荒川を越え、吉見町に入ってから昼食に手打ちうどんを食べた。その後、国道254号線へと出て、東進していった。
 「県立歴史資料館」を過ぎて左折して、「蝶の里公園」へと至った。ここには、「オオムラサキの森」「蝶の里公園」「ホタルの里」と命名された地域が一帯となって、自然環境が保全されている。「オオムラサキの森」は、埼玉県が1986年(昭和61)に整備し、嵐山町のオオムラサキ保護や森づくりの活動拠点として町に託されたものだ。また、1993年(平成5)に「蝶の里公園」が、1996年(平成8)には「ホタルの里」が嵐山町により整備され、雑木林や湿地帯に昆虫などが生息しやすい環境として保全されている。
 その活動の中心となっているのが、「オオムラサキの森活動センター」でログハウスの中に周辺で見られる蝶などの写真や標本も展示されている。まず、そこを見学してから、公園内を巡ってみることにした。
 しかし、園内はまだ草木の枯れたものが多く、野草もホトケノザ、オオイヌノフグリなど一部のものしか花を開いていない。そんな中を歩いていてもなかなか蝶には出会わないのだ。それでも、キタテハの広場まで行ってみると、モンシロチョウとキタテハが飛んでいるのが目に入った。でも、数カット撮らせてくれただけで、どこかへ飛んでいってしまった。
 日差しも暖かなので、裏手の畑地の方へと歩いていくと、菜の花畑があり、そこに多数のモンシロチョウが舞っているのを発見した。これらを追いかけて、カメラに収めていると、小型の敏捷な蝶が飛んできた。よく見るとテングチョウのようだ。急いで後を追いかけ、吸蜜しているところを接写した。

 テングチョウ

 この蝶は、キタテハと同じように成虫で越冬するので、陽気に誘われて、飛び出してきたものと思われる。羽の裏側から撮影するとまるで枯葉のように見えるんだよね。
 続いて、菜の花畑で、待ちかまえていると、キタテハやモンキチョウがやって来たので、シャッターを切った。しかし、スジグロシロチョウは飛んではいたけど、カメラには収まってくれなかった。午前中の「北本自然観察公園」では、白い蝶の大半はスジグロシロチョウだったんだけど、ここではモンシロチョウの方が優勢だ。
 そうこうして、2時間以上を撮影に費やしてから、今日は引き上げることにした。その後は、国道254号線を戻り、蔵の湯東松山温泉「蔵の湯 東松山店」で日帰り入浴をしてから、帰ることにした。

*今日「嵐山 蝶の里公園」で出会った蝶 <5種>
・テングチョウ 1頭(撮影)
・キタテハ 数頭(撮影)
・スジグロシロチョウ 数頭(目撃)
・モンシロチョウ 多数(撮影)
・モンキチョウ 数頭(撮影)

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「北本自然観察公園」の蝶(2006-1)

2006年03月25日 | 蝶を撮る
春の暖かい日差しに誘われて、今年初めて屋外での蝶の撮影に出かけることにした。
まず、第2産業道路を北上し、北本市域へと至って、「北本自然観察公園」へと向かった。ここは、元は農林省農事試験場のあったところで、1983年(昭和58)につくば市へ移転後、県立「北本自然観察公園」として整備され、1992年(平成4)にオープンしたとのこと。
 大宮台地に荒川の開折谷が入り込んだ谷地形を有する地域で、雑木林や湿地など多様な自然環境が良好な状態で残され、21.7haの広大な面積があるそうで、以前から行ってみたかった所なのだ。
 車を駐車場に入れ、カメラを携えて、門を通って、まず「自然学習センター」へ入ってみた。いろいろな自然環境の展示がしてあると共に、自然観察のための資料が用意され、指導員がいろいろと案内もしてくれる。
 今飛んでいる蝶について訪ねたら、モンシロチョウ、モンキチョウ、スジグロシロチョウ等とのことで、具体的な場所も教えてくれた。
 また、昨年の調査による昆虫の観察リストあるというので、見せてもらったが、43種類の蝶が掲載されていた。これ以外にミドリシジミも観察されたとのことだった。それを移してから、公園内を回ってみることにした。
 高尾の池の方から時計回りに巡りだしたが、野鳥のさえずりが聞こえ、あちこちで飛翔している姿が見える。バードウォッチングの人もずいぶん来ているようだ。しかし、春まだ早いので、蝶の姿を見ることなく、一夜堤の方へと入ってきた。
 石戸蒲桜の方へと歩いていき、途中から引き返してくると、オオイヌノフグリがたくさん咲いているところがあり、そこにモンシロチョウが飛んできた。しかし、撮影しようとしたら、空高く舞い上がっていってしまった。
 でも、ここには蝶がいそうな気がしてよく見ると小さな空色のシジミチョウが飛んでいるではないか!花にとまったところで、接写してみるとどうやらルリシジミのようだった。
 次に、キタテハも飛んできて吸蜜を始めたので、何枚も写真を撮らせてもらった。この蝶は、成虫のままで越冬するので、春のうららかな陽気に誘われて、飛び出してきたものと思われる。
 さらに、スジグロシロチョウも舞っていたので、その方向へ向かって、追いかけながらシャッターを切っていった。

