<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

ロックと仏教

2007-09-29 10:38:06 | ガルマルの鼻歌で散歩
1970年にジミー・ヘンドリックスとジャニス・ジョップリンが亡くなって、1971年にはジム・モリソンが亡くなりました。その前には、1969年にブライアン・ジョーンズがなくなってます。あれだけ、盛り上がっていた70年安保闘争も1970年に入ってからは話題になりにくくなりましたね。それに、1972年のあさま山荘事件や1970年のよど号ハイジャック事件なんかがであって学生運動も下火になりました。そんな中で、ロックも段々、過激さがなくなったような気がします。最後の過激さがT・レックスとかデビッド・ボオイのグラム・ロックでしょうか。私がロックを聴いていたのは、このくらいまでです。その後は、いわゆるハード・ロックとか、プログレッシブ・ロックに変わっていたんでしょうが、音は過激でもなんだか、自分とは違う世界という気がしました。

というわけで、1973年にデビューしたクイーンとか、1974年にデビューしたキッスについてはあまり知らないのです。でも、ちらりちらりと聞いた限りの印象は、普遍性の高いロックだなってことです。ちょうど、仏教やキリスト教のように普遍性があるロックです。万人に愛されるロックです。このころから、ロックは何百万枚もLPが売れる音楽になったんです。それに嫌気をさしたからだと思うんですが、1990年代にはグルンジと呼ばれる特定の人を対象にしたロックが出てきます。ニルヴァーナのように少し面白いバンドが出てきます。

ということで、仏教とロックを比べてみると、反社会的な宗教ともいえる仏教のはじまりのころ、原始仏教と呼ばれるころは1960年代後半のロックと似ています。そして、大乗仏教はクイーン、キッスに代表される万人に愛されるころと比較できます。そして、グルンジは密教的です。というわけで、特に、仏教の歴史とロックの歴史は長さの違いはあるけれど、構造的に似ているんじゃないかと思うんです。