<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

竜とインド

2005-05-21 19:39:37 | ガルマルの鼻歌で散歩
以前、竜樹というインド人のことを書きました。竜という意味のナーガと木の種類であるアルジュナが足された名前の人です。ところで、ナーガ(竜)というのはたぶん、コブラのことといわれています。もちろん、竜とは中国人が信じる動物であってナーガとは違うものでしょう。しかし、仏教を受け入れた時に、ナーガを竜と受け入れたのだと思います。

写真は、タイのチェンマイのお寺で写したものです。仏陀を守るようにナーガが、頭を広げて傘のような役目をしています。仏教では竜は守護者としての位置を占めていると思います。ナーガという言葉は、かってインドの文明を受け入れたところでは、いまだ使われています。マレー語圏でもタイでも、東南アジア一帯にナーガという言葉は普及しています。先日述べたモン族の刺繍にもナーガが頻繁にモチーフとして出てきます。

一方、西洋ではどうでしょうか。ここにも、ドラゴンと呼ばれる竜のような動物がいます。ところが、インドや中国とは反対に悪として存在します。たとえば、指輪物語に悪いドラゴンが出てきますよね。

ただ、仏陀を守護する竜といい、腹が減って倒れそうな仏陀を支えたアルジュナという木のことを思うと、仏陀のような人間の師といわれる存在も動物や植物の支えで生きているに過ぎないという気がするのです。

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2 コメント

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ナーガはどこにいますか? (sarusuberi)
2005-05-23 09:16:31
はじめまして、ガルマルさん。sarusuberiといいます。僕も、良くタイに行きます。ところで、写真に写っているのは竜樹という人ですか? それから、ナーガというのは、どこに写っているのですか?
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こんにちは (ガルマル)
2005-05-23 09:22:34
はじめまして、sarusuberiさん。この名前は、木のサルスベリですか。夏に咲く木ですよね。よい名前ですね。



ところで、この写真は竜樹ではありません。お釈迦様だと思います。この像は足を半分かけているので半跏思惟像だと思います。大乗仏教だと菩薩の座り方なのですが、タイなどで盛んな上座仏教では仏陀の像にも使われています。



ナーガはどこに?という質問ですが、仏陀の像の後ろに黒く見えるのがナーガです。キレイに写った写真がないので、これをアップロードしました。もっと、良い写真があればアップしますね。コメントありがとうございました。

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