 スジグロシロチョウ

 その後、桜土手へ上がってみると、一部開花している木もあり、スジグロシロチョウやキタテハも飛び交っていたので、カメラに収めた。
 続いて、高尾ふるさとの森の方へ歩いていくと、花も開き、鳥も結構来ているようだ。しかし、蝶はスジグロシロチョウとキタテハ以外は見かけることができなかった。その他、林縁や草地などを探してみたが、新たな種は発見できずに、自然学習センターへと戻ってきた。
 もう昼近かったので、ここで終えることにして、嵐山町の「蝶の里公園」の方へ向かうことにした。
 ここでは、4種類の蝶としか出会えなくて、物足りなかったけど、まだ春の初めだから、仕方がないかな...。

*今日「北本自然観察公園」で出会った蝶 <4種>
・ルリシジミ 1頭(撮影)
・キタテハ 数頭(撮影)
・スジグロシロチョウ 数頭(撮影)
・モンシロチョウ 数頭(目撃)

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幸手温泉自然の湯「極楽湯 幸手店」

2006年03月21日 | 埼玉の温泉巡り
今日は、春分の日でお休み。春らしい陽気に誘われて、ドライブがてら日帰り温泉へ出かけることにした。
いろいろと思案したけど、北に向かうことにして、渋滞を避けようと、旧日光御成街道へと出たんだけど、これがどういうわけか混んでいた。いたるところで、道路工事をやっているし、沿道には霊園も多く、お彼岸の墓参りと重なったのが、原因のようだった。それでも、岩槻を過ぎ、幸手市へと至った。
 国道4号線へ出て、その道沿いにある幸手温泉自然の湯「極楽湯 幸手店」へ立ち寄っていくことにした。この温泉は、既存のスーパー銭湯が2003年3月12日より、温泉利用を開始したもので、地下1,500mから動力揚湯しているが、湧出量は408L/分と豊富だと聞いていた。
 平屋の建物の前に広い駐車場があり、玄関を入るとシューズロッカーがある。コインの投入無しで、ボタンを押せば鍵を抜くことが出来る。自動販売機で休日の一般入浴券(700円)を買い、受付で番号付きの腕輪と交換して中へ入っていった。廊下を鍵の手に曲がっていくと浴室があるが、曜日によって、男女が入れ替わるシステムで、今日は手前が女湯、奥が男湯だった。脱衣場のロッカーには100円の投入(使用後返却される)が必要で、服を脱ぐとすぐに内湯スペースへと向かった。しかし、ここはあまり広くなく、内風呂があるだけではあるものの、温泉が使われている。
 ドアを開けて、露天スペースへ出ると内湯の倍以上の広さがあり、各種浴槽が並んでいた。「桧殿(桧風呂)」「石遊(露天岩風呂)」「巌遊(露天岩風呂)」と名付けられた3つの浴槽には温泉が使われているが、他の「五右衛門(壺風呂)」「雲流(ジェット風呂)」「清凛(露天水風呂)」は温泉ではない。まず、「桧殿(桧風呂)」に浸かってみたが、桧の香りが心地よい。やや緑がかった湯で、しょっぱさも感じられるが、源泉はかなり濃度の濃い食塩泉のはずなので、濾過しているようだし、加熱循環させているとも思われた。それでも、ゆったりと浸かって、汗を流した。ここから、「温箱(遠赤外線タワーサウナ)」へも出入りすることが出来る。

