追伸 ガルマルの頭

頭を冷蔵庫に二回もぶつけたおかげで、調子が悪くなったガルマルの頭のことを前回、書きました。その続きです。

家のものとなんかの弾みでそんなことを話していた時のことでした。頭を冷蔵庫に打って以来、単語が思い出せなくなったり、思っているのと違う単語を言ったりするといいました。それにたいして、家のものは、頭を打って以来ということはない、ずっと前からそうだ。と主張するのです。そういえばそうだったかなと納得するガルマルでした。

ガルマルの頭

数日前のことでした。冷蔵庫の前で、バランスをとる練習をしていました。片足をあげて、右足と両手を自由自在に動かすことが大事であります。倒れたら駄目です。それが、ガルマルの掟です。

それが、たまたま、その日は運が悪くバランスを崩してしまいました。そういう時は、ガルマルは手をついてはいけません。あくまで、重力に従い最後までバランスをとらなければなりません。

結局、バランスを崩したまま、頭から冷蔵庫にぶつかってしまいました。大声で痛いと叫んだものですから、家中のものが集まりました。どうしたんだと家のものがいうものですから、起こったことを再現しました。そうすると、もう一回、頭を冷蔵庫に思いっきりぶつけてしまいました。

冷蔵庫には、大きなくぼみが二つできてしまいました。家のものからは馬鹿にされるは、自分の頭は痛いはで、ガルマルにとっては散々だったわけです。いまでも、たんこぶが頭にあります。

ところで、その後なのですが、頭がおかしいのです。簡単なこともすぐに言えないし、物忘れもひどくなりました。頭を冷蔵庫がくぼむくらい売ったせいだと思うのですが、家のものは自業自得だといって誰も同情してくれません。ただの加齢に伴うぼけならいいのですが、頭が変になったのなら少し大変です。

というわけで、バランスをとる時は場所を選ぶようにというのが今日の教訓です。