ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

見沼田圃の蝶(その2)

2005年08月28日 | 蝶を撮る
 日曜日の朝早くに起き出して、見沼田圃(たんぼ)を車で巡りながら蝶の写真を撮ることにした。前回(7/3)は、徒歩で南端部を巡ったんだけど、なにしろ、さいたま市と川口市にまたがる面積約12.5平方kmの広大な田園地帯なので、今度は車でスポットを訪ねることにしたのだ。ここは、のどかな農村風景が展開していて、何度訪れても故郷の懐かしさを感じるし、植物や昆虫にもたくさん出会えるのだ。
 今回は、まず川口市「見沼自然の家」へと向かった。見沼代用水東縁沿いに位置し、江戸時代末期の農家を川口市が譲り受けたもので、見沼田圃の自然を観察するにはちょうど良いところなのだ。周辺は、ビオトープのような感じで、できるだけ自然を残すようになっていて、多くの鳥や昆虫にも巡り会える。
 この日は、まずモンシロチョウが畑の上を舞っているのが目にとまって、数カットをカメラに収めた。次に、オオチャバネセセリが、葉に止まっていたが、これも数カット撮ったところで、飛んでいってしまった。セセリチョウの仲間は、敏捷に飛ぶので、なかなか追いかけるのは難しい。

モンシロチョウとオオチャバネセセリ

 その後、水田の畦を歩いていくと、カタバミの花にヤマトシジミが集っていた。この蝶は、開張で2cm位しかないので、よほど接写しないとうまく撮れないのだが、しばらく追いかけ回して、数十枚を撮し込んだ。羽の表側のブルーがとてもきれいなんだ。また、葦の茂みの中にはヒメジャノメもいたので、数回シャッターを切らせてもらった。

 ヤマトシジミ

 次に、歩いていくと藪の中にヒメウラナミジャノメがいたんだけど、草がじゃまになって良い写真が撮れなかったのが残念!さらに、イチモンジセセリを発見して、接写したんだけど、先に撮ったオオチャバネセセリと似ている。ただ、後翅の裏側の白斑列が一直線かジグザグか等によって見分けるんだけど、個体差もあって、なかなか難しいんだ。
 さらに草藪の中へと入っていくと、地表にチャバネセセリを発見して、接写したんだけど、これも気づかれて飛んでいってしまったら、戻ってはこなかった。

 チャバネセセリ

 畑地へと戻ってくると、アオスジアゲハが飛んでいるのが目に付いた。今までもここで何度か目撃しているものの、上空を飛んでいたり、すぐ逃げていったりとまだカメラには収まってくれていなかったのだ。今度こそは、なんとか撮りたいと思って、カメラを構えて接近した。今日の個体は、葉の上に長く止まってくれ、羽を閉じたり開いたりして、ポーズを取ってくれたので、いろいろな写真を撮ることが出来たんだ。感謝!感謝!

 アオスジアゲハ

 その後しばらく、モンシロチョウやヤマトシジミを追いかけていたが、場所を変えようと思い、車で移動することにした。 
 見沼代用水東縁沿いに走って、今度は、「さぎ山記念公園」の駐車場へと車を入れた。ここへは、前回(8/14)に続いての訪問となる。ここでは、まずヤマトシジミを見つけて接写し、フィールドアスレチックの森でサトキマダラヒカゲをカメラに収めた。
 その後、屋敷林の方へと歩いていくと、キアゲハが飛んできたので、望遠でとらえた。次に、キタテハも発見してシャッターを切ったのだ。畑にはケイトウの花が咲いていて、それに各種の蝶が寄ってきていた。

 キアゲハ

 木の上を見上げると梢の高いところに蝶がとまっていた。望遠で確認してみると、どうやらコムラサキのようだ。もっと下に下りてくれないかと願っていたんだけど、そのまま飛んでいってしまった。
 次に見つけたのはコミスジで、畑地の中の葉に止まって、羽を開閉させていたので、じっくり望遠で撮らせてもらった。

 コミスジ

 その後もヤマトシジミやキアゲハを追いかけていたんだけどもう昼近くになって、腹も空き、疲れてきたので、切り上げて帰ることにした。

*今日出会った蝶
・モンシロチョウ 多数(撮影)
・オオチャバネセセリ 1頭(撮影)
・ヤマトシジミ 多数(撮影)
・ヒメジャノメ 1頭(撮影)
・ヒメウラナミジャノメ 1頭(撮影)
・イチモンジセセリ 2頭(撮影)
・チャバネセセリ 1頭(撮影)
・アオスジアゲハ 1頭(撮影)
・サトキマダラヒカゲ 2頭(撮影)
・キアゲハ 2頭(撮影)
・キタテハ 2頭(撮影)
・コムラサキ 1頭(撮影)
・コミスジ 1頭(撮影) 

