ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

青森・秋田県の旅(3)

2007年06月24日 | 旅行
 早朝起き出して、6時過ぎから宿の周辺を散歩してみることにした。首からカメラを下げ、ぶらぶらと上流の方へ歩いて行ったんだけど、とても清々しい、遊歩道へ踏み込んで、少し登ってみたんだけど、勾配がきつそうだったので、途中から引き返してきてしまった。
 宿に戻って、7時前から朝風呂に入ったんだけど、とても心地よい。露天風呂にも入って、ゆっくりと散策の疲れを癒した。浴後は、食堂で朝食を取り、荷物をまとめて、8時過ぎには宿を立った。
 国道7号線を南下し、大館市街へ入ってから、コンビニとガソリンスタンドに立ち寄り、大館郷土博物館へと向かった。樹海ドームの裏手の方にあったんだけど、昔の高校の校舎を利用した博物館で、旧体育館に常設展示がしてあった。自然、歴史、民俗、産業と幅広く展示してあり、別室の曲げわっぱ展示室も見て、良い勉強になった。
 見学後は、秋田犬会館へと行き、秋田犬展示室も見学したが、たくさんの犬に関する資料と忠犬ハチ公の展示は興味深かった。
 その後は、長駆帰途しなければ、ならないことも考え、早めに帰路に就くことにして、東北自動車道の十和田インターへと向かった。
 高速道路へ乗ってからは、ひたすら南下し、花輪サービスエリアでお土産を買ったのと、昼食休憩、給油以外は走り続けた。しかし、那須付近でやや渋滞に巻き込まれたものの、ほぼ順調に走って、夕方5時過ぎには浦和インターで下りることが出来てホッとして、自宅へ戻った。
 今回の旅行は、行きも帰りも東北自動車道を6時間以上連続運転したから、へとへとになった。やっぱり青森は遠いというのが実感だ。それでも、良い温泉に入って、きりたんぽ鍋、山菜料理、じゃあじゃあ麺、津軽の蕎麦など美味しいものをいろいろと食べてきた。そして、蕪島のウミネコ、鮫角灯台、十和田湖、おいらせ渓流などの写真もたくさん撮れて、まずまずの旅行だったかな....。

青森・秋田県の旅(2)

2007年06月23日 | 旅行
 朝早起きして、大町桂月の墓に行ってから、蔦温泉周辺の沼めぐりをした。遊歩道があるんだけど、森林に包まれ、とても爽やかで、良かったよ。一周1時間くらいかかったけど、蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、ひょうたん沼と巡って、写真を撮って行き、いい散策になった。
 戻ってきてから、「泉響の湯」に入ったんだけど、散策の汗と疲れが取れていくような、とてもいい湯だった。浴後、7時半前から、朝食を食べて、8時過ぎに出立した。
 まず、おいらせ渓流に沿って走ったんだけど、すばらしい景色なんだ。石ヶ戸という所で、車を駐めて、渓流の写真をたくさん撮った。
 その後、十和田湖の子の口へと至った。ここは、十和田湖の東部、奥入瀬川の流出口にあたり、奥入瀬渓流を散策する出発点ともなっている。湖岸には、遊覧船の発着場があり、御倉半島がよく見え、いろいろな角度からシャッターを切った。
 
 奥入瀬川の流出口と十和田湖遊覧船

 撮影後、国道102号線を西へ走って、御鼻部山展望台の駐車場に車を入れた。脇にコンクリート製の展望台が建ち、三大展望地(発荷峠、瞰湖台、御鼻部山)の中でも最も高い場所(標高1,011m)に位置して、晴れていれば、湖の形がくっきりと見えるそうだが、ちょっと霞んでいたのが残念だった。正面に御倉、中山の両半島を望み、その中間に中湖を望むすばらしいパノラマだ。天気の良いときは、津軽富士(岩木山)まで望めるとのことだ。
 
