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合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

乗馬

2012-06-18 11:17:37 | 日記

乗馬体験をした。

最近、何度も利用している小田急線で、「渋沢」駅からマイクロバスで15分。

案の状、山の上。

急な坂を上っていくと自家用車が何十台も路肩や駐車スペースを埋め尽くしている。

玄関に横付けになり、バスを降りる。

職員が何人か並んでお出迎え。

「体験に」と告げると、少し奥まった机のところに案内された。

隣の席では二人連れが、書類の記入をしながら、談笑している。

優しげな女性が、笑顔で、あれこれ話しかけてくる。

書類についての、説明を受けて、談笑しながら、記入していく。

病歴、体調、投薬のことなど色々な項目があった。

レンタル(長靴やジャケット、帽子など)占めて1,050円と保険料200円を払う。

長靴を履いてジャケットを着る段に、「(馬の背に乗ると)暑くなりますよ」との助言に一枚脱いで

半袖のTシャツになる。

テープがついていて、フィットさせる。救命胴衣みたいだ。

帽子には汗取りテープが張られて、さっそく、かぶってみる。

ぴったりだった。

服装の準備ができると、荷物をロッカーにしまう。

2階に案内され、順番を待ちながら下の馬場ですでに馬乗の人たちの様子を観察。

楽しそうに、手綱を取られながら、ゆっくり、ぐるぐる回っている。

ほどなく、順番が来て、今度は、優しげな男性が迎えに来てくれた。

色々話しながら厩舎へ。

今日の馬はこの「ムスタングです」と紹介。

ムスタングは、食事中。

食事が終わるのをまって、鞍などをつけられ、馬場へ。

「はいどうぞ」といきなり、馬に乗るための踏み台がセットされた。

「上に乗って、左手で手綱とたてがみを、右手は鞍をつかんで、

左足を鐙に乗せたら、右足を振り上げて、鞍にまたがって」

いわれた通りに、難なく馬上へ。

高いとは聞いていたが、確かにずっと下にトレーナーの顔がある。

平均台の上に腰かけているようで、気持ちは不安定。

横に揺れたら、落ちそう。内心びくびく。

色々な話のなかで、「えらそうに乗っていてください」という。

かかとあたりで「トントントン」とけるのだそうな。

それが進め。

トントントンとけるが、強くすると痛そうに思うので、つい軽くしてしまう。

はっきり、わかるようにするほうがいいそうな。

会話のなかには、馬の性質も色々あること。

「ムスタング」は、消極的なところがあるとか。

ぱっか、ぱっかとゆっくり歩き始める。

時折立ち止まりそうになると、「トントントンとしてください」と言われ、かかとでたたく感じ。

「とまれをしてみて」と言われ、事前にとまれの時は手綱を両手で引くとあったので、両手で手綱を引いてみた。

止まった。

いい感触。

「進めをしてみて」と言われまたゆっくり進む。

初めの不安定感は、消えて、ゆったり、した揺れを楽しむ。

そのうち、「速足してみますか」とのこと。

「やってみる」と即答。

歩いている最中に、「トントントン」を3回続けると、速足になるそうな。

まず、歩き始め。少し進んだところで、トントントンを3回。

初めは、少し、早くなるくらい。

それを何度かすると、大分早くなり、鞍の上で踊った。

歩くと、ちょっとの速足では、まるで違った。

ほどなく、またゆっくりモードに。

しばらくまた、色々な話をしながら、歩く。

いくらか、たつと、「もう一度速足してみます?」

ちょっと考えて、せっかくのチャンスなので、もう一度やってみることに。

一度体験したあとなので、気持ちには、ゆとりが。

鞍の上でぴょんぴょんも面白い。

馬に乗ると、お尻がいたくなるそうな。

明日か明後日あたり、椅子に掛けられないほどになると困るなあと

ふと思った。

ふとしたことで、実現した、馬乗体験。

馬に触れ、背中で揺られ、速足も、体験した。

馬の暖かさ、馬の首筋の毛並の柔らかさ。

顔は、ごつごつと骨があたり、耳は思ったより固め。

近くで見た馬の瞳の大きさと優しげなまなざしは、心癒された。

「ムスタングや、私はここにしかいません。また会いにきてください」

との熱いメッセージが心に残った。

 


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