銀城歌劇団楽屋日記

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今年の夏、気になった曲について

2015年09月05日 21時07分06秒 | 劇団楽屋日記
どもども。今日はBUCK-TICK以外の、日常耳にして気になった音楽の話を♪

まず1曲目は「宇宙サーカス」じゃなかった…「宇宙ダンス」

今年も人気の「妖怪ウォッチ」の最新ED曲なのだが最初コレを耳にした時にはてっきりPOLYSICSが楽曲提供したのかと思ったつーか、子供向けアニメEDと言うポピュラーな媒体に直球のテクノを持ってきたのには驚きましたね

いやテクノ自体は割とJ-POP界ではポピュラー化してるけど、今主流の中田ヤスタカPのは「ポンポンポン」「ティンティンティン」などスキャット部分は軽く跳ねる様な響きのワードを羅列し、メインVoも女性アニメキャラ風の声質で音の構成もダンサブルかつポップで・・・と結果似た様な要素ばかりで構成されているのでどうしてもフラットな印象を受けるんだよね・・・

だけど「宇宙ダンス」は軽快なエレクトリックサウンドにハキハキとした力強い生のボーカルを組み合わせると言う、一曲中に相反する2つの要素が上手く絡み合って妙な心地よさが生まれると言うほぼ正統派のテクノサウンドを打ち出してんだよね(中田Pのは音程がブレない様に最初から歌い手の声にボコーダーをかけているから均質化されてちょっと面白みに欠けるんだよな)

とにかく、個人的にポリやYMOやKRAFTWERKと言った直球テクノ好きには「宇宙ダンス」は激しくツボりましたね♪昔ながらのテクノ好きの今井先生もこのチョイスには思わず「ひゃひゃひゃ」とニヤついてるに違いない…←勝手な想像ですけど

2曲目は神田沙也加が出ているアース蚊取り線香(渦巻香)のCM曲。ネット上では作詞作曲は不明となっているのだが、東洋風かつ過剰にメロディアスな曲調から

「・・・コレってもしかしてボカロ曲?」

と思ってしまったつーか、先にどっかの車のCMで使われた(!?)「千本桜」にどことなく似てんだよな~

現在のヒップホップやラップ、サビを強調したポップスと言った音の要素が「強」ばかりで複雑なメロディを味わうと言った楽しみがすっかりなくなってしまった昨今のJ-POP界において、自由な発想で作った音楽を無名の作り手が競い合う(作り手はボカロPと呼ばれます)「ボカロ曲」は今や立派なカウンターカルチャーとして注目されていますけど、どれも過剰に抒情的な曲調が目立つのはやっぱりオタクの人達の嗜好が反映されているからなのかな~(昔のアニソンも今や戦中派の人達の「軍歌」扱いらしいしな・・・)

私自身は特にボカロ曲が好きって訳じゃないのだが(初音ミクとかの女性声はまだいいとしても男性声は人工的な声質がダメだったわ)、プロの曲作りにはないインパクトを求めてCMプロデューサーがボカロPに依頼ばかりする様になったらソレはソレで心配だけどな・・・(TV界ではすでにYouTubeの素人映像素材に頼りすぎた番組作りが問題視されているしね)
コメント
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