 御鼻部山展望台とその眺望

 次に、少し走って、滝ノ沢展望台から十和田湖の写真を撮ったんだけど、国道102号線と国道454号線との分岐点となる滝ノ沢峠に、2階建てのコンクリート製展望台があった。十和田湖北西部の高台にあたり、美しい眺めだが、視界がやや限定されているのが残念だ。 ここから、弘前方面への下りは、ブナの樹海を抜けて行くコースとなるが、大鰐温泉目指して、下っていった。そして、大鰐駅からは、弘南鉄道沿いに走って、鉄道写真を撮っていった。
 弘前市内に入って、弘前城跡へ行き、文学館を見学後、昼食に天ぷら蕎麦を食べたんだ。
 食後は、弘前城跡を散策したんだけど、建物はそれほど大きなものではないが、一の丸、二の丸、三の丸のほぼ全域が公園として残されているのが特徴だ。春になると桜の花が咲き誇り、素晴らしいとのこと。
 ここは、関東以北では、唯一の現存天守閣のある城跡として知られている。現存の三層天守は、1611年(文化7)に本丸辰巳櫓を移築、改修したもので、御三階櫓と称された。本来は1611年(慶長16)、津軽信枚公が完成させた5層天守が聳えていたのだが、2代信牧公のとき1627年(寛永4)の落雷で焼失した。現存天守閣の特徴は、見る方向によって姿が異なり、二の丸から見える東面、南面にだけ千鳥破風を飾り、本丸から見える北面、西面は銅扉の連窓としていることだ。
 また、城跡には他に3基の櫓と大手門はじめ5棟の櫓門が残り、国の重要文化財に指定されているし、石垣、土塁、堀なども残っていて、往時の状況を彷彿とさせる城跡だった。
 
 弘前城天守閣

 その後は、北へ向かい、五所川原市内へ至ってからは、津軽鉄道の写真を撮った。
 それから、金木町へと向かい、太宰治の「斜陽館」を見学してから、金木駅にも立ち寄り、写真を撮って、今日の宿、日景温泉へと向かっていった。
 夕食は、1階の食堂で食べたんだけど、テーブルには、きりたんぽ鍋、アユ塩焼、鯉のアライ、山菜、漬物、デザートなどが並べられ、お酒も冷やで2合徳利を頼んで、美味しく飲みかつ食べた。
 食後は、部屋に戻ったんだけど、テレビがなかったので、横になって明日のコースを考えていたら、まどろんできてしまい。早めに床に就いた。
続く

青森・秋田県の旅(1)

2007年06月22日 | 旅行
 朝5時に出立し、ひたすらに東北自動車道を北上した。途中、朝食休憩を取っただけで、走り続けた。そして、650kmほど走って、青森県の八戸インターで下りたのが、12時半だった。
 その後、蕪島(青森県八戸市)へと向かい、産卵中のウミネコの写真を撮ったんだけど、ものすごい数いて、びっくりした。島全体がウミネコで覆われているといった感じなんだ。 
 ここは、1922年(大正11)3月に国の天然記念物に指定されている。ウミネコは、2月頃から飛来しはじめ、3月には巣づくりが始まるそうだ。4月下旬から5月にかけて産卵、5月中旬には雛がかえり、7月下旬には成長した幼鳥が島を去るということが、毎年繰り返されているという。
 この島は、1942年(昭和17)から翌年にかけて、旧日本海軍により埋め立て工事が行われ、現在では陸続きになっているが、以前は孤島だった。毎年春になると、面積約1.8ha余の島に、3万~4万羽近くのウミネコが営巣のために訪れるので、市民からは春の訪れを告げる鳥として親しまれているとのことで、八戸市の鳥にも指定されている。
 蕪島一面に生息し、空を乱舞する様は、なかなかみごとなものだ。ウミネコは、くちばしの先端に黒と赤の斑点があり、脚が黄色く、尾に黒い帯があるのが特徴で、“ミャーオ、ミャーオ”と猫のような声で鳴く。蕪島のウミネコは、人なつっこいのか、人間が近づいても逃げない。平気な様子で歩いたり、とまったりしているのだ。とにかく一面が、ウミネコの営巣地となっていて、おびただしい数なのだ。島の上を乱舞する様は勇壮で、カメラで追いかけて何回もシャッターを切った。
 
蕪島神社とウミネコ

 その後、鮫角灯台まで至って、写真を撮ったんだけど、白亜のきれいな灯台で、牧場の隅に建っていた。灯台周辺は、あまり見晴らしが良くないが、北方向には、太平洋を望み、東方向には、葦毛崎の海岸線を見ることが出来る。隣接して、サラブレットの生産場として有名なタイヘイ牧場がある。今まで多くの名馬を輩出してきたそうで、広い牧場には、何頭かのサラブレッドが草をはんでいた。
 
 タイヘイ牧場と鮫角灯台

 それからは、十和田観光電鉄の沿線へ行って、鉄道の写真を撮ったんだけど、ほんとうにローカルな線で、気に入った。
 撮影後は、十和田湖方面へと向かい。今日の宿、蔦温泉旅館へと入った。ここの温泉は、男女入れ替え制の「久安の湯」と男女別の「泉響の湯」と2つの浴室があり、とてもすばらしくって、堪能したよ。
 夕食は部屋に運ばれてきて、地鶏鍋、カボチャグラタン、虹鱒塩焼、刺身(虹鱒、ホタテ他)、ナラタケ、ハナワサビ、デザート(すいか)等が並べられたが、なかなか豪華で、お酒も冷やで2合注文して、美味しく食事を終えた。
 食後は、横になって、テレビを見たり、明日のコースを考えたりしていたんだけど、うとうとしてきたので、早めに寝てしまった。
続く

