海に囲まれた日本。
民族としては、日本国という日本人が大勢で住む。
異邦人とか、異国の人は、パスポートを持っていて、観光や一時的な就労、学校に通うなどの
意味を持って、住む。
長年、日本人とは呼ばれずに、定住している人は、日本国内で、80万と言われた時があった。
永住在留とか、特別永住などの、区別があるそうな。
とにかく、この国に住んでいる者は、日本国籍を持つもの、永住許可を持つもの、観光や就労のビザで一時的に訪れるもの、その他と、様々ある。
日本国内で、日本国籍を持つ両親から産まれ、届を出している者にとっては、悩むことのない、区別や差別を感じないですむことも、少し違う環境の者にとっては、大きな問題となりうる。
つまり、日本人なら感じないであろう、他国籍の者からみれば、幸福と呼べることが、あるということになる。
日常的に、韓国語、ヒンディー語を耳にしたり、欧米、アジアと思しき顔立ちの人に会うことの多い、地域に住んでいても、日本人だからこそ、気にしない、気がつかないことは多々ある。
一部を守るということは、他者を排除することに繋がることもある。
心が冷えてくる。
日本人が知らない幸福
武永賢
新潮新書