寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

義兄逝く(20140303)

2014年03月03日 22時47分15秒 | 日記・エッセイ・コラム

 このところ暖かい日が3日続くと次の3日ほどは寒い日が続くという天気が繰り返されています。昨日から今日も雨もようの寒い日になりました。

   昨年末姉の逝去に続いてその夫(私にとって義兄)が遠くへ旅立ちました。もう少しで米寿を迎えるところだったのに残念です。義兄は戦中戦後を通して他の同世代の方々と同様に大変な苦労をして成功し定年を迎え、悠々自適の生活を手に入れた方でした。会うといつも姉の話や子供らの自慢話に花を咲かせるのでした。
 若い頃は良く山へ出かけていました。山で写した写真は自分でDPEをこなし、すばらしい写真を見せてくれたものです。また手作りの望遠鏡を使って星の写真もしばしば写していたようです。当時素人の移した星の写真はあまり見かけることがなかったのですが、私も真似をしたいと思うほどの出来映えでした。
 何事にもきちっとした性格を現していたのでしょうね。
 一度こんな話を聞いたことがあります。部下の人たちを連れて飲みに行くと最後までいることはなかったそうです。それは若い人たちがゆっくり飲めるようにと言う心遣いだったそうです。勘定は先に払っておくか、財布を部下の一人に預けて帰ることにしていると言うことでした。今の時代にはこのようなことは少ないようですが、昔はあったのですね。しかし、それは自分の自由になる金額の範囲のことで家計に影響をおよぼすことは全くなかったと言うことでした。
 私も大学受験の時に義兄の家で勉強に専念させたもらったことがあります。そのお陰で大学に入ることができ今の私があるのです。感謝の気持ちでいっぱいです。
 お兄さん、もう姉とお会いになりましたか。そちらの世界でもお二人仲よくお過ごし下さい。