白馬地方を旅する(続き)

2005年08月21日 | 旅行
 来馬温泉「風吹荘」を8時半頃に出立して、蓮華温泉を目指した。ここは、標高1475mにある山中の一軒宿で、周辺は大自然が広がっていて、それはそれはすばらしかった。
 そこに車を置いて、兵馬の平湿原まで、散策したんだけど、林間の木道を上り下りして、往復2時間半くらい歩いたんだ。高山植物と北アルプスの朝日岳や雪倉岳などがくっきりと見えて最高だった。とにかく写真を撮りまくった。
 蓮華温泉に戻ってきてからは、露天風呂巡りをしたんだけど、薬師湯、仙気ノ湯、黄金湯と入って、最後は内湯にも浸かって、汗を流してさっぱりした。これがすばらしい硫黄泉で感激したんだ。そこに、本州では標高の高い所でしか見られないアサマシジミが飛んでいて、接写してみた。環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類になっている希少な蝶なんだ。

 アサマシジミ


 浴後は、下まで下りて、糸魚川市内で遅い昼食を取り、糸魚川インターから北陸自動車道、上信越自動車道と乗り継いできたんだけど、大渋滞につかまってしまって...。いやあ~、とにかくすごい渋滞だったので、高速道路をずいぶん手前の群馬県富岡インターで下りてしまったんだ。ところが、一般国道も混んでいたから、ずいぶん迂回して時間がかかってしまった。ほんとうに渋滞はこりごりだよ。
 でも今回の旅は、天気はまずまずで、北アルプスがよく見えたんだ。結構、いい山の写真が撮れたと思う。白馬方面は、平地でも標高700mくらいあるし、山の上まで上った時は、標高1600mくらいの所にいたから、結構涼しかったし...。

白馬地方を旅する

2005年08月20日 | 旅行
 朝5時半過ぎに自宅を出発し、外環から関越自動車道に乗って北上したたんだけど、たいした渋滞もなくて順調に走って、上信越自動車道に乗り換えた。7時前には長野県境を越え、東部湯の丸サービスエリアで朝食休憩を取ってからは、一気に麻績インターまで行って、下道におりて、大町を目指した。
 差切峠を越えて、9時前には大町市街へと至ったんだけど、最初に立ち寄ろうと思った市立山岳博物館が休館中だったので、仕方なく、木崎湖へと向かった。ここは、湖面標高が764mもあって、高原の避暑地といった感じだけど、その周辺を巡りながら写真を撮った。
 その後、標高830mにある居谷里湿原を散策しながら、写真を撮ったんだけど、誰一人訪れる人もなく、深閑としていた。1時間半くらいかけて、散策したから、下りてきて、今度は中綱湖、青木湖と写真を撮ったんだけど、標高の高い湖畔はさわやかだった。
 撮影後、白馬かたくり温泉「十郎の湯」で昼食に天ざる蕎麦を食べ、温泉に入って、汗を流した。食後は、白馬五竜テレキャビンに乗って山上まで行き、さらにリフトに乗って、標高1,676mにある地蔵の頭まで行ってきた。山頂から見る景色はすばらしく、高山植物も咲いていた。そこに、高山蝶のベニヒカゲやギンボシヒョウモンが舞っていて、カメラで追っかけたんだ。じっくり写真を撮りたかったんだけど、にわかに曇ってきて、雨が少し降り出してきた。天気予報では、午後雷雨のある所もあるといっていたから、こんな所で落雷にあったらたいへんだとばかりに早めに下りることにした。でも、結構高山植物や蝶の写真も撮ったけど...。
 
 ベニヒカゲとギンボシヒョウモン


 下りてきたら、下は良い天気だったので、白馬村グリーンスポーツ森というところを1時間ほど散策したんだけど、サカハチョウ、シータテハ、コムラサキなどの蝶の写真を撮ることが出来た。散策後は、国道148号線を北上して、宿へと向かった。
 
 サカハチョウとシータテハ

 新潟県との境に近い、来馬温泉「風吹荘」という公共の宿に泊まったんだけど、1泊2食付き8千円だったんだ。でも、温泉は源泉掛け流しのすばらしいものだったし、夕食も大きなバイ貝やスズキ、タチ魚の焼物、カワハギの刺身などが出てきてとても美味しかった。お酒も2合冷やで飲んで、とても良い気分になったよ。その日は、部屋に戻って、横になって、テレビを見ていたら、眠くなったので、床に就いてしまった。
続きへ