 幸手温泉自然の湯「極楽湯 幸手店」の露天風呂

 「お食事処」「うたた寝の間」「癒し処(整体道場)」などもあり、時間制限がないので、食事も取り、何回も浸かって、1日ゆっくり過ごすことも可能なのが良い。
 浴後は、久喜市まで出て、昼食に味噌ラーメンと餃子を食べ、帰途に着いた。

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南房総の旅(3)

2006年03月12日 | 旅行
早朝起き出して、6時半過ぎからカメラ片手に散歩に出た。天気は曇りだけど、そんなに寒くはない。まず、海岸線へ出てみたが、昨日と同様に荒れ模様で、大きな波が押し寄せてきていた。あまりにも寒々しい風景なので、数枚の写真を撮っただけで、山の方へと向かうことにした。来るときに山腹に見えた崖観音が気になっていたのだ。長い石段を登っていくと、崖の途中に社殿が造ってある。よくこんな地形に、建てたものだと感心するが、そこからの眺望はすこぶる良い。館山市街から館山湾、洲崎までを一望の下にすることが出来る。とても気に入って、何度もカメラのシャッターを切ってから、宿へと戻っていった。
 朝風呂に浸かって暖を取り、8時前から部屋で朝食をすませて、出立の準備を整えた。
 8時半過ぎには宿を立ち、国道127号線を北上していったんだけど、鋸南町へ入ると、道の駅に「菱川師宣記念館」があったので、見学していくことにした。江戸時代の浮世絵の始祖と言われ、切手にもなった“見返り美人図”の作者として知られているが、この町の出身だったのだ。入館料500円だったが、数々の浮世絵を見られたし、特別展として秋山庄太郎の写真を展示していたので、とても興味深かった。
 見学後は、近くにある日帰り入浴できる宿泊施設「ばんやの湯」で入浴(500円)したが、人工の炭酸泉で、泡付きがよくってさっぱりした。
 浴後は、再び国道127号線を北進していったが、佐貫の交差点を左折して、富津岬へ立ち寄っていくことにした。まず、「富津埋立記念館」を見学したんだけど、海岸線の埋め立てが行われるまでは、各種の漁法により、いろいろな魚や階を獲り、海苔の養殖などが行われていたことを知って、興味深かった。工業化の陰には、漁民の悲哀が隠されているのだ。
 見学後は、県立富津公園まで行って、駐車場に車を駐め、昼食に「志のざき」という店で、なめさんが定食(1,420円)を食べた。ちなみに“なめさんが”というのは、バカ貝の身(アオヤギ)をネギや生姜と一緒にタタキにして味噌で合えたものとのこと。とても美味しくて満足した。
 食後は、富津岬の先端まで行ってみたが、明治百年記念に造られたという変わった展望台がある。五葉松を形どったとのことで、いくつもの展望台が階段で結ばれて、上へ上へと登っていくことが出来る。ここからは、東京湾を一望できるだけでなく、富士山も見ることが出来ると聞いたんだけど、この日は曇っていて、海しか見えなかった。
 何枚も写真を撮ってから引き返し、海岸線を走りながら、「テプコ新エネルギーパーク」へも立ち寄っても見ることにした。これは、東京電力が造った富津火力発電所に隣接したPR施設で、無料で見学することが出来る。
 中へはいると、原子力や液化天然ガス灯の発電の仕組みを解説してあり、超伝導やレーザーなどの学習をすることも出来る。ちょうど、バスで富津火力発電所の構内見学をさせてくれるというので、乗せてもらった。たまには、工場見学してみるのも面白いものだ。
 見学後は、少し北上して木更津から東関東自動車道館山線へ入り、京葉道、湾岸道、首都高と乗り継いで、帰宅したが、ほとんど渋滞もなくスムーズに戻ってこれて助かった。
 今回の旅は、初日に雨に降り込められたものの、南房総の海と花の写真をたくさん撮り、「さんが焼き」や「なめさんが」などの美味しい海の幸を食べられたから、まずまずだったかな...。