蔵の湯鶴ヶ島温泉「蔵の湯 鶴ヶ島店」

2007年06月17日 | 埼玉の温泉巡り
今日は、日曜日で天気も良さそうだったので、朝からドライブに出かけることにし、午前中に「嵐山蝶の里公園」、昼食後「北本自然観察公園」と巡りながら蝶の写真を撮った。
 併せて、4時間以上も歩いたので、汗をかいて、疲れてもいた。そこで、帰路に新しく、温泉を導入した「蔵の湯 鶴ヶ島店」に立ち寄っていくことにした。
 国道407号線を南下し、鶴ヶ島市役所の近くで右折し、県道に入って、派出所の所で左折して、しばらく走ると、日帰り入浴施設らしい建物が見えてきた。
 ここは、蔵の湯系のスーパ銭湯として営業していたんだけど、地下1,200mからの温泉掘削に成功し、2007年4月25日より温泉利用が出来るようになった。泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、湯量も毎分294リットルと豊富だと聞いていたので、一度訪れてみたいと思っていたのだ。
 「蔵の湯」というだけあって、蔵造りを摸した外観になっている。駐車場は脇に広くとってあり、難なく車を駐めて、玄関へと向かった。入口を入るとシューズロッカーがあり、コインを投入しなくても靴が入れられるのがいい。
 受付前には、自動販売機があって、700円也を投入して、土日祝日大人一般入浴券を買った。なんでも、朝8時から10時までに入場すると、朝風呂料金420円というのがあるそうだ。
 カウンターに入浴券を出したが、シューズロッカーキーは自分で持ったまま入場するシステムだ。浴室は1階にあり、右左で、男女が別れる。暖簾を潜ると、脱衣場があり、ここでもコイン投入無しで、ロッカーが利用できるのが気に入った。
 服をていねいにぬぐと内湯スペースへと入って行ったのだが、「北投石風呂」、「電気風呂」、「気流・泡流の湯」、「腰掛け湯」、「備長炭水風呂」、「源泉ぬる湯」とあるものの、温泉が使われているのは「源泉ぬる湯」だけだった。しかし、この「源泉ぬる湯」がとても心地よかったのだ。源泉を38℃くらいに加熱し、掛け流しになっていて、肌触りが心地よい。足を伸ばして、じっくり湯に浸かっていると、疲れが抜けていく感じがしていいのだ。気に入って、少々長湯した。このスペースには、「スタジアムサウナ」もあって、利用することが出来る。
 ドアを開けて、野天風呂スペースへ出ると、「洞窟風呂」、「打たせ湯」、「生源泉つぼ湯」2つ、「ふみ石湯」、「岩風呂」、「寝ころび湯」、「かわりの湯」と各種浴槽がある。「かわりの湯」以外は、すべて温泉が使われているが、その使用法が異なっているのが面白い。「生源泉つぼ湯」は、源泉(30.1℃)がそのままの温度で、注がれていて、「打たせ湯」と「洞窟風呂」は40℃に加温、そのオーバーフローした湯が下流の、「岩風呂」や「寝ころび湯」に流れ込んでいるが、そこでも、41℃に加温、非加水・循環濾過による管理が行われている。

 「蔵の湯 鶴ヶ島店」の洞窟風呂

 特に気に入ったのが、「生源泉つぼ湯」で、30.1℃の源泉がそのまま注がれていて、最初は少し冷たいような感じもするが、じっくりと浸かっているとじわっと温かみが出てくる。とてもすばらしいものなのだ。相応な注ぎ込みがあり、お湯をじっくり味わいながら、体を癒した。このスペースには、「蒸気蔵(麦飯石スチームサウナ)」もあって、併せて使用することが出来る。
 最近出来た日帰り温泉としては、標準的な大きさだとは思うが、泉質も良かったので、じっくり浸かって、リラックスすることが出来た。
 時間制限もないので、併設されているお食事処「蔵」、アカスリエステ、「丸井健康室(整体ルーム)」などを利用しながら、のんびり過ごすのも良いかも知れない。
 じっくりと温泉を堪能し、疲れを癒した後は、自宅へと戻っていった。

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