さぎ山記念公園の蝶

2005年08月14日 | 蝶を撮る
 日曜日に早起きして、見沼たんぼ(埼玉県さいたま市)の一角にある見沼自然公園とさぎ山記念公園に行ってきた。見沼代用水東縁沿いに車を走らせて、見沼自然公園へと至り、そこの駐車場に駐めて、散策したんだ。
 まず、さぎ山記念公園へと足を向けたんだけど、ここには、さぎ山記念館、青少年野外活動センター(キャンプ場)、フィールドアスレチックの森、水とメルヘンの広場、芝生広場などがある。
 かつて、この付近は「野田のさぎ山」と呼ばれるサギの集団営巣地だったとのことだ。江戸時代の享保年間(1716~1735年)より、サギが営巣するようになり、以後保護をされてきた。1938年(昭和13)に天然記念物に指定され、続いて1952年(昭和27)には特別天然記念物に指定されたんだけど、周辺の環境変化により激減し、1972年(昭和47)にはとうとう0となってしまったそうだ。そういう歴史を記念して作られた公園だけあって、結構自然が残されている。周辺は林が多く、野鳥や昆虫も生息しているのだ。
 屋敷林の辺りを歩いていると、ヤマトシジミのオスを見つけて接写し、次にキタテハが飛んでいるのが目に付いた。追っかけていって、止まったところをなんとか望遠でとらえたのだ。

 ヤマトシジミとキタテハ

 さらに、歩いていくとイチモンジセセリが葉に止まっていた。なんとか2回シャッターを切ったものの、気づかれて敏捷に飛んでいってしまった。

 イチモンジセセリ

 それから、フィールドアスレチックの森のところで、コナラの幹にサトキマダラヒカゲが群れているのを発見した。この蝶は、止まっているときに羽を閉じるので、今まで裏側しか撮影していない。今日こそは、表側を撮影しようとカメラを構えて、飛び立つ瞬間をねらったのだけどなかなかうまくいかない。50数枚撮ってなんとか1枚だけ羽の表が写っていた。

 サトキマダラヒカゲ

 その後、「さぎ山記念館」の開館時間を過ぎたので、見学して出てきたら少し大きめのシジミチョウを見つけた。表側がきれいな瑠璃色をしていたんだけど、とまっているときは羽を開いてくれなかったので、裏側だけしか撮影できなかったけど、ルリシジミだった。

 ルリシジミ

 それからは、見沼自然公園を一巡りしたんだけど、あまり蝶には巡り会わなくて、帰途に着くことにした。ただ帰路に、「旧坂東家住宅見沼くらしっく館」と「さいたま市立郷土博物館」にも立ち寄っていったんだけど...。

*今日出会った蝶
・ヤマトシジミ 数頭 (撮影)
・キタテハ 2頭 (撮影)
・イチモンジセセリ 数頭 (撮影)
・サトキマダラヒカゲ 多数 (撮影)
・ルリシジミ 1頭 (撮影)
・モンシロチョウ 数頭 (撮影)
・モンキチョウ 数頭 (目撃)
・アオスジアゲハ 1頭 (目撃)

秋ヶ瀬公園の蝶(その2)

2005年08月07日 | 蝶を撮る
 前回(7/31)に秋ヶ瀬公園(さいたま市)を訪れた時に飛んでいたいくつかの種類の蝶をカメラに収めることが出来なかったので残念に思い、再び1週間後の日曜日に行ってみたのだ。
 今回は、もう少し早めに到着して、『野鳥園』へと足を向けた。前回いくつかの蝶が集まってきていながら、撮り漏らした池の端の木の周りを巡ってみたのだ。まず、ヤマトシジミのメスを追いかけて接写してみた。

 ヤマトシジミ

 それから、林の中へと入っていったんだけど、ヒメジャノメが舞っていたので、カメラに収め、次にヒメウラナミジャノメを見つけて撮った。

 ヒメジャノメとヒメウラナミジャノメ

 また、池の端の木に戻ってきて、蝶の来るチャンスを待っていたんだけど、前回うまく撮れなかった、コミスジとアオスジアゲハも梢で羽を休めてくれたので、バッチリカメラに収まってくれたのだ。

 コミスジとアオスジアゲハ

 その後は、『子供の森』でキアゲハを撮ったんだけど、結構飛び回っていたので、追いかけるのに苦労した。

 キアゲハ

 それから、少し離れたラグビー場へも出向いて、求愛中のヤマトシジミと草地を飛び交っていたモンキチョウもカメラに収めたんだ。

 ヤマトシジミとモンキチョウ

 今回の蝶の撮影は、結構ねばったために、気温も上昇してきて、暑くなってきたので引き上げることにした。今一つの成果だったけど...。
その3へ

*今日出会った蝶
・ヤマトシジミ 多数 (撮影)
・ヒメジャノメ 1頭 (撮影)
・ヒメウラナミジャノメ 1頭 (撮影)
・コミスジ 1頭 (撮影)
・アオスジアゲハ 2頭 (撮影)
・キアゲハ 数頭 (撮影)
・モンキチョウ 数頭 (撮影)