南房総の旅(2)

2006年03月11日 | 旅行
昨日とうってかわって、今日は晴れ!朝起き出して、散歩に出かけることにした。民宿から少し下るともう海岸で、荒い波が押し寄せている。それが、岩礁にぶち当たって、砕け散る様がすさまじく、何回もシャッターを切った。砂浜に沿って、右手に歩いていくとほどなくして、名勝仁右衛門島が見えてきた。海岸からそんなに離れているわけではないが、この島へ渡る橋はなく、手こぎの渡船を利用するのが名物となっている。まだ、朝早いので、船着場も閑散としていて、海鳥たちが飛び交っていた。
 のんびりと散策を楽しみながら小一時間で、民宿へと戻り、朝風呂に入って、冷えた体を温めた。浴後ほどなくして、朝食となり、腹を満たして、8時半過ぎには出立することにした。
国道128号線を南下すると、海岸線沿いにお花畑がいくつもあり、ポピーやパンジーそして菜の花などがきれいに咲いている。写真を撮りたくなったので、和田町にある「花の広場公園」の駐車場に車を駐め、周辺を巡ることにした。とても良い陽気で、菜の花畑にはモンシロチョウが飛んでいて、春らしさを醸し出いる。写真を撮りながら、のんびりと散策してから、再び車を南進させた。
 丸山町へ入ると「ローズマリーガーデン」という表示が見えたので、ちょっと立ち寄ってみることにした。駐車場に車を入れると隣接して「シェクスピア・カントリー・パーク」というのがあったので、興味をそそられ、入場料800円を払って、見学してみた。イギリスにあるシェクスピアの生家などを復元して、展示してある施設で、なかなか面白い。イギリス旅行したときに実物を見たこともあるが、忠実に復元してあるし、日本語で案内してくれるのが助かった。イギリスの風車や街並みの雰囲気も再現してあって、写真を撮りながら、散策した。
 その後は、さらに先端へと車を進め、時々車を駐めながら、海やお花畑の写真を撮りつつ、野島崎へと至った。もう12時を過ぎていたので、近くの食堂へ入り、「焼きサンガ定食」というのを注文したが、サンガ焼きというのは房総半島の郷土料理らしく、魚を三枚におろし、皮を引き1cmくらいのぶつ切りにし、生しょうが・長なぎ又は玉ねぎ・大葉をみじん切りにしたものと味噌を加えて包丁でたたき、ハンバーグ状に形をととのえ、大葉ではさんで、両面を焼いたものとのこと。美味しく頂いてから、野島埼灯台へ登ることにした。
 150円を払って、資料館を見学してから、灯台上へ上がっていったが、天気も良いので、太平洋の見晴らしがすばらしい。眼下には大きな波が押し寄せて、砕け散っていたので、望遠レンズでとらえて、カメラに撮し込んでおいた。見学後は、周辺をぐるっと巡りながら写真を撮り、次へと向かっていった。
 海岸線を東へ走り、3度目の来訪となる「南房パラダイス」へも立ち寄っていくことにした。入場料800円を払って、中へと入っていったが、大きな施設で案内には、面積145,000平方m、約5,000種の植物を保有する日本屈指の植物園で、長さ300mの連続温室(11棟の温室を結ぶ)には、熱帯地方の観葉植物、草花等の珍しい植物が室内いっぱいに展示されていると出ている。
 温室を巡って、花々を愛でた後は、動物園があり、各種の珍獣や鳥たちとふれあうことが出来るが、“蝶館”というのがあって、人工飼育された亜熱帯産の蝶と出会えるのが魅力なのだ。今回は、オオゴマダラ、ツマベニチョウ、ツマムラサキマダラ、カバタテハ、リュウキュウアサギマダラを見ることが出来、カメラに収めさせてもらった。
 園内をぐるっと巡ってからは、東端の洲崎へと向かって車を走らせた。洲埼灯台や海岸線をカメラに収めてから、5時には、今日の宿しおさい温泉「民宿しおさい」へと至った。海岸端の民家といった建物で、部屋に荷物を置くとさっそく温泉に浸かって、汗を流した。
 浴後しばらくして、部屋に夕食が運ばれてきたが、サンガ焼、刺身(マグロ、イサキ)、焼肉、イカ煮物、ヌタ、ツミレ汁などが並べられ、1泊2食付7,140円(込込)の低料金の割にはまずまずだ。お酒も冷やで2合頼んで、テレビを見ながら美味しく飲みかつ食べた。その後は、横になってテレビを見ていたら、旅の疲れと酒の良いから睡魔に襲われ、いつしか眠りに就いたが、潮騒の音が聞こえていた。
続く

南房総の旅(1)

2006年03月10日 | 旅行
金曜日に休みが取れ、金土日と3連休になったので、かねてから行ってみたかった。南房総へ出かけることにした。今の季節、花がたくさん咲いていて、とてもきれいなんだよね。
でも、天気予報は1日中雨とのこと...。まあ、土日は晴れるそうなので、とにかく、愛社フォレスターに乗って、出発することにした。
 朝6時半過ぎに、自宅を出たときはまだ雨は落ちてきていなかったけど、今にも降り出しそう。とにかく、外環の下を東へ走り、江戸川を越えて、千葉県に入った。今日は、車で走るには最悪な、五・十日の金曜日で雨、国道6号線から464号線へ出たところから流れが悪くなった。
 仕方がないので、とりあえず佐倉市にある「国立歴史民俗博物館」へと向かうことにした。あそこなら、屋根があり、施設が広いので、雨降りでも大丈夫だ。それでも、時間がかかりつつ、10時前には佐倉城跡へと入ってきた。
 ここに広大な面積を占めている立派な建物が「国立歴史民俗博物館」通称“歴博”なんだけど、天気の悪い平日の朝ということもあって、ほとんど駐車場に車もない。車を駐めて、広い階段を玄関へと向かっていったが、閑散としている。
 入館料420円を受付で払って、中へと入っていったが、展示スペースがものすごく広いのだ。第1から第5展示室そして企画展示室(当日は企画展はやっていなかった)の6部屋があって、それぞれの部屋が、地方の県立博物館くらいの展示スペースがある。一部屋1時間かけ、昼食も取ると閉館時間ギリギリになってしまう。
 まず、第1展示室に入っていったが、古代をテーマとしていて、旧石器時代から奈良時代まで、実物と模型を使って、詳しく解説されていた。所々にモニターがあって、影像を見ながら行けるのも楽しい。
 第2展示室の平安時代から安土桃山時代を見終わったところで、もう昼を過ぎていた。それで、館内のレストランで昼食を取ることにした。
 このレストランには面白いメニュー“山賊むすびセット”“縄文ハヤシ”“古代カレー”等があって、その中から“古代カレー”(800円)を選ぶことにした。説明には「中国皇帝に献上していたという古代米と、現代のチキンカレーとのコラボレーション」と書いてあって、興味をそそられたからだ。
 しばらくして、赤っぽい古代米にチキンカレーがかかったものが運ばれてきた。変わった食感で、結構美味しく頂くことが出来た。
 昼食後は、第3展示室の江戸時代から見学を再開し早めに進むことにした。それでも、第4展示室の民俗、第5展示室の近代を見終えると3時近くなっていて、ミュージアムショップで買い物をして、外へ出たら、もう3時を回っていた。
 南房総の鴨川市内に宿を取っていたので、先を急ぐこととなったが、雨が降り続いていて、どこへも立ち寄れそうな状態ではない。
 大網白里町を経由して、国道128号線へ出てからは、真っ直ぐ南下していった。勝浦有料道路で時間を稼ぎ、なんとか6時少し過ぎに、太海元湯温泉「民宿こはら荘」へ到着することが出来た。
 部屋からは海も見え、荷物を置いて、一服した。その後、浴室へと向かったが、薄い茶褐色をしたナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)で、加熱してはいるものの、ぬるぬる感も充分あって、心地よく湯に浸か流ことが出来た。
 浴後、ほどなくして部屋に夕食が運ばれてきたが、イナダ切身焼物、刺身(マグロ、アジ、タコ、イカ)、サザエ壺焼、タラバガニの足など海の幸が出てきて美味しく頂いた。1泊2食付き6,825円(込込)の割には良かったと思う。お酒も2合冷やで頼んで、いい気分となった。
 食後は横になって、うとうとしながらテレビを見ていたが、「チャングムの誓い」が終わってから、眠りに就いた。
続く

久喜和みの里温泉「森のせせらぎ なごみ」

2006年03月05日 | 埼玉の温泉巡り
天気が良く、春らしい日差しが期待できそうなので、ドライブがてら温泉に入りに行くことにした。2004年4月にオープンし、泉質がよいと言われている日帰り温泉入浴施設「森のせせらぎ なごみ」へ向かうことにした。
東北自動車道と並行して走る県道を北上し、国道16号線を越えて、県道3号線(さいたま栗橋線)を北進した。東名高速道路を潜る手前の交差点から右折し、久喜市役所方面へと向かった。途中でさらに総合運動公園の方へ右折するとほどなく、右手に2階建てのそれらしい建物が見えてきた。
 ここが久喜和みの里温泉「森のせせらぎ なごみ」で、隣接して「ケアハウス なごみの里」がある。この温泉、元々はケアハウス用に掘削したものらしいが、後で一般入浴できる施設を造ったとのこと。側面に広い駐車場があって、周辺は公園と農地で環境は良好だ。
 玄関を入ると前方にシューズロッカーがあり、コイン式でなく靴をいれられるのがいい。その鍵を入浴料700円と共に、受付に出すのだが、平日も土日祝日も料金が同じというのが気に入った。
 浴室は1階にあり、左が女湯、右が男湯と分かれている。脱衣場のロッカー利用は100円の投入が必要(後で戻ってくる)だった。
 まず、内湯スペースに入るとやや小さめで、「なごみの湯」、「腹部膨満感風呂」、「腰掛け湯」があるが、主浴槽の「なごみの湯」には源泉が掛け流しにされているようで、オーバーフローしていた。ここには、大きな炭焼き釜のような形をした「塩釜サウナ」も併設されている。
 ドアを開けて、露天風呂スペースへ出ると、こちらは広く、岩石や木々を配して、癒しの空間を形成している。そこに、「八角風呂」、「滝見風呂」、「五右衛門風呂」3個、「洞窟風呂」、「香り風呂」とあって、すべてに温泉が使われている。一部加温・循環されている浴槽もあるようだが、塩素殺菌はしていないそうで、うれしいことだ。

 「森のせせらぎなごみ」の八角風呂

 まず「滝見風呂」に浸かってみたが、側面から滝が流れていて、心地がよい。この温泉は、地下1,500mより湧出するナトリウム-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)で、源泉45.6℃、pH7.6、溶存物質総量5,025mg/kgで、毎分779L湧出しているとのことだ。
 湯は薄い茶褐色に濁り、湯の花も舞い、なめるとしょっぱさも感じられ、浴感もなかなか良い。周りの雰囲気もいいので、のんびりと浸かった。次に「洞窟風呂」へと移動したが、人工的に造ったものではあるけど、中に水晶玉が置かれ、幻想的な雰囲気を作っている。

 「森のせせらぎなごみ」の洞窟風呂

 「香り風呂」はアロマセラピーを体感でき、「五右衛門風呂」にも入って、悦に入った。このスペースには、「砂むし風呂」もあるが、別料金800円(20分)が必要だ。
 2階には、お食事処、休憩処、健康広場などもあり、入浴に時間制限はないので、一日のんびり過ごすことも可能だ。1階には、大広間や和室もあって、予約しての宴会も出来るそうだ。
 浴後は、羽生方面へと向かい、途中で昼食を取って、「羽生市立郷土資料館」、羽生水郷公園の「さいたま水族館」と見学して帰途に着いた。

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